グルドリン | |
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外国語表記 | Gurdolin |
登場作品 | 機動戦士ガンダムAGE |
デザイナー | 石垣純哉 |
スペック | |
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分類 | 未完成モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | xvx-ooo |
全高 | 11.5m |
本体重量 | 185.0t |
開発組織 | ヴェイガン |
所属 | ヴェイガン |
母艦 | ファ・ザード |
主なパイロット | ゴドム・タイナム |
概要編集
ヴェイガンが戦争後期に「S&S(Simplification & Streamlining=単純化と合理化)」構想の基に新たに開発した機体。涙滴型のボディに腕を装着しただけという、およそモビルスーツとは思えない姿をした機体である。
今までは資材や人材に乏しい状況ながら、高性能且つ複雑な機構を持つ多種多様な機種を運用することが常態化していたが、「S&S」の機体はそれらと真逆と言える存在であった。モビルスーツにおける部品構成の単純化を極限まで進め、組み立てや保守作業の効率化も追求する。この構想自体は長い大量生産品の歴史から見れば奇異な発想ではないが、ヴェイガンにとってはかなり革新的な試みであったのである。
当初は旧来の開発体系に拘る一部の技術者たちの反発もあったが、長期間に渡る戦争による資源枯渇や生産体制の縮小。さらにイゼルカントが指揮する中央研究開発指導部の強力な後押しもあり、この「S&S」はヴェイガンの次世代機開発の中核思想の一つとなった。
「S&S」の集大成として名前を上げられるのがこのグルドリンである。特殊な壺状の胴体が特徴で、従来機と異なり頭部や下半身は存在せず、後部に大推力の推進器が存在。2本の長い腕は目的に合わせて各種アタッチメントに換装可能で、装甲には耐ビームコーティングが施されている。標準装備は先端のドリル状デバイスから展開されるビームスクレイパーのみ。2本腕に武装は装備されていないが、腕のみでモビルスーツを破壊するパワーを持つ。また、独特の胴体形状ながら下部にはランディングギアが収納されており、凹凸のある地表に離着陸可能。
ウェイガン上層部は地球連邦軍による火星侵攻を想定し、急に動員された促成栽培の新人パイロットであっても有効な突撃を行える性能を要求。そのため設計段階のグルドリンは、安定した動きと操作バランスの良さが最優先されるだけの数合わせの決戦兵器となるはずであった。
ところが、若手の技術者のアイデアが大胆に採用された結果、製造過程の単純化や運用の合理化を重ねながら、粗製濫造とは程遠い極めて強力な性能を有する量産機となった。癖のない操縦性と強力な加速性能が両立しており、攻撃を軽減する独特なフォルムや耐ビームコーティングなどによる防御力の高さも目を見張るものがあり、ベテランパイロットが絶賛するほどの機体として完成している。
完成した機体の性能は高かったがこの時点では未完成であり、安定した操縦性と引き換えに旋回能力は低く、武装もビームスクレイパーのみであったため動きが直線的になってしまう弱点が顕著となっている。これを克服するべくすぐに改修計画が立てられ、ゴールデングルドリンパーフェクトが完成している。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムAGE (第四部)
- 初出作品。パイロットはゴドム・タイナム。ラ・グラミス攻防戦にて自身の搭乗機が調整中で使えなかった為、惚れ込んで持ち込んでいた調整段階のグルドリンに独断で乗り、出撃した。その戦闘で連邦軍のMSを多数葬り、ガンダムAGE-FXとも交戦。当初は圧倒していたが、機体特性を見抜いたセリック・アビスのクランシェカスタムによって翻弄され、最後は至近距離からドッズライフルを撃ち込まれて撃墜された。
- 機動戦士ガンダムAGE (小説版)
- アニメ版と同じく、乗機が使えない事を理由にゴドムが搭乗し、出撃した。但しアニメ版と異なり、彼は機体に脱出装置がない事も承知した上で自らを『亡霊』と称して乗り込んでいる。また、セリック・アビスも機体形状から本機に脱出装置がない事を看破していた。なおこちらではEXA-DBのテクノロジーをコピーしようとして失敗した機体となっている。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 耐ビームコーティング
- 胴体部に施されている耐ビームコーティング。ドッズライフルの直撃にも数発なら耐える性能を持つ。
- 換装
- 腕部のアタッチメントを必要に応じて換装する事が可能。
武装・必殺攻撃編集
対決・名場面編集
関連機体編集
- グルドリンL
- PSP版AGEにのみ登場するグルドリンのカスタム機かつ色違い。
- ヘザー・グルドリン
- PSP版AGEにのみ登場するグルドリンの上位機種かつ色違い。
- ゴールデングルドリンパーフェクト
- 改修計画によって生み出されたグルドリンの完成機。