差分

編集の要約なし
40行目: 40行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]]]をコアに、[[ギャプランTR-5[ファイバー]]]の運用データを基に開発されたファイバーIIユニットを装着した形態。[[ガンダムTR-6[インレ]]]の上半身を構成する機体であり、[[機種統合計画]]においては[[メッサーラ]]の後継機に相当する。
+
[[ガンダムTR-6[ウーンドウォート]|ガンダムTR-6]]をコアMSとして、[[ギャプランTR-5[ファイバー]]]の運用データを基に開発されたファイバーIIユニットを装着した形態。[[ガンダムTR-6[インレ]]]の上半身を構成する機体であり、[[機種統合計画]]においては[[メッサーラ]]の後継機に相当する。
   −
胴体ユニットは[[モビルアーマー]]形態の機首を構成するパーツであり、下部には機体の中核ユニットとなるコアMSが[[フルドドII]]を介して大型アームと接続される。装甲は上下開閉式となっており、大型ジェネレーターやウェポンコンテナを収納する。機首ユニットには大気圏突入用の冷却ユニットなども内蔵されている他、ウェポンコンテナも複数のタイプが用意されている。
+
「侵攻・制圧兵器システム(invasion and subdue weapon system)」というカテゴリーが与えられた、弾道軌道による敵勢力圏内への超音速侵攻を目的とした形態であり、単独で敵拠点への侵攻と制圧という危険度の高い任務を行う為、複合的な防御用武装をバインダーに搭載し、極限まで防御力が高められている。大気圏突入後の落下による加速は極めて高速で対空兵器などでの捕捉は難しく、さらにバインダーの武装によりビームと実体弾の双方に対応する。[[BUNNyS]]による高性能な火器管制システムであってもパイロットに強い負荷がかかるため、[[強化人間]]による運用も試案されていた。
   −
胴体ユニットを中心として、機体を構成する各部パーツは全て蛇腹構造の[[ドラムフレーム]]関節で接続されており、各部はフレキシブルに可動する。
+
ファイバーIIユニットの胴体部は[[モビルアーマー]]形態の機首を構成するパーツであり、下部には機体の中核ユニットとなるコアMSが[[フルドドII]]を介して大型アームと接続される。装甲は上下開閉式となっており、大型ジェネレーターやウェポンコンテナを収納する。機首ユニットには大気圏突入用の冷却ユニットなども内蔵されている他、ウェポンコンテナも複数のタイプが用意されている。
   −
両舷に接続されている複合バインダーは攻防一体型の複合兵装であり、[[Iフィールド]]・ジェネレーターを中心に上下2枚のメインバインダーとその横に設けられたサブバインダーで構成されている。メインバインダー前部には迎撃用の積極的防御兵装を内蔵し、有線式ビーム砲や機関砲を搭載。また、2枚のメインバインダーの内、上部メインバインダーの後部は艦載機の懸架装置を兼ねており、バインダー一基につき[[ガンダムTR-6[キハールII]]]であれば最大3機、標準サイズのモビルスーツであれば1機搭載可能となっている。下部メインバインダーは後部にメインブースターを有し、プロペラントやスラスターも内蔵している。サブバインダーと合わせてこれら3つのバインダーを可動させることで、高度な機動性と運動性を発揮する。
+
胴体ユニットを中心として、機体を構成する各部パーツは全て蛇腹構造の[[ドラムフレーム]]関節で接続されており、各部はフレキシブルに可動する。全長100mを超える大型モビルアーマーでありながら、[[ミノフスキークラフト]]を併用することで大気圏内飛行も可能。更にバインダーを前方に展開することで重量バランスを整え、機体の負荷を最小限に抑えた長距離巡航も実現している。
   −
ファイバーIIには「侵攻・制圧兵器システム(invasion and subdue weapon system)」というカテゴリーが与えられており、ファイバーと同様に超音速侵攻により敵地へと進入し、圧倒的な火力と艦載機であるキハールIIによる空間制圧能力によって、敵地の制圧を目的とした機体となっている。弾道兵器の利点を備えながら、[[モビルスーツ]]を中核ユニットとすることで、既存の弾道兵器の欠点である低い命中精度を克服している。また、全長100mを超える大型モビルアーマーでありながら、[[ミノフスキークラフト]]などと併用することで大気圏内でも飛行することが可能となっている。さらにバインダーを前方に展開することで重量バランスを整え、機体の負荷を最小限に抑えた長距離巡航も実現している。
