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== アリー・アル・サーシェス(Ali Al-Saachez)  ==
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{{登場人物概要
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| 外国語表記 = Ali al-Saachez
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム00]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 = 藤原啓治
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| デザイナー = <!-- デザイナー名 -->
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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*登場作品:[[機動戦士ガンダム00]]
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{{登場人物概要
*声優:藤原啓治
+
| タイトル  = プロフィール
*性別:男
+
| 種族 = 人間
*所属:傭兵、[[AEU]][1stシーズン]→[[イノベイター]][[イノベイド]])[2ndシーズン]
+
| 性別 = 男性
*階級:少尉(1stシーズン)
+
| 生年月日 = [[西暦]]2272年7月11日
*年齢:35歳(1stシーズン)→40歳(2ndシーズン)
+
| 年齢 = 35歳 (1stシーズン) ⇒ 40歳 (2ndシーズン)
*身長:190cm
+
| 没年月日 = [[西暦]]2312年
*体重:81kg
+
| 出身 =
*血液型:O型
+
| 身長 = 190cm
*髪色:赤
+
| 体重 = 81kg
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| 血液型 = O型
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| 職業 = 傭兵
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| 所属 = [[KPSA]] ⇒ [[PMCトラスト]] ⇒ [[AEU]]外人部隊 ⇒ [[国連軍]] ⇒ [[イノベイター]]([[イノベイド]])勢力
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| 称号 =
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| 階級 = 少尉 (AEU及び国連軍)
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| 主な搭乗機=
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*[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム (モラリア開発実験型)]]
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*[[ガンダムスローネツヴァイ]]
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*[[アルケーガンダム]]
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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[[AEU]]の[[モラリア共和国]]に所属する民間軍事会社(PMC)の傭兵として登場した。
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==概要==
MSの操縦センスは極めて高く、射撃と格闘の両方で非常に卓越している。傭兵業は表の顔で、裏ではアレハンドロと協力関係でもあった。「ゲイリー・ビアッジ」という偽名を名乗ることもあるが、小説版では「アリー・アル・サーシェス」という名も偽名だと発言しており、本名は不明。<br>かつては国際テログループ「[[KPSA]]」のリーダーとして刹那に戦闘技術を叩き込んだ末、刹那ら子どもらに暗示をかけて「神」の存在を刷り込ませて刹那に家族を殺させた張本人である。が、それもまた彼が傭兵として手掛けた仕事の一つに過ぎない。
+
[[AEU]]の[[モラリア共和国]]に所属する民間軍事会社([[PMCトラスト]])の傭兵として登場した。
作品開始時点以前から違法な戦争犯罪の数々に手を染め、その実力による生還率の高さと無法な振る舞いのお零れを求める手下を抱えている。
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上記の活動の過程で、ロックオンの家族を奪ってもいるなど、[[ソレスタルビーイング]]とは因縁がある。<br>戦いを愉しみたい彼はガンダムに興味を持ち、その力を欲していたが、アレハンドロの手引きによりチームトリニティから[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取。ガンダムに乗る刹那やロックオンすら追い詰めるほどの腕前を発揮する。[[国連軍]]のソレスタルビーイング討伐隊に参加しての戦闘で、ロックオンによって乗機ごと焼かれてしまう(本人曰く、「体の半分が消し炭」)が、奇跡的に助かった。
