ディランザ

ディランザ
外国語表記 DILANZA
登場作品 機動戦士ガンダム 水星の魔女
デザイナー 形部一平
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スペック
分類 量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 MD-0031
頭頂高 18.2m
重量 85.3t
開発組織 ジェターク・ヘビー・マシーナリー
所属組織
母艦 ジェターク寮学園艦
主なパイロット
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概要編集

パワーに優れたジェターク社製の汎用モビルスーツ

開発にあたりジェターク社は「累加による普遍性」を求めた。各要素の足し引きによって最善のバランスを構築している通常の設計思想とは異なり、前提として強力なパワーと堅牢な装甲を与えて一定の優位性を確保。体格の大型化に伴う機動性の低下は、推進器の大容量化に加えてホバークラフトユニットの採用で補っている。

足りない部分へ積極的に要素を付与させていくという、ある意味で力技とも取れるこれらの方策は結果的に機体性能の調和を生み出し、ディランザはジェターク社を代表する優秀な汎用MSとして評されるまでに至った。

アスティカシア高等専門学園のジェターク寮でも多数のディランザが配備され、グエル・ジェタークラウダ・ニールなど乗り手に向けて用意された仕様機も複数存在する。

ジェターク寮の機体は学園規定に基づき約30パーセント減の出力制限がかけられており、実戦用として制限が施されている。ただし、出力制限の解除は大規模な改修作業を必要とせず、機体のOSにリミッター解除プログラムを実行する事で本来の力を取り戻す事ができる。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダム 水星の魔女
初登場作品。初登場の第2話でダリルバルデの標的機として2機登場したが、一瞬で懐に入り込まれ、まとめて細切れにされるというやられ役としてのデビューとなる。
その後、第14話でフェルシー・ロロが搭乗しランブルリングに参戦。ラウダディランザのフォローに入りつつレネ・コスタハインドリーと対決するが、直後乱入したガンダム・ルブリス・ウルガンダム・ルブリス・ソーンの襲撃で被弾したラウダ機をかばい、戦闘不能になる。その後、ルブリス・ソーンによる再度の無差別攻撃が発生した際にはその迎撃のために出撃し、デミバーディングと共闘した。
続く対クワイエット・ゼロ戦では予備戦力として学園艦に搭載されていたが、ラウダ、グエルの兄弟喧嘩を止めるために活躍。その後フェルシー機はグエルに預けられ、ガンダム・キャリバーンの直掩としてクワイエット・ゼロへ同行した。
また、小説版では白と金色を基調としたカラーリングのラングランズ社所属の機体が登場し、ユーシェタス・ミルザハニが搭乗した。

装備・機能編集

武装・必殺攻撃編集

ビームバルカン
胸部の固定ビーム兵装。出力こそ低いが連射性に優れ、決闘時など主に牽制に使用される。
ビームトーチ
幅広のビーム刃を形成する、ディランザ共通の近接装備。通常はシールド裏側のウェポンドッグにマウントされる。
ビームライフル
ジェターク社製MS用に開発された共通規格の携行火器。バースト射撃以外にも複数の射撃モードに対応。非使用時はシールド裏のウェポンドッグにマウント可能。
シールド
肩部に接続する防御兵装。裏側にウェポンドッグを備え、ビームトーチやビームライフルをマウント可能。ビームライフルの予備マガジンもここに収納される。
消火用装備
消火剤を射出する手持ち式のランチャー。
『水星の魔女』第23話でフェルシー機が使用。

関連機体編集

ディランザ グエル専用機
グエル・ジェターク専用にカスタムされたディランザ。羽飾りの付いた大型ブレードアンテナとマゼンタの装甲が特徴。
ディランザ ラウダ専用機
ラウダ・ニール専用機。両肩にラウンドタイプのシールドを装備し、大型ヒートアックスを携行する。
ディランザ・ソル
ディランザの実戦配備型。背面にHCミサイルランチャーを装備する。
ウィタリクス
ラングランズ社がジェターク社からの技術提供を受けて開発した機体。フレームの大部分を本機から流用している。
俺ディランザ
形部氏本人が自分用の機体としてお遊びで描いたカスタム機。「HG ディランザ (一般機/ラウダ専用機)」の発売にあたり自身のツイートでイラストを投稿している(現在は削除)。規定ギリギリまでブレードアンテナを短くしている点以外は識別用のペイントなどを施す程度に留まっている。

商品情報編集

ガンプラ編集

資料リンク 編集

リンク編集