xvt-zgc ギラーガ(Ghirarga)
- 登場作品:機動戦士ガンダムAGE
- デザイナー:石垣純哉
- 分類:ゼハート・ガレット専用モビルスーツ
- 装甲材質:不明
- 全高:20.3m
- 重量:53.8t
- 主動力:不明
- 開発組織:ヴェイガン
- 主なパイロット:ゼハート・ガレット
ヴェイガンが開発した戦闘用モビルスーツ。
ゼハート・ガレットの専用機で、指揮官用に造られていた実験機を改装している。カラーリングはゼイドラと同じく、ゼハートのパーソナルカラーである真紅。
この時期のヴェイガン製MSは局地戦を重視したダナジンのような非人型の機体がほとんどの中、本機は珍しく人型として造られており汎用性が高い。
機動性重視の調整がされている為、機動性が非常に高く、宇宙空間での機動性を重視したガンダムAGE-3 オービタルにも匹敵する機動性能を持っている。
後に「Xトランスミッター」が追加され、新武装「ギラーガビット」が使用可能となった。
A.G.160年代におけるヴェイガン製MSとしては最高水準の性能を持つ機体だが、ヴェイガンが現在保有する技術ではこれ以上の性能を持つMSの開発は地球側の技術無しでは不可能とされている。その為、更なる技術力の向上を求めて地球連邦軍のガンダムを鹵獲。そこから得た技術データを基にヴェイガンのガンダムが産み出される事になった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムAGE(第三部)
- パイロットはゼハート・ガレット。
オリバーノーツ攻撃の指揮を執りつつ、キオ・アスノとフリット・アスノの乗るガンダムAGE-3やセリック・アビスのクランシェカスタムと交戦して優位に立つが、キオによってファ・ゼオスを撃沈された為に撤退する。
その後、ザナルド・ベイハートと共に宇宙に上がったディーヴァを襲撃してガンダムAGE-3 オービタルと互角の戦いを繰り広げるも、ガンダム鹵獲の意図を察して出撃してきたフリット・アスノのガンダムAGE-1 フラットにより邪魔される。結局、キオが戻ってきた事でザナルドのザムドラーグが鹵獲に成功した為、追撃しようとしたAGE-1 フラットを行動不能に陥らせ止めを刺そうとしたが、ディーヴァとジェノアスOカスタムの妨害を受けてAGE-1 フラットの破壊を断念して撤退する。 - 機動戦士ガンダムAGE(第四部)
- ルナベース攻防戦で参戦。ガンダムAGE-2 ダークハウンドと交戦する。
その後、ジラード・スプリガンのXラウンダー能力の暴走でギラーガビットを強制的に射出させられ、更にダークハウンドの攻撃からティエルヴァを庇い損傷。その上、ギラーガビットで攻撃されて大破し、ルナベースが陥落した事によりフラム・ナラのフォーンファルシアに運ばれる形で撤退した。
装備・機能
特殊機能
- Xトランスミッター
- ガンダム鹵獲作戦前に追加された脳波コントロールシステム。両肘・両膝に1基ずつ、バックパックに2基の計6基を搭載している。
これを展開した状態を「モードX」と呼ぶ。 - 電磁装甲
- 装甲の表面に電磁シールドを展開して防御する。地球連邦軍のMSの主力武装であるドッズライフルすらも拡散・無効化する事が出来るが、打撃を始めとする物理攻撃を受けた際の衝撃は普通に通ってしまう。また、前腕部等の一部分にしか展開できない為、使い勝手が悪い。
武装・必殺攻撃
- ビームバルカン
- 掌に1門ずつ、計2門内蔵されている。
- ビームサーベル
- 接近戦用の武装。ビームバルカンから発生させる。
- ギラーガスピア
- 本機の主兵装である双頭槍。両端から鎌状のビーム刃を発生させる事が可能で、形状も自在に変えられる。本機の機動性を活かせば貫通力も高まる。
2本に分離して短槍としても使う事が出来る他、中距離攻撃用のビーム砲や回転させる事でシールド代わりにもなる等多彩な運用が可能。 - ギラーガテイル
- 背部に装備された多関節構造の武器。その名の通り、本機の尾として装備されており、後方の敵機に対する迎撃用として使われる他、外す事で携行式の鞭にもなる。但し作中では携行武器としては使用されていない。
- ギラーガビット
- ファルシアの「ファルシアビット」を発展させたと思われる無線誘導兵器で、機体各部のXトランスミッターから発生させる。
ファルシアとは異なり、小型のビームの球体を多数放出し、それをビットとして使用する。Xトランスミッターの出力を上げる事で使えるビットの数は増えるが、その分パイロットへの負担も大きくなる。 - ビームバスター
- 胸部に1門内蔵されている高出力ビーム砲。ゼイドラやクロノスに搭載していた物よりも威力が向上している。
OPではガンダムAGE-3 ノーマルのシグマシスライフルと撃ち合っている為、シグマシスライフルと同程度の出力を持つと思われる。
対決・名場面
- 対ガンダムAGE-3 ノーマル
- 対ガンダムAGE-2 ダークハウンド
- ルナベース奪還作戦時に連邦側に加担し、参戦したアセムとの時代を超えた再戦。しかし、決着がつく事はなかった。