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2ndシーズンでは焼かれた下半身をリボンズによって再生治療を施され、乗機も全面改修によりパワーアップを果たして再び刹那の前に姿を現す。アザディスタンの施政関連施設を焼き討ちした他、CBと見せかけてアロウズ以外の連邦正規軍を襲撃するなど、主に破壊工作・裏工作を担当。また、セラヴィーとダブルオーの2機と同時に交戦して優位に立つなど、その戦闘センスも全く衰えていない。<br>しかし、[[ダブルオーライザー]]との交戦では機体性能差や刹那が[[イノベイター]]への変革を始めていたからか圧倒されていた。<br>最終決戦ではライルと対決。圧倒的優勢から始まり、トランザムバーストへの不快感とライルの近接戦闘への慣れによって若干巻き返され、死闘へともつれ込んだ。が、ヴェーダからの補助を受けていた事が仇となり、セラフィムガンダムのトライアルフィールドによりシステムが奪還されたことで機体が停止。<br>そこを突かれて乗機を破壊された後、生身で追ってきたライルに対して抵抗の意思がない事を示すが、ライルが銃を降ろすと掌を翻して、騙し撃ちに彼を狙撃…出来ずに、逆にサーシェスの行動を予測して銃を上げたライルに呆気なく射殺された(小説版では「ライルはチャンスを与えただけで、サーシェスはそれを自ら引き裂こうとした」と語られている)これはGNドライヴの力で『対話』が出来ても、解り合えるとは限らない、ということを示している一例)。<br>今までの暴れっぷりからするとかなり呆気ない最期となり、更に結果的に2ndシーズンでは出番的にかなり割を食ってしまったキャラの一人となった。尤も、[[ヨハン・トリニティ]]や刹那のように、基本的に負傷していたり、不利な状況にある相手とも「実力を発揮して勝てそうな相手を嬲って愉しむ」ことを信条とする節のあるキャラクターでもあったので、自分が本来の実力を発揮出来ずに散る最期が相応しい。という意見も多々ある。
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MSの操縦センスは高く、射撃と格闘の両方に秀でている。傭兵業は表の顔で、裏ではアレハンドロと協力関係でもあった。「ゲイリー・ビアッジ」という偽名を名乗ることもあるが、小説版では「アリー・アル・サーシェス」という名も偽名だと発言しており、本名は不明。
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かつては国際テログループ「[[KPSA]]」のリーダーとして刹那に戦闘技術を叩き込んだ末、刹那ら子どもらに暗示をかけて「神」の存在を刷り込ませて刹那に家族を殺させた張本人である。だが、それもまた彼が傭兵として手掛けた仕事の一つに過ぎない。
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作品開始時点以前から違法な戦争犯罪の数々に手を染め、その実力による生還率の高さと無法な振る舞いのお零れを求める手下を抱えている。上記の活動の過程で、ロックオンの家族を奪ってもいるなど、[[ソレスタルビーイング]]とは因縁がある。戦いを愉しみたい彼はガンダムに興味を持ち、その力を欲していたが、アレハンドロの手引きによりチームトリニティから[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取。ガンダムに乗る刹那やロックオンを追い詰めるほど。[[国連軍]]のソレスタルビーイング討伐隊に参加しての戦闘で、ロックオンによって乗機ごと焼かれてしまう(本人曰く、「体の半分が消し炭」)が、奇跡的に助かった。
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2ndシーズンでは焼かれた下半身をリボンズによって再生治療を施され、乗機も全面改修によりパワーアップを果たして再び刹那の前に姿を現す。アザディスタンの施政関連施設を焼き討ちした他、CBと見せかけてアロウズ以外の連邦正規軍を襲撃するなど、主に破壊工作・裏工作を担当。また、セラヴィーとダブルオーの2機と同時に交戦して優位に立つなど、その戦闘センスも全く衰えていない。しかし、[[ダブルオーライザー]]との交戦では機体性能差や刹那が[[イノベイター]]への変革を始めていたからか圧倒されていた。最終決戦ではライルと対決。圧倒的優勢から始まり、トランザムバーストへの不快感とライルの近接戦闘への慣れによって若干巻き返され、死闘へともつれ込んだ。が、ヴェーダからの補助を受けていた事が仇となり、セラフィムガンダムのトライアルフィールドによりシステムが奪還されたことで機体が停止。そこを突かれて乗機を破壊された後、生身で追ってきたライルに対して抵抗の意思がない事を示すが、ライルが銃を降ろすと掌を翻して、騙し撃ちに彼を狙撃…出来ずに、逆にサーシェスの行動を予測して銃を上げたライルに呆気なく射殺された(小説版では「ライルはチャンスを与えただけで、サーシェスはそれを自ら引き裂こうとした」と語られている)これはGNドライヴの力で『対話』が出来ても、解り合えるとは限らない、ということを示している一例)。
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今までの暴れっぷりからするとかなり呆気ない最期となり、更に結果的に2ndシーズンでは出番的にかなり割を食ってしまったキャラの一人となった。尤も、[[ヨハン・トリニティ]]や刹那のように、基本的に負傷していたり、不利な状況にある相手とも「実力を発揮して勝てそうな相手を嬲って愉しむ」ことを信条とする節のあるキャラクターでもあったので、自分が本来の実力を発揮出来ずに散る最期が相応しい。という意見も多々ある。
    
