ガンダムAGE-3 オービタル

ガンダムAGE-3 オービタル
読み ガンダムエイジスリー オービタル
外国語表記 Gundam AGE-3 Orbital
登場作品 機動戦士ガンダムAGE
デザイナー 海老川兼武
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スペック
分類 戦闘用モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機 / 換装形態
型式番号 AGE-3O
全高 18.5m
本体重量 69.2t
素体 ガンダムAGE-3 (コアファイター)
開発 AGEシステム (Gバイパー)
所属 地球連邦軍
母艦 ディーヴァ
主なパイロット キオ・アスノ
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概要 編集

ガンダムAGE-3が宇宙戦仕様のGウェア「Gバイパー」に換装した形態。AGE-3は宇宙空間の戦闘も考慮されていたが地上寄りの機体であったため、AGEシステムにより宇宙戦に特化したオービタルが生み出された。

宇宙での効率的な運用を考慮して設計されており、各所にスラスターが増設され推力自体も強化されたことで機動性が大幅に向上し、同時に小回りの利く機体にもなっている。高速移動時には両足首が折り畳まれ、爪先立ちの状態となる。宇宙戦に特化しているが、地上での運用も一応可能。主兵装のシグマシスロングキャノンは、Xラウンダーの先読み能力に対応した武装である。

オービタルは高い機動性を活かした戦術を得意とする機体で、長距離からの砲撃戦や一撃離脱戦法に特化している。その機体特性から通常の白兵戦には不向きであり、戦闘においては単機で相手を圧倒する戦い方より、味方機との連携を意識しての戦い方が重要となっている。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムAGE (キオ編)
初出作品。パイロットはキオ・アスノ
第35話にて初登場し、多数のダナジンを撃破した後、ゼハート・ガレットギラーガとも互角に戦うが、そこにザナルド・ベイハートザムドラーグも現れた事で2対1の戦闘を強いられて苦戦。救援に来たフリット・アスノガンダムAGE-1 フラットのおかげで一度は撤退するものの、フリットがそのまま戦闘を続行する事を知って反転。その結果、ザムドラーグの攻撃で左腕を失った上に鹵獲されてしまった。
その後、機体はセカンドムーンへと運び込まれて解析され、ガンダムレギルスの開発に役立てられた。キオがセカンドムーンから脱出した際にはフェザール・イゼルカントガンダムレギルスと交戦し、残っていた左肩と右腕、両脚を破壊されて動けなくなってしまう。最後はコアファイターが分離してGセプターと換装し、Gバイパーは爆散した。
その為、「初出撃で鹵獲された挙句、目立った活躍も無いまま大破して退場」という、AGE-3のウェアの中で最も不遇の扱いとなっている。
ガンダムビルドダイバーズ
第12話にてデザイナーズカラー版の本機が一瞬登場[1]。他の機体と共にビグ・ザムに向けてブラスティアキャノンを発射した。

装備・機能編集

特殊機能編集

AGEシステム
自己成長型のコンピュータシステム。蓄積した戦闘データから戦局に合った新装備を自動工廠「AGEビルダー」で製造する。
分離 / 合体
コアファイターとGバイパーへの分離及び合体が可能。分離は回避等の手段としても使える。
換装
Gウェアを換装可能。

武装・必殺攻撃編集

シグマシスロングキャノン
長砲身のビーム砲。ノーマルのシグマシスライフルやフォートレスのシグマシスキャノンと比べて威力は低下しているが、高い連射性を有する。光波推進システムにより生み出される疑似斥力フィールドの電磁干渉によって、撃ち出されたビームを屈曲させることが可能。これにXラウンダーの先読み能力を照準に応用することで、まるでビームが追尾するように見える。非使用時には背部にマウント可能。
ショートシールド
両前腕部に固定装備されている小型シールド。ノーマルよりもさらに小型化されている。シグマシスロングキャノン装備時にはシールドの上から装備される形となるため、シールドとしては機能しない。
ビームサーベル
シールド内に1基ずつ計2基収納されているビームサーベル。ノーマルと同じく取り出さず、直接発振することも可能。

その他 編集

ワイヤー
ダナジンの腕部に内蔵されていた物。相手の鹵獲等に使用される。射出後は先端部が網のように展開される。
キオはこれを使ってダナジン1機の動きを止め、その間に撃破している。
格闘
素手で殴りつけたり、蹴りを食らわせる等して敵機を攻撃する。
セカンドムーン脱出時に取り押さえようとしてきたバクトガフラン等を退けた。

対決・名場面編集

ギラーガザムドラーグ

関連機体編集

ガンダムAGE-3 ノーマル (コアファイター部分)
素体。
ガンダムレギルス
本機の解析データを元に生み出されたヴェイガンのガンダム。

商品情報編集

ガンプラ編集

玩具編集

資料リンク編集

リンク編集

脚注編集

  1. ただし元のデザインにあった肩のマーキングは描かれていない