コジマ大隊

コジマ大隊 (Kojima battalion)編集

機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場する地球連邦軍の部隊で、正式名称は『極東方面軍第1機械化混成大隊』。大隊長のコジマ中佐の名を冠して『コジマ大隊』と呼称される。

連邦陸軍では最初期にモビルスーツを配備された部隊で、宇宙世紀0079年の7月に配備されたとされる。本部管理中隊、MS2個中隊、対MS中隊からなり、MS中隊と対MS中隊はそれぞれ4個小隊で構成される。各MS小隊には陸戦型ガンダムまたは陸戦型ジム3機と74式ホバートラック1台が配備されているため、大隊全体としては24機のMSを運用することとなる。ただし第02、05小隊は壊滅状態にあり再編中[1]。また大隊内の規律もあまり厳しくなく、ジダン・ニッカードが服務中に飲酒していたり、第07、08小隊間で喧嘩沙汰が頻発したりと服務態度に問題のある隊員も多い。

主戦場は南アジアから東南アジアにかけての山岳地帯・密林地帯で、ジオン公国地球制圧軍中央アジア方面軍だけでなく現地のゲリラ勢力も所在する極めて不安定な地域を担当している。基地は前線基地としては広いが、大隊長のコジマがエアコン嫌いであるため空調設備は司令部でさえあまり整っていない。

上記の通りアジアでジオン軍と対峙す最前線を担当していたが、オデッサ作戦の後にアプサラスシリーズの開発拠点でもあるラサ基地の所在を掴んだことで上位部隊である機械化混成連隊の指揮の下大規模攻勢に参加、アプサラスIIIによって主力のMS部隊はほぼ壊滅状態に陥る。

大隊編成 編集

第1機械化混成大隊 (コジマ大隊)
本部管理中隊
  • 通信小隊、医療班等
MS第1中隊
  • 第01小隊 装備機:陸戦型ガンダム
  • 第02小隊 装備機:陸戦型ジム (小隊壊滅に伴い再編中)
  • 第03小隊 装備機:陸戦型ジム
  • 第04小隊 装備機:陸戦型ガンダム
MS第2中隊
  • 第05小隊 装備機:陸戦型ジム (小隊壊滅に伴い再編中)
  • 第06小隊 装備機:陸戦型ガンダム
  • 第07小隊 装備機:陸戦型ジム
  • 第08小隊 装備機:陸戦型ガンダム
対MS歩兵中隊
  • 301小隊
  • 302小隊
  • 303小隊
  • 304小隊

登場作品編集

機動戦士ガンダム 第08MS小隊
主人公シロー・アマダの所属部隊として第2話以降登場。以後終盤のラサ基地攻略戦まで、連邦側のMSの殆どはコジマ大隊所属機である。最終的に大隊長であるコジマやシローを除く第08小隊の面々など一部の隊員は生還したものの、上記の通り戦力の大部分を喪失した。

主な構成員編集

コジマ
大隊長で中佐。エアコン嫌いの昼行灯といった印象だが、実際は部下想いの気骨ある人物。
ジダン・ニッカード
常にテンガロンハットを被った老人で、補給中隊長の中尉。酒好き博打好きで素行は決して良くないうえ、補給物資だけでなく大隊長のサイン入り命令書まで調達できる癖の強い人物。
シロー・アマダ
08小隊隊長として赴任してきた新米士官。次第に隊員たちから認められ、ゲリラとの協力関係を築くことに成功する一方でジオンの士官とのスパイ疑惑が発生してしまう。
カレン・ジョシュワ
08小隊のMSパイロットで、元医学生。理想主義のシローにもつらく当たるが、次第にその人柄を認めていく。
テリー・サンダースJr.
08小隊のMSパイロット。3度目の出撃で小隊が全滅するというジンクスがあり「死神サンダース」と呼ばれていたが、ジンクスを打ち払ったことで隊の面々に心を開いていく。
エレドア・マシス
08小隊の索敵手で、元ミュージシャン。公式サイトによると、シローの前任の隊長をノイローゼにして後方送りにした張本人。
ミケル・ニノリッチ
08小隊のホバートラック運転手兼機銃手兼予備MSパイロット。新米兵士で、遠距離恋愛中のB.B.という恋人がいる。
サリー
07小隊の女性兵士。ホバートラックの索敵手。
ロブ
07小隊の小隊長を務めるMSパイロット。少尉。
マイク
07小隊のMSパイロット。素肌の上からジャケットを着用している。
ジョニー・ナカミゾ
主に陸戦型ジムの整備を担当する第4MS整備中隊の分隊長。08小隊のシローとはハイスクール時代からの幼馴染。

保有戦力編集

  うち1機はガンダムEz-8に改修

部隊編集

第08MS小隊
劇中でシロー達が所属する部隊。アプサラスシリーズとの度重なる交戦やゲリラとの共闘など特に豊富な経験を積んでいる反面、シローのスパイ疑惑が浮上するなど問題のある部隊でもある。
第07MS小隊
第08小隊に度々喧嘩を吹っかけている小隊。作中を通して欠員の出ている状態だったが、理由は不明。

関連拠点・施設編集

ラサ基地

関連組織編集

地球連邦軍

関連用語編集

資料リンク 編集

リンク編集

脚注編集

  1. U.C. HARD GRAPHのサイト内に当該記述があるが、いつ時点での話なのかは不明