なお、主義思想はなくただ戦争に飛び込み娯楽として興じる様からか、あのリボンズをして「'''ある意味人間の枠を越えている'''」と言わしめた人物でもある。
 
なお、主義思想はなくただ戦争に飛び込み娯楽として興じる様からか、あのリボンズをして「'''ある意味人間の枠を越えている'''」と言わしめた人物でもある。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== 1stシーズン ===
 
=== 1stシーズン ===
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;「この戦いは神の御前に捧げられる聖戦である。」
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:1stシーズン1話冒頭、OOガンダムの世界は聖戦を煽るサーシェスのラジオ演説から始まる。落ち着いた口調なのでイマイチ分かりづらいがEDクレジットにはまだビジュアルが登場していないサーシェスの名前がちゃんと載っている。
 
;「えぇ?ガンダムさんよぉ!」
 
;「えぇ?ガンダムさんよぉ!」
 
:ガンダムとの交戦時によく使っている。
 
:ガンダムとの交戦時によく使っている。
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;「ところがぎっちょん!」
 
;「ところがぎっちょん!」
 
:サーシェスと言えばこれ、という人も多いであろう台詞。ニールとグラハムの隙を衝き、多弾頭ミサイルで太陽光受信アンテナを破壊した。
 
:サーシェスと言えばこれ、という人も多いであろう台詞。ニールとグラハムの隙を衝き、多弾頭ミサイルで太陽光受信アンテナを破壊した。
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;「了解しました。第四独立外人機兵連隊、ゲイリー・ビアッジ少尉、 ただ今を持って極秘任務の遂行に着手します!」
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:AEUフランスの基地で極秘指令を受け取った時の名乗り。髭を剃って身だしなみを整え、スーツ姿で敬語を話し敬礼までする。これ以後はもっぱらこちらの偽名を用いて活動することになる。
 
;「いいか、この世にゃ戦争で得をする人間が大勢いるって事だ!それだけじゃねぇ、国民自体怨み憎しみに燃え盛って戦争をしたがる国だっていっぱいいあんのさ!!そんな奴等の頼み事で、オレ達みてぇな戦争屋の食い扶持が無くなる事ぁねぇんだ!!」
 
;「いいか、この世にゃ戦争で得をする人間が大勢いるって事だ!それだけじゃねぇ、国民自体怨み憎しみに燃え盛って戦争をしたがる国だっていっぱいいあんのさ!!そんな奴等の頼み事で、オレ達みてぇな戦争屋の食い扶持が無くなる事ぁねぇんだ!!」
 
:コミック版で、アザディスタンで刹那と対峙した時の台詞。戦争の恩恵を正当化しながら刹那を追い詰めていくが、直後に激昂した彼によって[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)|イナクト]]はバラバラに切断されてしまう。しかし、残っていたミサイルで太陽光発電システムを破壊してしまった。
 
