ガランシェール

ガランシェール
外国語表記 Garencieres
登場作品 機動戦士ガンダムUC
デザイナー 石垣純哉
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スペック
分類 偽装貨物船
全長 146m (アニメ版)
112m (小説版)
搭載可能MS 4機
開発組織 袖付き
所属組織 袖付き
所属部隊 ガランシェール隊
戦没 宇宙世紀0096年
乗員人数 33人
艦長 スベロア・ジンネマン
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概要編集

袖付きが運用している航宙貨物船。表向きは民間の輸送船の「リバコーナ貨物」に偽装して運用されており、船体にペイントが施されている。

本来は地球と宇宙間の往還輸送便として使用される船であるため、武装やカタパルトなどは有していないが、大気圏突入能力や1G重力下での飛行能力を有しており往還船・輸送船としての能力は高い。戦闘になった際には搭載されているMSが装備している武装で攻撃する。似たような特徴を持つ艦にジオン公国軍ザンジバル級が存在するが、あちらとは異なり単体での大気圏離脱が可能となっている。

ブリッジは全天周囲モニターが採用されている可動式となっており、垂直離着陸時には内部の向きが90度回転する。ブリッジには船長、操縦士、航法士の3名が搭乗する。

同型艦編集

ブランダムール
2番艦。ブランダムール隊によって運用された。
ガランシェールJr.
ミネバ一派直属の部隊によって運用されている。艦長は元ガランシェールの艦長であるスベロア・ジンネマン。艦載機はシルヴァ・バレト・サプレッサー

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムUC
初登場作品。序盤からジンネマン達ガランシェール隊の移動拠点として機能している。ラプラス官邸跡での戦闘では、大気圏を落下中のユニコーンガンダムを回収し地球に不時着するも、その際にジオン残党軍の協力を得て航行を再開。残党軍の支援、ラプラスプログラムの指定座標への到達、ガルダからのミネバ救出などの重大な局面を経て再び宇宙へと上がり、ネェル・アーガマと接触した。その後、本艦は囮役として無人の状態で自動航行し、停船させようと接近してきたローゼン・ズール(OVA版ではワッツジェスタ・キャノン)が接触したタイミングで自爆した。
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
第5話にてアニメ版UCでガランシェールに大量の火器が提供された経緯が描かれている。

装備・機能編集

特殊機能・装備 編集

グラップル・ブーム
大気圏離脱時に牽引用のテザー・ケーブルを接続するための伸縮式ブーム。甲板に収容されている。軌道上にいる艦から射出されたテザーを咥え込み、射出した艦と速度エネルギーを交換する事で脱出速度を得ると共に大気圏外へと離脱するテザー推進の原理を用いている。

武装・必殺攻撃編集

ロケット弾
デブリ破砕用に搭載されている。
スキウレ
アニメ版UC episode 5にて地球降下時にジオン残党軍から提供された移動砲台。通常時は船内に格納されており、使用時に甲板のハッチからせり上がる。砲手はギラ・ズールが担当。

積載火器 編集

ザク・マシンガン / ビーム・ライフル (マラサイなど) / ガトリング・シールド (グフカスタム用)
3連装ミサイル・ポッド ×8 (ザクII用) / ミサイル・ランチャー (陸戦型ジムなど)
ジャイアント・バズ (リック・ドム用&リック・ドムII用) / クレイ・バズーカ
ビーム・マシンガン (ゲルググJ用) / 2連バズーカ (高機動型ザクIIなど)
アニメ版UC episode 5にて地球降下時にジオン残党軍から提供されたMS用武器。船内の外部フレームに懸架またはギラ・ズールに装備されており、同じくフレームに固定されている同機によって使用される。使用時にはギラ・ズールごと船体側面のハッチから外部へと露出する。

搭乗員編集

スベロア・ジンネマン
艦長。
フラスト・スコール
航行士。
ギルボア・サント
操縦士兼MSパイロット。
アレク
予備操縦士。
マリーダ・クルス / サボア / クワニ / アイバン
MSパイロット。
トムラ
MS整備士。
シンコ
MS整備士。
ベッソン
乗組員。
ミネバ・ラオ・ザビ
インダストリアル7への航行時に密航。ガルダからの救出後にも一時的に乗船。
バナージ・リンクス
地球降下時に一時的に乗船。
ガエル・チャン
小説版UC第4巻にて一時的に乗船。
ヨンム・カークスキャンドル
小説版UC第5巻にてシンブ根拠地隊の隊員と共に一時的に乗船。

艦載機編集

対決・名場面編集

関連機体編集

アタラント3
本船とは異なるジオン残党が運用していた偽装貨物船。

資料リンク編集

リンク編集