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:第二期では社会的に大きな認知されることになった鉄華団と、台頭してきた彼らを敵視するテイワズ内部の不満を抱えた勢力との身内での対立が始まる。また、腐敗した体制を露見してしまったギャラルホルンも[[マクギリス・ファリド]]が復興の旗手としてその発言力を高めつつあることを器具する[[ラスタル・エリオン]]達と緊張を高めつつあった。新興勢力と既得権勢力との対立図式は味方同士の足の引っ張り合いと、敵同士での結託という混迷の物語へとシフトしていく。
 
:第二期では社会的に大きな認知されることになった鉄華団と、台頭してきた彼らを敵視するテイワズ内部の不満を抱えた勢力との身内での対立が始まる。また、腐敗した体制を露見してしまったギャラルホルンも[[マクギリス・ファリド]]が復興の旗手としてその発言力を高めつつあることを器具する[[ラスタル・エリオン]]達と緊張を高めつつあった。新興勢力と既得権勢力との対立図式は味方同士の足の引っ張り合いと、敵同士での結託という混迷の物語へとシフトしていく。
 
:「とらドラ!」で非常に高い評価を受けている長井龍雪監督とのタッグで知られる岡田麿里の脚本は対立や駆け引きなどの人間ドラマが秀逸とされ、本作でも同様に人間同士の物語として展開していく。しかし、ストーリーが進行するに従って登場人物が次々に命を落としていく展開が目立つようになる。これは物語開始当初から「主人公勢力の敗北」という結末が決まっていたため、どんどん味方が居なくなっていくという絶望的な状況で、なお足掻くという彼らの姿を描くためであったとされている。しかし、その描写は様々あるものの「その回でクローズアップ→その回で退場」とパターン化し、キャラクターの生死が記号としての印象が強くなってしまった。最終的には前述のとおり鉄華団は組織として壊滅。死亡した団員以外は傭兵業から完全に足を洗った者や別の働き方を見つけた者、あるいは鉄華団の呪縛から逃れられなかった者など様々あるが「それでも彼らは生きている」として物語は幕を閉じることになる。
 
:「とらドラ!」で非常に高い評価を受けている長井龍雪監督とのタッグで知られる岡田麿里の脚本は対立や駆け引きなどの人間ドラマが秀逸とされ、本作でも同様に人間同士の物語として展開していく。しかし、ストーリーが進行するに従って登場人物が次々に命を落としていく展開が目立つようになる。これは物語開始当初から「主人公勢力の敗北」という結末が決まっていたため、どんどん味方が居なくなっていくという絶望的な状況で、なお足掻くという彼らの姿を描くためであったとされている。しかし、その描写は様々あるものの「その回でクローズアップ→その回で退場」とパターン化し、キャラクターの生死が記号としての印象が強くなってしまった。最終的には前述のとおり鉄華団は組織として壊滅。死亡した団員以外は傭兵業から完全に足を洗った者や別の働き方を見つけた者、あるいは鉄華団の呪縛から逃れられなかった者など様々あるが「それでも彼らは生きている」として物語は幕を閉じることになる。
:現在でも様々な議論がなされており鉄華団の役割を始め、マクギリス・ファリドが望んだものとは何だったのか、モビルアーマーとは、厄祭戦とは何だったのかなどなど枚挙に暇がない。これはインタビューなどで岡田麿里氏の発言からいくつか回答がなされているが、それらの中には作中で語られるべき大きな要因があったにも関わらず「(作中たびたびあった同性でのやや親密な描写に関して)火星では同性婚が認められている」「マクギリスはガンダム・バエルを手に入れた時点で計画が完了しており、その後は何も考えてなかった」「(終盤でダインスレイフ中心の戦闘に関して)ダインスレイフはエースパイロットなら難なくよけられる(※作中で「外れた」ことはあっても「避けられた」描写はほとんどない)」など、結果として人間に対しては万能のヒットマン、モビルスーツに対してはダインスレイフという記号的な、ありていに言えば雑な展開に終始し、「[[ラスタル・エリオン]]は[[マクギリス・ファリド]]がやろうとしたことをずっと平和的にやるつもりだった」など物語そのものの根本すら否定しかねない発言まであり、岡田麿里氏の悪評である「物語の整合性がつけるのが苦手」という部分で批判を浴びた。さらには「登場人物の声当てをした声優が気に入ったのでストーリーを改変した」など作品を私物化するような発言もあり、で大きく評価を落とした。
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:現在でも様々な議論がなされており鉄華団の役割を始め、マクギリス・ファリドが望んだものとは何だったのか、モビルアーマーとは、厄祭戦とは何だったのかなどなど枚挙に暇がない。これはインタビューなどで岡田麿里氏の発言からいくつか回答がなされているが、それらの中には作中で語られるべき大きな要因があったにも関わらず「(作中たびたびあった同性でのやや親密な描写に関して)火星では同性婚が認められている」「マクギリスはガンダム・バエルを手に入れた時点で計画が完了しており、その後は何も考えてなかった」「(終盤でダインスレイフ中心の戦闘に関して)ダインスレイフはエースパイロットなら難なくよけられる(※作中で「外れた」ことはあっても「避けられた」描写はほとんどない)」など、結果として人間に対しては万能のヒットマン、モビルスーツに対してはダインスレイフという記号的な、ありていに言えば雑な展開に終始し、「[[ラスタル・エリオン]]は[[マクギリス・ファリド]]がやろうとしたことをずっと平和的にやるつもりだった」など物語そのものの根本すら否定しかねない発言まであり、岡田麿里氏の悪評である「物語の整合性がつけるのが苦手」という部分で批判を浴びた。さらには「登場人物の声当てをした声優が気に入ったのでストーリーを改変した」など作品を私物化するような発言もあり、大きく評価を落とした。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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