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| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 鹵獲改修機
 
| 型式番号 = MSN-06S
 
| 型式番号 = MSN-06S
 
| 全高 = 22.6m
 
| 全高 = 22.6m
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「[[袖付き]]」が[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から強奪した試作機をベースに開発した[[ニュータイプ]]専用[[モビルスーツ]]。袖付きの領袖たる[[フル・フロンタル]]の専用機である。
 
「[[袖付き]]」が[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から強奪した試作機をベースに開発した[[ニュータイプ]]専用[[モビルスーツ]]。袖付きの領袖たる[[フル・フロンタル]]の専用機である。
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]による「[[UC計画]]」の一環として、アナハイムが[[サイコフレーム]]の限界性能とデータ収集を目的に開発していた。かつての[[サザビー]]や[[νガンダム]]と同じく[[ムーバブルフレーム]]の一部にサイコフレームを採用しているが、サザビーなどと比べてサイコフレームの採用部位が多用科されている為、機体はよりスマートなシルエットを持つ。
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元々は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]による「[[UC計画]]」における[[ユニコーンガンダム]]開発の事前検証の一環として、[[サイコフレーム]]の限界性能とデータ収集を目的に開発していた試作機[[シナンジュ・スタイン]]である。かつての[[サザビー]]や[[νガンダム]]と同じく[[ムーバブルフレーム]]の一部にサイコフレームを採用しているが、サザビーなどと比べてサイコフレームの採用部位が多用化されている為、機体はよりスマートなシルエットを持つ。
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シナンジュは本来、[[ユニコーンガンダム]]開発の事前検証用の一環としてサイコフレームの強度・追従性をテストを目的として開発された。しかし、その性質は一般パイロットの操縦では計測不能な限界数値を取得するべく、機械上での試験を主とした「極めて端的」な機体であった。[[ファンネル]]等の[[サイコミュ]]遠隔操作兵器も一切設定されておらず、標準範囲に対応した最低限の武装に留められていた事も加え、戦闘兵器としてはバランスの悪い機体である。しかし、この「極めて端的」な機体は「シャアの再来」と呼ばれたフロンタルが搭乗した事でその性能を発揮し、強奪後に換装された真紅の装甲を以て、フロンタルを「赤い彗星」として認めざるを得ない説得力を与える機体となった。
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本来サイコフレームの強度・追従性のテストを目的として開発されたが、その性質は一般パイロットの操縦では計測不能な限界数値を取得するべく、機械上での試験を主とした「極めて端的」な機体であった。[[ファンネル]]等の[[サイコミュ]]遠隔操作兵器も一切設定されておらず、標準範囲に対応した最低限の武装に留められていた事も加え、戦闘兵器としてはバランスの悪い機体である。しかし、この「極めて端的」な機体は「シャアの再来」と呼ばれたフロンタルが搭乗した事でその性能を発揮し、強奪後に換装された真紅の装甲を以て、フロンタルを「赤い彗星」として認めざるを得ない説得力を与える機体となった。<ref>なお、『UC』Episode 2で[[アルベルト・ビスト]]が持っていたシナンジュのデータは形状に異なる部分が見られるが、これは強奪・改装後の機体を連邦軍の情報部が予想・再現したものであり、本機は勿論のことスタインとも異なる形状となっている。</ref>
    
最大の特徴として、背面と脚部側面に型のフレキシブル・スラスターがセットアップされており、ユニット自体に可動領域が備えられた事により、いかなる姿勢にあっても驚異的な推力で操縦者の機動イメージを具現化する。
 
最大の特徴として、背面と脚部側面に型のフレキシブル・スラスターがセットアップされており、ユニット自体に可動領域が備えられた事により、いかなる姿勢にあっても驚異的な推力で操縦者の機動イメージを具現化する。
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==登場作品と操縦者==
 
==登場作品と操縦者==
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:初登場作品。[[フル・フロンタル]]の乗機として小説第3巻およびOVA版Episode 2から登場。[[バナージ・リンクス|バナージ]]の[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]と幾度も死闘を演じた。
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:初登場作品。[[フル・フロンタル]]の乗機として小説第3巻およびOVA版Episode 2から登場。作中最大の敵として[[バナージ・リンクス|バナージ]]の[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]と幾度も死闘を演じた。OVA版では最終決戦において強化形態として[[ネオ・ジオング]]が登場し、通常のシナンジュでユニコーン2機と渡り合う小説版、ネオ・ジオングの圧倒的火力とサイコ・シャードの力で2機を圧倒するOVA版、といったように異なる形で驚異的な戦闘力を見せた。
    
==装備・機能==
 
==装備・機能==
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:;サイコフィールド
 
:;サイコフィールド
 
::サイコフレームが起因している原因不明のエネルギーフィールド。パイロットやパイロットに関わった人物、機体の周囲にいる人物の意志に反応し、様々な挙動を見せる。
 
::サイコフレームが起因している原因不明のエネルギーフィールド。パイロットやパイロットに関わった人物、機体の周囲にいる人物の意志に反応し、様々な挙動を見せる。
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;フレキシブル・スラスター
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:シナンジュの背面と脚部に装備する大型推進装置。ユニット自体が可動機構を備え、機体がいかなる姿勢であっても操縦者がイメージする軌道制御を驚異的な推力で具現化する。インテンション・オートマチックによる「操縦イメージを直接機体に反映させる」機能とフロンタルの高度は技術によって驚異的な軌道を描く。
    
===武装・必殺攻撃===
 
===武装・必殺攻撃===
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;シールド
 
;シールド
 
:攻防一体の多目的装備。宇宙世紀0090年代、シールドに複合機能を持たせる事が主流であり、ビーム・アックスの収納、グレネードランチャー、バズーカのマウントが可能。原型機の物を解体再構成して火器システムなどの改装を加え、袖付きとしての意匠を施した物。
 
:攻防一体の多目的装備。宇宙世紀0090年代、シールドに複合機能を持たせる事が主流であり、ビーム・アックスの収納、グレネードランチャー、バズーカのマウントが可能。原型機の物を解体再構成して火器システムなどの改装を加え、袖付きとしての意匠を施した物。
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;60mmバルカン砲
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:頭部に2門内蔵されている機関砲。
    
==対決・名場面==
 
==対決・名場面==
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;[[ヴァイスシナンジュ]]
 
;[[ヴァイスシナンジュ]]
 
:『[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]』に登場するガンプラ。全身が白を基調としたものとなっている。
 
:『[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]』に登場するガンプラ。全身が白を基調としたものとなっている。
   
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
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<amazon>4797385324</amazon>
 
<amazon>4797385324</amazon>
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==リンク==
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-unicorn.net/novel/ms/ms_sinanju.html 機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN:シナンジュ]
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*[http://www.gundam-unicorn.net/tv/ms/08.php 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』公式ホームページ:シナンジュ]
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== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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== 脚注 ==
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:しなんしゆ}}
 
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[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
 
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