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| *センサー有効半径:6,300m | | *センサー有効半径:6,300m |
| *開発組織:[[ジオン公国軍]] | | *開発組織:[[ジオン公国軍]] |
| + | *所属:[[ジオン公国軍]]、ジオン残党軍 |
| *主なパイロット:ジオン軍一般兵、[[アナベル・ガトー]]、[[エリク・ブランケ]] | | *主なパイロット:ジオン軍一般兵、[[アナベル・ガトー]]、[[エリク・ブランケ]] |
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| + | == 概要 == |
| ジオン軍が一年戦争末期に、主力[[モビルスーツ]]として開発した機体。<br/> | | ジオン軍が一年戦争末期に、主力[[モビルスーツ]]として開発した機体。<br/> |
− | 同時期に[[ギャン]]との形式的なコンペにより採用になった。開発にあたっては[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の[[ガンダム (MS)|ガンダム]]を意識しており、ジオン軍の量産機としては初の携行ビーム兵器、ビーム・ライフルとビーム・ナギナタを装備している。カラーリングは、緑とグレー。<br/> | + | 同時期に[[ギャン]]との形式的なコンペにより採用になった。開発にあたっては[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の[[ガンダム]]を意識しており、ジオン軍の量産機としては初の携行ビーム兵器、ビーム・ライフルとビーム・ナギナタを装備している。カラーリングは、緑とグレー。<br/> |
| ビーム兵器の運用のため、高出力なジェネレータを本機のために新開発した。これは、内蔵型メガ粒子砲をもつ水陸両用機のものをベースとしたが、水冷式をとることはできないので、胸部全周にもうけられたエアインテークから吸気する空冷式を採用した。<br/> | | ビーム兵器の運用のため、高出力なジェネレータを本機のために新開発した。これは、内蔵型メガ粒子砲をもつ水陸両用機のものをベースとしたが、水冷式をとることはできないので、胸部全周にもうけられたエアインテークから吸気する空冷式を採用した。<br/> |
− | スラスターの付いたバックパックを装備せず、腰部スカート内、脚部フレア内にドムのエンジン技術を用いたスラスターを設けている。これは他のモビルスーツにはない特徴である。このため、様々なバックパックを追加装備することで、[[高機動型ゲルググ|高機動型]]や[[ゲルググキャノン|キャノン型]]のように運用方法を変えることができる。また、大気圏内での機動性の向上のため、前腕部に補助スラスターを内蔵している。しかし、宇宙空間ではデッドウェイトとなるので、武器に換装することもある。[[ザクIIF型|ザクII]]や[[グフ]]などに見られた頭部と脚部の動力パイプは、被弾を抑えるため内蔵している。<br/> | + | スラスターの付いたバックパックを装備せず、腰部スカート内、脚部フレア内にドムのエンジン技術を用いたスラスターを設けている。これは他のモビルスーツにはない特徴である。このため、様々なバックパックを追加装備することで、[[高機動型ゲルググ|高機動型]]や[[ゲルググキャノン|キャノン型]]のように運用方法を変えることができる。また、大気圏内での機動性の向上のため、前腕部に補助スラスターを内蔵している。しかし、宇宙空間ではデッドウェイトとなるので、武器に換装することもある。[[ザクII]]や[[グフ]]などに見られた頭部と脚部の動力パイプは、被弾を抑えるため内蔵している。<br/> |
| 量産型のモビルスーツとしては破格の性能があり、ガンダムに迫るものがあったが、投入次期がジオン劣勢の終局であり、多くは熟練されていない学徒兵によって運用されたこと、また、扱いなれたザクIIや[[リック・ドム]]に好んで搭乗するパイロットがいたこともあって、結局戦局を覆すことはできず、戦争は連邦軍勝利で幕を閉じた。一部は地上部隊にも配備され、北アフリカ方面にその姿が見かける。<br/> | | 量産型のモビルスーツとしては破格の性能があり、ガンダムに迫るものがあったが、投入次期がジオン劣勢の終局であり、多くは熟練されていない学徒兵によって運用されたこと、また、扱いなれたザクIIや[[リック・ドム]]に好んで搭乗するパイロットがいたこともあって、結局戦局を覆すことはできず、戦争は連邦軍勝利で幕を閉じた。一部は地上部隊にも配備され、北アフリカ方面にその姿が見かける。<br/> |
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| ;[[機動戦士ガンダム]] | | ;[[機動戦士ガンダム]] |
| :ア・バオア・クー戦に複数機登場。 | | :ア・バオア・クー戦に複数機登場。 |
− | ;[[機動戦士Ζガンダム]] | + | ;[[機動戦士Ζガンダム]](TV版) |
− | :大破した[[グワジン]]に遺棄されたゲルググを、[[ネモ]]1機分の部品で修理し、[[レコア・ロンド]]のジュピトリス潜入任務に使用された。その後[[百式]]のメガバズーカランチャーのエネルギーチャージに利用された。 | + | :大破した[[グワジン]]に遺棄されたゲルググを、[[ネモ]]1機分の部品で修理し、[[レコア・ロンド]]のジュピトリス潜入任務に使用された。その後[[百式]]のメガ・バズーカ・ランチャーのエネルギーチャージに利用された。 |
| ;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] | | ;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] |
− | :マサイ・ンガバの恋人が使っていた赤いゲルググが登場し、他にも「青の部隊」のディート・カルトハのレプリカゲルググが登場した。 | + | :[[マサイ・ンガバ]]の恋人が使っていた赤いゲルググが登場し、他にも「青の部隊」の[[ディート・カルトハ]]のレプリカ機が登場した。 |
| ;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]] | | ;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]] |
