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[[地球連邦政府]]の参謀次官[[アデナウアー・パラヤ]]の娘。<br />実母は離婚して家を出て行き、父の愛人とは険悪な仲という家庭環境で育ったためか、反抗心の強い我侭なお嬢様として育っていた。[[ニュータイプ]]への関心が深く、インドでニュータイプ主義者の僧のもとで学んでいた。自身もニュータイプとして高い資質を持っている。ところが、父親によって強制的に宇宙へと連れていかれたことでクェスの運命が変わる。ニュータイプへの関心が強いクェスは初めての宇宙に惹かれ、かつてニュータイプとして名を馳せた[[アムロ・レイ]]や[[シャア・アズナブル]]と出会う。シャアの優しさに触れたクェスは「父親」を求めて彼のみを拠り所として慕う。そして、シャアに言われるがまま戦場へと駆りだされたクェスは父親を手にかけ、最期は[[ハサウェイ・ノア]]を庇うような形で死亡した。
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[[地球連邦政府]]の参謀次官[[アデナウアー・パラヤ]]の娘。<br />実母は離婚して家を出て行き、父の愛人とは険悪な仲という家庭環境で育ったためか、反抗心の強い我侭なお嬢様として育っていた。<br />[[ニュータイプ]]への関心が深く、インドでニュータイプ主義者の僧のもとで学び、自身もニュータイプとして高い資質を持っている。<br />ところが、父親によって強制的に宇宙へと連れていかれたことでクェスの運命が変わる。<br />ニュータイプへの関心が強いクェスは初めての宇宙に惹かれ、かつてニュータイプとして名を馳せた[[アムロ・レイ]]や[[シャア・アズナブル]]と出会う。シャアの優しさに触れたクェスは「父親」を求めて彼のみを拠り所として慕う。<br />そして、シャアに言われるがまま戦場へと駆りだされたクェスは父親を手にかけ、最期は[[ハサウェイ・ノア]]を庇うような形で死亡した。
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客観的に見て、家庭環境の悪さがクェスの人格を狂わせ、利用されるがまま誰からも大事な存在と思われず、孤独に散った人生は自らの破滅という最悪な結果を生んでしまった。
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客観的に見て、家庭環境の悪さがクェスの人格を狂わせ、利用されるがまま誰からも大事な存在と思われず、孤独に散った人生は自らの破滅という最悪な結果を生んでしまった。<br />小説版ではアムロに寄り添う[[ベルトーチカ・イルマ]]に、劇場版では[[チェーン・アギ]]に嫉妬し、またシャアに寄り添う[[ナナイ・ミゲル]]に敵意をむき出しにしていた。
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上映直後はそのエキセントリックな言動や、13歳という若さを顧みても非常に我儘な性格に、多くの反感があった。<br />しかし、良心の愛情が薄い家族環境、高いニュータイプ能力、自分勝手で自己を顧みない性格などは、実はTV版初期のアムロの姿とオーバーラップする。<br />しかしアムロは多くの出会いと別離を経て本当の意味でのニュータイプとして変革したのに対し、クェスはことごとく正反対の選択をし続けていった。<br />アムロを人類の変革すべき姿のひとつとして描かれているのなら、クェスは反面教師の姿として描かれていると言える。<br />つまるところ、優れたニュータイプ能力を持っていたとしても、結局は本人次第ということであろう。<br />これは、月刊ニュータイプに掲載された[[富野由悠季]]氏のインタビューで「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持を考えても遅いんです」という言葉からも伺える。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:感受性が強い為戦場での様々な波を受けてしまった時の台詞。
 
:感受性が強い為戦場での様々な波を受けてしまった時の台詞。
 
;「大佐!あたし、ララァの身代わりなんですか!?」
 
;「大佐!あたし、ララァの身代わりなんですか!?」
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:周囲に人があり、しかも作戦中に地雷中の地雷を平然と。<br />彼女の才能だけを欲しているシャアにとって、こうしたプライベートな部分に踏み込まれるのは非常に疎ましかったのだろう。<br />その後笑顔で抱きつくクェスと対照的に、シャアの険しい表情からも伺える。
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;「子供は嫌いだ!図々しいから!!」
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:クェスの未熟さを如実に物語る一言。彼女のこれまでの言動が慎ましやかであると感じる人は少ないだろう。<br />図々しいから嫌いだ、という自分自身が図々しいことに気づいていない「子供」なのだ。
    
=== 閃光のハサウェイ ===
 
=== 閃光のハサウェイ ===
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