10行目: |
10行目: |
| | タイトル = スペック | | | タイトル = スペック |
| | 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] | | | 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] |
| + | | 生産形態 = 実験機 |
| | 型式番号 = ORX-012<br/>MSF-008 | | | 型式番号 = ORX-012<br/>MSF-008 |
| | 頭頂高 = | | | 頭頂高 = |
29行目: |
30行目: |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]に登場するゲームオリジナル機体。ガンダムMk-Ⅳは複数の雑誌によって独自に設定されているが、本項ではGジェネオリジナルの機体について解説する。 | + | 『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|SDガンダム GGENERATION]]』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。ガンダムMk-Ⅳは複数の雑誌によって独自に設定されているが、本項ではGジェネオリジナルの機体について解説する。 |
| | | |
| [[ガンダムMk-III]]の上位版として[[ティターンズ]]が開発した[[モビルスーツ]]。本機を開発するにあたって[[アナハイム・エレクトロニクス社]]と裏取引を行い、ガンダムMk-IIIの設計データを入手し、オーガスタ研究所で開発された。試験的ではあるが[[準サイコミュシステム|準サイコミュ]]兵器「インコム」が搭載されている。 | | [[ガンダムMk-III]]の上位版として[[ティターンズ]]が開発した[[モビルスーツ]]。本機を開発するにあたって[[アナハイム・エレクトロニクス社]]と裏取引を行い、ガンダムMk-IIIの設計データを入手し、オーガスタ研究所で開発された。試験的ではあるが[[準サイコミュシステム|準サイコミュ]]兵器「インコム」が搭載されている。 |
| | | |
− | 本機にはオーガスタ系の他、アナハイム系の型式番号が設定されているが、これはアナハイムからの技師長らのチームが中心となって開発したためと考えられる。この時得たデータは[[ガンダムMk-V]]を初めとする後の機体に活かされている。また、本機はティターンズによって開発された機体だが濃紺を基調としたティターンズカラーではなくトリコロールカラーで塗装されている。
| + | 本機にはオーガスタ系の他、アナハイム系の型式番号が設定されているが、これはアナハイムからの技師長らのチームが中心となって開発したためと考えられる<ref>書籍「データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編II]」98ページに掲載の本機の項に「フジタ技研からのスタッフが入ったガンダムタイプMS」との記載あり</ref>。この時得たデータは[[ガンダムMk-V]]を初めとする後の機体に活かされている。また、本機はティターンズによって開発された機体だが濃紺を基調としたティターンズカラーではなくトリコロールカラーで塗装されている。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| ;コミックボンボン | | ;コミックボンボン |
− | :1999年4月号で企画されたGジェネZERO用読者公募デザインの結果発表が行われた1999年5月号が初出。優秀作となったデザインは2つで、1つは[[スーパーガンダム]]の発展系である敵拠点強襲型MS、もう1つはティターンズ開発の敵地潜入型MSとなっている。<br/>結果発表が行われた5月号にて下記のGジェネ版デザインが「優秀作の合作」という名目で「重要拠点への潜入や偵察が得意な超高機動のMSだ。」という説明書きと共に掲載されているものの、下記の通りボンボンの企画とは無関係でデザインされたため、公募デザインとはデザインも設定も完全に別物となっている。 | + | :1999年4月号で企画されたGジェネZERO用読者公募デザインの結果発表が行われた1999年6月号が初出。優秀作となったデザインは2つで、1つは[[スーパーガンダム]]の発展系である敵拠点強襲型MS、もう1つはティターンズ開発の敵地潜入型MSとなっている。<br/>結果発表が行われた6月号にて下記のGジェネ版デザインが「優秀作の合作」というていで「重要拠点への潜入や偵察が得意な超高機動のMSだ。」という説明書きと共に掲載されているものの、下記の通りボンボンの企画とは無関係でデザインされたため、実際はデザインも設定も公募デザインとは一切の関係性が無い。 |
| ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] |
− | :『ZERO』で初登場。石垣純哉氏により新規でデザインされた。「Mk-IIIとMk-Vを繋ぐ機体」というオーダーのみ受けた状態でデザインされたため、ボンボン版デザインとは違い、Mk-IIIとMk-Vの中間的デザインとなっている<ref>[https://twitter.com/gakky1967/status/1237299244454694912 参照ツイート]</ref>。 | + | :出典元。上述のGジェネ版デザインが石垣純哉氏により製作され、『ZERO』で初実装された。「Mk-IIIとMk-Vを繋ぐ機体」というオーダーを受け、Mk-IIIとMk-Vの中間的デザインとなっている<ref>[https://twitter.com/gakky1967/status/1237299244454694912 石垣純哉氏のツイート]</ref>。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
− | ;ビーム・ライフル | + | ;[[ビーム・ライフル]] |
| :本機専用のもの。形状は[[ガンダムMk-V]]に似る。 | | :本機専用のもの。形状は[[ガンダムMk-V]]に似る。 |
− | ;ビーム・サーベル | + | ;[[ビーム・サーベル]] |
− | :バックパックの右側に1基装備されている。 | + | :バックパックの右側に1基装備されている。『バトオペ2』では「ハイパー・ビーム・サーベル」表記で実装され、ビーム・カノンとしても使用可能となっている。 |
− | ;インコム | + | ;[[インコム]] |
| :バックパックの左側に1基装備されている有線式ビーム砲。[[準サイコミュシステム|準サイコミュ]]兵器のため一般パイロットでも使用可能。 | | :バックパックの左側に1基装備されている有線式ビーム砲。[[準サイコミュシステム|準サイコミュ]]兵器のため一般パイロットでも使用可能。 |
| ;シールド | | ;シールド |
− | :防御用兵装。[[ガンダムMk-V]]の物と似ているがブースターとしての機能はない。 | + | :防御用兵装。[[ガンダムMk-V]]の物とは異なりブースターとしての機能はない。 |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
58行目: |
59行目: |
| ;[[ガンダムMk-IVB]] | | ;[[ガンダムMk-IVB]] |
| :アニメ雑誌『マイアニメ』(1985年10月号)掲載の雑誌企画『ウィリアム・A・ブリッジマンの手記』に登場する機体。エゥーゴにおけるガンダムMk-IVで、[[Ζガンダム]]のプロトタイプとして開発された。 | | :アニメ雑誌『マイアニメ』(1985年10月号)掲載の雑誌企画『ウィリアム・A・ブリッジマンの手記』に登場する機体。エゥーゴにおけるガンダムMk-IVで、[[Ζガンダム]]のプロトタイプとして開発された。 |
| + | ;[[ウェアヴォルフ]] |
| + | :Mk-IVをベースとした実験機。[[ヘカーテ隊]]に配属されるも、「コクピット内で起きた密室殺人の現場」という不名誉な記録を残す機体となった。 |
| ;[[ガンダムMk-III]] | | ;[[ガンダムMk-III]] |
| :この機体の上位版として本機が開発された。 | | :この機体の上位版として本機が開発された。 |
| ;[[ガンダムMk-V]] | | ;[[ガンダムMk-V]] |
− | :本機と[[サイコガンダム]]のデータから開発された。 | + | :[[サイコガンダム]]のデータを導入して開発された系列機。本機から得られたデータがガンダムMk-Vにも取り入れられたとされる。 |
| ;[[武者ガンダムMk-IV]] | | ;[[武者ガンダムMk-IV]] |
| :『[[SDガンダム ムシャジェネレーション]]』に登場する本機がモチーフの機体。 | | :『[[SDガンダム ムシャジェネレーション]]』に登場する本機がモチーフの機体。 |
| + | ;[[エンゲージゼロ・インコム搭載型]] |
| + | :『[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE|ガンダムUCE]]』のゲームオリジナル機体。宇宙世紀0086年時点で開発中のインコムを試験的に搭載しているが、作中世界における本機との関連性は不明。 |
| | | |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |