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| | タイトル = スペック | | | タイトル = スペック |
| | 分類 = 高性能実験型[[可変モビルスーツ]] | | | 分類 = 高性能実験型[[可変モビルスーツ]] |
| + | | 生産形態 = ワンオフ機 |
| | 型式番号 = XXXG-00W0 | | | 型式番号 = XXXG-00W0 |
| | 頭頂高 = 16.7m | | | 頭頂高 = 16.7m |
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| | 設計者= | | | 設計者= |
| *[[ドクターJ]] | | *[[ドクターJ]] |
− | *[[[プロフェッサーG]] | + | *[[プロフェッサーG]] |
| *[[ドクトルS]] | | *[[ドクトルS]] |
| *[[H教授]] | | *[[H教授]] |
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| [[オペレーション・メテオ]]が実行される約15年前の[[A.C.]]180年頃、A.C.史上初の戦闘用[[MS]][[トールギス]]を開発した科学者達が、コストと実用性を度外視し、高性能のみを追求し設計した機体。画期的な新素材である[[ガンダニュウム合金]]を装甲や構造材に採用した初のMS。全ての基本性能はトールギスを遥かに凌駕する。 | | [[オペレーション・メテオ]]が実行される約15年前の[[A.C.]]180年頃、A.C.史上初の戦闘用[[MS]][[トールギス]]を開発した科学者達が、コストと実用性を度外視し、高性能のみを追求し設計した機体。画期的な新素材である[[ガンダニュウム合金]]を装甲や構造材に採用した初のMS。全ての基本性能はトールギスを遥かに凌駕する。 |
| | | |
− | しかし、トールギスの性能の時点で扱えるパイロットが存在しなかった事、主武装のツインバスターライフルの過剰な攻撃力と制御系に組み込まれた「[[ゼロシステム]]」の危険性、何よりも当時の技術が実際に製造可能な水準に達していなかったため、ゼロシステムの原型を含め、科学者達は設計データを封印した。 彼らが以前所属していた[[地球圏統一連合]]が急速な軍事化を推し進め、彼らの故郷である各コロニー自治府に圧力を強めたため、トールギスの設計図が完成した段階であったが連合を出奔。連合を乗っ取り、地球圏完全独裁の野望を抱く[[OZ]]を潰すという背景がある。 劇中登場するウイングガンダムゼロは科学者たちがそれぞれ持っていた本機の草案のうちH教授の設計図を元にカトルが組み上げたものである。 | + | しかし、トールギスの性能の時点で扱えるパイロットが存在しなかった事、主武装のツインバスターライフルの過剰な攻撃力と制御系に組み込まれた「[[ゼロシステム]]」の危険性、何よりも当時の技術が実際に製造可能な水準に達していなかったため、ゼロシステムの原型を含め、科学者達は設計データを封印した。 彼らが以前所属していた[[地球圏統一連合]]が急速な軍事化を推し進め、彼らの故郷である各コロニー自治府に圧力を強めたため、トールギスの設計図が完成した段階であったが連合を出奔。連合を乗っ取り、地球圏完全独裁の野望を抱く[[OZ]]を潰すという背景がある。 劇中登場するウイングガンダムゼロは科学者たちがそれぞれ持っていた本機の草案のうち[[H教授]]の設計図を元にカトルが組み上げたものである。 |
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| ゼロを封印した科学者達6人の内5人の科学者達は、それぞれのコロニーの反連合勢力と結託し、各々が得意とする技術を活かしたガンダムを開発。なお、残る1人ハワード博士だけは自分のガンダムを造らず、その己のバーニアに関する技術をもって巨大宇宙戦艦[[ピースミリオン]]を建造する事となる。 | | ゼロを封印した科学者達6人の内5人の科学者達は、それぞれのコロニーの反連合勢力と結託し、各々が得意とする技術を活かしたガンダムを開発。なお、残る1人ハワード博士だけは自分のガンダムを造らず、その己のバーニアに関する技術をもって巨大宇宙戦艦[[ピースミリオン]]を建造する事となる。 |
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− | なお、カトキハジメ氏がリファインドデザインした[[ウイングガンダムゼロ (EW版)|エンドレスワルツ版のウイングガンダムゼロ]]と本機は設定上同一の機体である。以前は通例上TV版を「ウイングガンダムゼロ」、映画、OVA版を「ウイングガンダムゼロカスタム」として区別していたが、近年では単に両方ウイングガンダムゼロ、もしくは区別が必要な場合に後者を「[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]」と表記するのが一般的である。ただし現在でも「ゼロカスタム」、「ゼロカス」等の愛称は一般的に使用されており、メディアによっては「ウイングガンダムゼロカスタム」で通している。EW版は、背面のウイングが更に大型化した上に鳥類の翼のような形状になっている。このウイングユニットは単なる推進用のパーツとしてではなく、四肢に次ぐ5肢、6肢としての[[AMBAC|AMBACシステム]]としての機能、ならびにシールドとして多数の羽状パーツで構成され、損傷具合によって剥離、再配置される(これはEW劇中で当機が飛翔する際に羽が舞う演出を論理的に説明する為に後付けされた設定である)。また、変形機構がTV版から大きく変更されており、大気圏への再突入を想定した主翼を機体前面に配置して、機体全体を保護する形態になる。この形態から追加パーツを増設する事で、長距離巡航形態への換装も可能。
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| ;[[新機動戦記ガンダムW]] | | ;[[新機動戦記ガンダムW]] |
− | :第24話で初登場。父親を殺されて怒りに自分を失った[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]がH教授の残した設計図から機体を完成させ自ら搭乗、資源衛星やコロニーを次々に破壊していった。その後カトルは、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の[[メリクリウス]]と対戦して圧倒。しかし、[[トロワ・バートン|トロワ]]の捨て身の説得でゼロシステムから解放される事になる。正気を取り戻したカトルは月面基地において[[メリクリウス]]の自爆装置を作動させ、この機体を消滅させようとするが結果的に失敗に終わる。<br />[[OZ]]はガンダムという存在を完全に抹消すべく、当機も処分する判断を下すが、技術士官の[[トラント・クラーク]]はゼロシステムの有用性に着眼、その解析の為に独自に戦闘演習でのデータ収集を繰り返すが、ゼロシステムの負荷に耐え切れず自滅する。宇宙空間を漂流している当機はOZによって爆破処理されようとしたが、トールギスの性能に限界を感じ始めていた[[ゼクス・マーキス]]が強奪する。サンクキングダム崩壊の危機を知ったゼクスは当機でサンクキングダムに急行するも手遅れとなり、ゼロシステムに飲み込まれ戦い続けていたヒイロの操る[[ガンダムエピオン]]と交戦、互いのゼロシステムがオーバーロードを起こし、両機の強制停止によって引き分けとなる。この際に、ヒイロとゼクスは互いの機体を交換し、以降はヒイロがメインパイロットとなる。<br/>作中、最も多くの人物によって操縦されたガンダムであり、ガンダムパイロット5人全員にゼクス、トラントの2人を加えた計7人が搭乗している。 | + | :初登場作品。作中の後期主役機であり第24話から登場するが、主人公の[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が搭乗するのは第37話以降となる。当初、父親を殺された怒りで我を失った[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]がH教授の残した設計図から機体を完成させ自ら搭乗。ゼロシステムによる精神支配を受け資源衛星やコロニーを次々に破壊していった。その後カトルはヒイロの[[メリクリウス]]と対戦して圧倒も、[[トロワ・バートン|トロワ]]の捨て身の説得でゼロシステムから解放される事になる。正気を取り戻したカトルは月面基地において[[メリクリウス]]の自爆装置を作動させ、この機体を消滅させようとするが結果的に失敗に終わる。<br />[[OZ]]はガンダムという存在を完全に抹消すべく、当機も処分する判断を下すが、技術士官の[[トラント・クラーク]]はゼロシステムの有用性に着眼、その解析の為に独自に戦闘演習でのデータ収集を繰り返すが、ゼロシステムの負荷に耐え切れず自滅する。宇宙空間を漂流している当機はOZによって爆破処理されようとしたが、トールギスの性能に限界を感じ始めていた[[ゼクス・マーキス]]が強奪する。サンクキングダム崩壊の危機を知ったゼクスは当機でサンクキングダムに急行するも手遅れとなり、ゼロシステムに飲み込まれ戦い続けていたヒイロの操る[[ガンダムエピオン]]と交戦、互いのゼロシステムがオーバーロードを起こし、両機の強制停止によって引き分けとなる。この際に、ヒイロとゼクスは互いの機体を交換し、以降はヒイロがメインパイロットとなる。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| :超高度な情報分析と状況予測を行い、毎秒毎瞬無数に計測される予測結果をコクピットの搭乗者の脳に直接伝達するインターフェース。 | | :超高度な情報分析と状況予測を行い、毎秒毎瞬無数に計測される予測結果をコクピットの搭乗者の脳に直接伝達するインターフェース。 |
| ;変形 | | ;変形 |
− | :ネオバード形態に変形。 | + | :MS形態からネオバード形態への変形が可能。 |