:コミック版で、アザディスタンで刹那と対峙した時の台詞。戦争の恩恵を正当化しながら刹那を追い詰めていくが、直後に激昂した彼によって[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)|イナクト]]はバラバラに切断されてしまう。しかし、残っていたミサイルで太陽光発電システムを破壊してしまった。
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;「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ」
 
;「戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ」
 
:不用意に自分に接近してきた絹江に対して。ちなみに小説版では微妙に台詞が異なり、「最低最悪のロクデナシ」となっている。余談だが、この時CBの正式名称をちゃんと口にしており、劇中での「ソレスタルなんたら」という表現は相手を茶化しているだけと分かる。
 
:不用意に自分に接近してきた絹江に対して。ちなみに小説版では微妙に台詞が異なり、「最低最悪のロクデナシ」となっている。余談だが、この時CBの正式名称をちゃんと口にしており、劇中での「ソレスタルなんたら」という表現は相手を茶化しているだけと分かる。
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;「任せろや!」
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:ガンダムヴァーチェのGNフィールドに阻まれ[[ダリル・ダッジ|ダリル]]が「攻撃が効かねえ」と言った後に岩陰からヴァーチェに奇襲をかけた時の台詞。意外な気もするが、劇中ではベテラン傭兵らしく部下がいる時は極力被害が出ないようにしているし、僚機がいる時は最低限の援護行動はしっかり取っている。直後に[[カティ・マネキン]]のヴァージニア級宇宙輸送艦にロックオンの[[GNアームズTYPE-D]]が迫った時も間一髪で破壊している。
 
;「てめえだって同類じゃねえか。紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
 
;「てめえだって同類じゃねえか。紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
 
:ロックオンとの対決時。CBの行動の本質を的確に表しており、悪役にこれを言わせるあたりが本作の特徴とも言える。
 
:ロックオンとの対決時。CBの行動の本質を的確に表しており、悪役にこれを言わせるあたりが本作の特徴とも言える。
82行目: 108行目:  
;「さっさと始めようぜ!あの世で待ってんだろ?イノベイターのねーちゃんがよ!」
 
;「さっさと始めようぜ!あの世で待ってんだろ?イノベイターのねーちゃんがよ!」
 
:コミック版でライルと対峙した時の台詞。『イノベイターのねーちゃん』とはアニューの事を指しており、当然ライルの怒りに油を注いでしまう。
 
:コミック版でライルと対峙した時の台詞。『イノベイターのねーちゃん』とはアニューの事を指しており、当然ライルの怒りに油を注いでしまう。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
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;[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム (モラリア開発実験型)]]
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:PMCトラスト所属時の搭乗機。
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;[[アグリッサ]] / [[サーシェス専用AEUイナクトカスタム (アグリッサ型)]]
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:三大国家群による合同軍事演習の際の搭乗機。
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;[[ガンダムスローネツヴァイ]]
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:[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]殺害後に奪取して以降の搭乗機。国連軍にはこの機体で参加した。
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;[[アルケーガンダム]] / [[ヤークトアルケーガンダム]]
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:[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の私兵となった後の搭乗機。
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;[[ジンクス]]
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:大森倖三氏の漫画版でのみ搭乗。ガンダムスローネツヴァイを捕獲した。
 +
;[[ガンダムスローネフィーア]]
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:舞台でのみ搭乗。
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<!-- == 余談 == -->
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<!-- *説明 -->
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 話題まとめ ==
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<!-- *[[namazu:アリー・アル・サーシェス]] (全文検索結果) -->
      
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:アリー・アル・サーシェス]] -->
+
*[http://www.gundam00.net/tv/character/52.html 機動戦士ガンダム00[ダブルオー]:アリー・アル・サーシェス]
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
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<!-- == 脚注 == -->
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<!-- <references /> -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:ありい ある さあしえす}}
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[[Category:登場人物あ行]]
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[[Category:機動戦士ガンダム00]]
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<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->
匿名利用者