| :『黙示録0079』第3話「雷鳴に魂は還る」に多数が登場。 | | :『黙示録0079』第3話「雷鳴に魂は還る」に多数が登場。 |
| + | ;[[機動戦士ガンダム戦記|機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル]] |
| + | :[[エリク・ブランケ]]機が登場している。 |
| ;[[機動戦士ガンダムUC]] | | ;[[機動戦士ガンダムUC]] |
| :袖付き仕様として登場。 | | :袖付き仕様として登場。 |
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| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
| ;ビーム・ライフル | | ;ビーム・ライフル |
− | :量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。高性能センサーにより高い照準値を誇る。しかし、開発・生産が遅れたことで前線への本武装の配備が遅れ、ジャイアント・バズや120mmマシンガンを装備する機体もあった。 | + | :量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。高性能センサーにより高い照準値を誇る。しかし、開発・生産が遅れたことで前線への本武装の配備が遅れ、ジャイアント・バズや120mmマシンガンを装備する機体もあった。余談だが、媒体によってトリガーガードのサイズにバラつきがあり、ガード内に入れる指が人差し指、人差し指と中指、親指以外の3種類に分かれる。 |
| ;ジャイアント・バズ | | ;ジャイアント・バズ |
− | :ロケット推進で360mm口径の実弾を射出するバズーカ。[[ドム]]からの流用。 | + | :ロケット推進で360mm口径の実弾を射出するバズーカ。[[ドム]]からの流用。『Ζ』第26話で本装備の機体が登場している。 |
| ;120mmマシンガン | | ;120mmマシンガン |
− | :いわゆるザク・マシンガン。[[ザクIIF型|ザク]]からの流用。 | + | :いわゆるザク・マシンガン。[[ザクII]]からの流用。 |
| ;110mm速射砲 | | ;110mm速射砲 |
| :前腕部の補助推進装置を使わない、宇宙で運用される機体は、代わりに前腕部に装備する。 | | :前腕部の補助推進装置を使わない、宇宙で運用される機体は、代わりに前腕部に装備する。 |
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| :ラグビーボールのような端の尖った楕円形。非使用時は背中にマウントする。 | | :ラグビーボールのような端の尖った楕円形。非使用時は背中にマウントする。 |
| ;ビーム・マシンガン | | ;ビーム・マシンガン |
− | :ギラ・ドーガ用のもの。袖付き仕様が装備。 | + | :[[ギラ・ドーガ]]用のもの。袖付き仕様が装備。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| + | ;[[ゲルググ (ジャコビアス・ノード仕様機)]] |
| + | :元キマイラ隊のスナイパーにして、民間軍事会社『テミス』社長である[[ジャコビアス・ノード]]の専用機。頭部に[[ザクフリッパー]]で使用されていた多機能三連カメラを装備し、[[ジム・スナイパー]]系列の狙撃用ビームライフルを装備している。 |
| ;[[高機動型ザクII (R-3)]] | | ;[[高機動型ザクII (R-3)]] |
| :先行試作型ゲルググとも呼ばれる、ゲルググシリーズの原型機。 | | :先行試作型ゲルググとも呼ばれる、ゲルググシリーズの原型機。 |
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| :本機の先行量産型。エースパイロットに支給された。 | | :本機の先行量産型。エースパイロットに支給された。 |
| :;[[シャア専用ゲルググ]] | | :;[[シャア専用ゲルググ]] |
− | ::先行量産型の内の1機。 | + | ::[[シャア・アズナブル]]専用機。 |
| + | :;[[ガトー専用ゲルググ]] |
| + | ::[[アナベル・ガトー]]専用機。武装に試作型ビーム・ライフルが含まれている。 |
| ;[[高機動型ゲルググ]] | | ;[[高機動型ゲルググ]] |
| :背部に増加スラスターパックを装備した機体。名だたるエースパイロットに愛された傑作機の1つ。 | | :背部に増加スラスターパックを装備した機体。名だたるエースパイロットに愛された傑作機の1つ。 |
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| ;[[デザート・ゲルググ]] | | ;[[デザート・ゲルググ]] |
| :本機の砂漠専用機。砂中に潜行することを考慮してスコープが取り付けられている。 | | :本機の砂漠専用機。砂中に潜行することを考慮してスコープが取り付けられている。 |
− | ;[[ゲルググG型|ゲルググ (G)]] | + | ;[[陸戦型ゲルググ]] |
− | :地上戦に対応するためにスラスターの調整や防塵処理をされた機体。陸戦型ゲルググとも。 | + | :地上戦に対応するためにスラスターの調整や防塵処理をされた機体。 |
− | ;[[ゲルググ(ジャコビアス・ノード仕様機)]]
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− | :元キマイラ隊のスナイパーにして、民間軍事会社『テミス』社長である[[ジャコビアス・ノード]]の専用機。頭部に[[ザクフリッパー]]で使用されていた多機能三連カメラを装備し、[[ジム・スナイパー]]系列の狙撃用ビームライフルを装備している。
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| ;[[ゲルググG]] | | ;[[ゲルググG]] |
− | :ゲルググ (G)の砂漠戦用機。デザート・ゲルググとは別物。 | + | :陸戦型ゲルググの砂漠戦用機。デザート・ゲルググとは別物。 |
| ;[[ゲルググM]] | | ;[[ゲルググM]] |
| :ゲルググの海兵隊仕様機。背部のプロペラントタンクが特徴。 | | :ゲルググの海兵隊仕様機。背部のプロペラントタンクが特徴。 |