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| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
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| ;マシンキャノン | | ;マシンキャノン |
| :両肩に内蔵された4銃身式機関砲。発砲時は肩口の装甲が展開し銃身が露出する。基本的に牽制や近接防御が主用途だが、ガンダニュウム合金でも量産型MS機に使用される程度のものであれば破壊可能な威力。 | | :両肩に内蔵された4銃身式機関砲。発砲時は肩口の装甲が展開し銃身が露出する。基本的に牽制や近接防御が主用途だが、ガンダニュウム合金でも量産型MS機に使用される程度のものであれば破壊可能な威力。 |
− | ;ビームサーベル | + | ;[[ビームサーベル]] |
− | :接近戦用の斬撃武装。柄の形状や大きさは一般の量産機が装備する物と変わらない。が、ガンダムの持つビームサーベルを含むビーム兵器はガンダニュウム合金の採用によってビーム発生装置の耐久性が大幅に向上しているため桁外れの出力を持ち、水中でも一切減衰せず使用可能。本機のビームサーベルは特に出力が大きい様で、劇中にて一振りで複数のMSを撃破している。両肩アーマー内に格納される。 | + | :両肩アーマー内に1本ずつ格納されている接近戦用の斬撃武装。柄の形状や大きさは一般の量産機が装備する物と変わらないが、ガンダムの持つビームサーベルを含むビーム兵器はガンダニュウム合金の採用によってビーム発生装置の耐久性が大幅に向上しているため桁外れの出力を持ち、水中でも一切減衰せず使用可能。本機のビームサーベルは特に出力が大きい様で、劇中にて一振りで複数のMSを撃破している。 |
| ;シールド | | ;シールド |
− | :ネオバード形態時の機首を兼ねており、空力を考慮した流線型のフォルムを持つ。先端部は伸縮構造となっており、敵への打突攻撃の他、機体冷却用の放熱装置としても機能する。また左右両端に銃口が付いている。 | + | :ネオバード形態時の機首を兼ねたシールド。空力を考慮した流線型のフォルムを持つ。先端部は伸縮構造となっており、敵への打突攻撃の他、機体冷却用の放熱装置としても機能する。 |
| + | :;ウイングバルカン |
| + | ::シールドの左右両端に1門ずつ内蔵されている機関砲。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
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| ;[[ウイングガンダムスカイゼロ]] | | ;[[ウイングガンダムスカイゼロ]] |
| :『[[ガンダムブレイカー バトローグ]]』に登場するカラーバリエーション。全体的に落ち着いた色合いになっている。 | | :『[[ガンダムブレイカー バトローグ]]』に登場するカラーバリエーション。全体的に落ち着いた色合いになっている。 |
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| + | == 余談 == |
| + | *『W』作中では最も多くの人物によって操縦されたガンダムであり、ガンダムパイロット5人全員にゼクス、トラントの2人を加えた計7人が搭乗している。 |
| + | *カトキハジメ氏がリファインドデザインした[[ウイングガンダムゼロ (EW版)|エンドレスワルツ版のウイングガンダムゼロ]]と本機は設定上同一の機体である。以前は通例上TV版を「ウイングガンダムゼロ」、映画、OVA版を「ウイングガンダムゼロカスタム」として区別していたが、近年では単に両方ウイングガンダムゼロ、もしくは区別が必要な場合に後者を「ウイングガンダムゼロ (EW版)」と表記するのが一般的である。ただし現在でも「ゼロカスタム」、「ゼロカス」等の愛称は一般的に使用されており、メディアによっては「ウイングガンダムゼロカスタム」で通している。EW版は、背面のウイングが更に大型化した上に鳥類の翼のような形状になっている。このウイングユニットは単なる推進用のパーツとしてではなく、四肢に次ぐ5肢、6肢としての[[AMBAC|AMBACシステム]]としての機能、ならびにシールドとして多数の羽状パーツで構成され、損傷具合によって剥離、再配置される(これはEW劇中で当機が飛翔する際に羽が舞う演出を論理的に説明する為に後付けされた設定である)。また、変形機構がTV版から大きく変更されており、大気圏への再突入を想定した主翼を機体前面に配置して、機体全体を保護する形態になる。この形態から追加パーツを増設する事で、長距離巡航形態への換装も可能。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
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