+
両舷に接続されている複合バインダーは攻防一体型の複合兵装であり、[[Iフィールド]]・ジェネレーターを中心に上下2枚のメインバインダーとその横に設けられたサブバインダーで構成されている。メインバインダー前部には迎撃用武装として有線式ビーム砲や機関砲などの積極的防御兵装を内蔵。また、2枚のメインバインダーの内、上部メインバインダーの後部は艦載機の懸架装置を兼ねており、バインダー一基につき[[ガンダムTR-6[キハールII]]]であれば最大3機、標準サイズのモビルスーツであれば1機搭載可能となっている。下部メインバインダーは後部にメインブースターを有し、プロペラントやスラスターも内蔵している。ファイバーIIはサブバインダーと合わせてこれら3つのバインダーを可動させることで、高度な機動性と運動性を発揮する。
   −
本機の基本的な運用法は、モビルアーマー形態で打ち上げられ弾道軌道をとって敵勢力圏へと突入してピンポイント攻撃を行なった後、モビルスーツ形態へと変形し拠点制圧を行うというものである。弾道ミサイルの先端がモビルスーツに置き換わったことで、高度な誘導性能を獲得し、単機での空挺作戦を可能としている。モビルスーツの高度な対応力は弾道ミサイルの制圧力を超えるもので、弾道ミサイルの場合は周辺地域にも被害が及んでしまうが、モビルスーツであれば付随被害を最小限に抑えて目標を達成すること可能である。また、弾道ミサイルとは異なり、回収による再利用が可能な点も本機の有用性を担保している。
+
本機の基本的な運用法は、モビルアーマー形態で弾道軌道まで打ち上げられ、然る後敵勢力圏へと突入してピンポイント攻撃を行ない、モビルスーツ形態へと変形し拠点制圧を行うというものである。弾道ミサイルの先端がモビルスーツに置き換わった事で、弾道兵器の利点を備えながら、高度な誘導性能を獲得し、既存の弾道兵器の欠点である低い命中精度を克服している。モビルスーツの高度な対応力は弾道ミサイルの制圧力を超えるもので、弾道ミサイルの場合は周辺地域にも被害が及んでしまうが、モビルスーツであれば付随被害を最小限に抑えて目標を達成すること可能である。また、弾道ミサイルとは異なり、回収による再利用が可能な点も本機の有用性を担保している。
 
  −
単独で敵拠点への侵攻と制圧という危険度の高い任務を行うため、バインダーに搭載された複合的な防御武装により極限まで防御力が高められている。大気圏突入後の落下による加速は極めて高速で対空兵器などでの捕捉は難しく、さらにバインダーの武装によりビームと実体弾の双方に対応する。[[BUNNyS]]による高性能な火器管制システムであってもパイロットに強い負荷がかかるため、[[強化人間]]による運用も試案されていた。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
92行目: 90行目:  
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ガンダムTR-6[ウーンドウォート]]]
 
;[[ガンダムTR-6[ウーンドウォート]]]
:素体。
+
:コアMS。
 
;[[ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]]]
 
;[[ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]]]
:コアユニット。
+
:コアMS。設定資料ではこちらが主なコアMSとして扱われている
;[[ガンダムTR-1[ファイバーII]]]
+
;ガンダムTR-1[ファイバーII]
 
:TR-1をコアとしてファイバーIIユニットを装着した形態。
 
:TR-1をコアとしてファイバーIIユニットを装着した形態。
 
;[[ガンダムTR-6[インレ]]]
 
;[[ガンダムTR-6[インレ]]]
5,469

回編集