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| {{登場人物概要 | | {{登場人物概要 |
| | 外国語表記 = Riddhe Marcenas | | | 外国語表記 = Riddhe Marcenas |
− | | 登場作品 = [[機動戦士ガンダムUC]] | + | | 登場作品 = |
| + | *[[機動戦士ガンダムUC]] |
| + | *[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]] |
| + | *[[獅子の帰還]] |
| <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> | | <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> |
| | 声優 = 浪川大輔 | | | 声優 = 浪川大輔 |
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| | 階級 = 少尉 ⇒ 中尉 | | | 階級 = 少尉 ⇒ 中尉 |
| | 役職 = | | | 役職 = |
− | | 主な搭乗機 = [[リゼル]]→[[デルタプラス]]→[[バンシィ]](原作)、[[バンシィ・ノルン]](OVA) | + | | 主な搭乗機 = |
| + | *[[リゼル]] |
| + | *[[デルタプラス]] |
| + | *[[バンシィ]](原作小説版UC) |
| + | *[[バンシィ・ノルン]](アニメ版UC) |
| + | *その他 |
| }} | | }} |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
| [[地球連邦軍]]の[[ロンド・ベル]]隊に所属する[[MS]]パイロット。 | | [[地球連邦軍]]の[[ロンド・ベル]]隊に所属する[[MS]]パイロット。 |
| + | |
| + | 『[[機動戦士ガンダムUC]]』のもう一人の主人公とも言うべき役柄であり、主人公であるバナージと対照的な存在として描かれている。初代連邦大統領であったリカルド・マーセナスの子孫に当たり、代々政治家を輩出してきた名家であるマーセナス家の生まれで、彼自身それを疎ましく思い、父親であるローナン・マーセナスとは折り合いが悪くマーセナス家には頼らずに自分の実力で名を上げる為に家を飛び出して連邦軍に入隊しMSパイロットとなる。 |
| + | |
| + | 軍に入った後もマーセナス家のお坊ちゃんと言う肩書が付いて回る事にうんざりしていたが、自分自身も無意識の内に自分を特別視していた事を後にブライトに指摘されている。MSのパイロットよりも航空機のパイロットに憧れを持っており、複翼機の飛行機プラモ(小説版UC)またはミニチュア(アニメ版UC)をお守りとして身に着けている(小説版では左腕、OVA版では手首)。 |
| + | |
| + | パイロットとしての技量は抜群であり、家柄も申し分なく、ちょっとした気配りもでき、さらにハンサムという非の打ち所がない。責任感が強く大変生真面目。物語序盤では完全無欠のパーフェクトな人物であったが、バナージ・リンクス、オードリー・バーンと出会い、また「ラプラスの箱」の正体を知ったことで精神的に不安定になってしまう。 |
| + | |
| + | 所属するネェル・アーガマがラプラスの箱を巡る戦いに関わり、戦いを終わらせる為にミネバと共にマーセナス家の力を借りようと地球に降りて父を頼るも「ラプラスの箱」の真実や箱の中身を隠す為やビスト一族とマーセナス家が深くかかわっていた事を知り、絶望し罪悪感の救いをオードリーに求めたが、彼女はこれを拒否。また、常に彼女の傍で付き従い、ニュータイプとして覚醒しはじめたバナージを恋敵として、またマーセナス家の人間として強く憎悪する。 |
| + | |
| + | その後はユニコーンガンダムに対抗するために、同系機であるバンシィに搭乗。UC計画の体現者として、ジオニズムの象徴たるニュータイプのバナージ・リンクスを、そして地球連邦の暗部であるラプラスの箱を破壊し、ビスト一族の血を継ぐバナージとマーセナス家の血を継ぐ自分を殺す事で箱に関わる全てを終わらせて、箱の呪いから世界を解放する為に戦場へと赴いた。 |
| + | |
| + | バナージもそうであったように「システムに取り込まれている」リディには説得が通じず、やむなくマリーダ・クルスがクシャトリヤで出撃し、サイコフレームの共振によって誤解を解こうとするも、直前で失敗。逆に憎悪を倍加させたリディはビームマグナムでクシャトリヤのコクピットを打ち抜いてしまう。死の瞬間のマリーダと通じ合ったことで凄まじい罪悪感と、彼女を失った人々の悲しみを共感してしまい、塗炭の苦しみを味わうも、ロンド・ベルのクルー達の暖かい言葉に本来の自己を取り戻す。 |
| + | |
| + | バナージ・リンクスの駆るユニコーンガンダムと、フル・フロンタルの搭乗するネオ・ジオングによるラプラスの箱をめぐる激闘に割って入り、さらにはラプラスの箱ごとすべてを闇に葬ろうとした地球連邦のコロニーレーザーをバナージとともにサイコ・フィールドを展開し、身を挺してこれを守った。光の奔流の中で、複翼機の幻影を見た彼の心の変化を感じ取ったかのように、バンシィのサイコフレームは黄金の光から、ユニコーンガンダムと同じエメラルドグリーンの輝きへと変化している。 |
| + | |
| + | 嫉妬や憎悪といった「分かり合えない人類」の塊のような描かれ方をしているため、またマリーダ・クルスの命を奪ったことから大変に嫌われている損なキャラクターであるが、犯した罪の大きさと、それを悔い、償おうとすることで、彼もまた「誤解なく分かり合える人」としての革新を遂げた。これは「誰でもニュータイプになれる」ということを示唆しており、ガンダムUCの「可能性」というキーワードの体現者として非常に大きな役割を、ある意味ではバナージ以上に担ってると言えよう。 |
| + | |
| + | なお、この戦いが終わった後、初のニュータイプとして地球連邦政府へ閣僚として参画したことが公式に語られている。100年の長い長い時間を経て、宇宙世紀憲章に込められた「願い」が実現したことになる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[機動戦士ガンダムUC]] | | ;[[機動戦士ガンダムUC]] |
− | :もう一人の主人公とも言うべき役柄であり、主人公であるバナージと対照的な存在として描かれている。初代連邦大統領であったリカルド・マーセナスの子孫に当たり、代々政治家を輩出してきた名家であるマーセナス家の生まれで、彼自身それを疎ましく思い、父親であるローナン・マーセナスとは折り合いが悪くマーセナス家には頼らずに自分の実力で名を上げる為に家を飛び出して連邦軍に入隊しMSパイロットとなる。 | + | :初登場作品。 |
− | :軍に入った後もマーセナス家のお坊ちゃんと言う肩書が付いて回る事にうんざりしていたが、自分自身も無意識の内に自分を特別視していた事を後にブライトに指摘されている。
| + | ;[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]] |
− | :MSのパイロットよりも航空機のパイロットに憧れを持っており、複翼機の飛行機ミニチュアをお守りとして身に着けている。(小説版では左腕、OVA版では手首)
| + | :立ち回りはOVA版UCと概ね一緒。 |
− | :パイロットとしての技量は抜群であり、家柄も申し分なく、ちょっとした気配りもでき、さらにハンサムという非の打ち所がない。責任感が強く大変生真面目。物語序盤では完全無欠のパーフェクトな人物であったが、バナージ・リンクス、オードリー・バーンと出会い、また「ラプラスの箱」の正体を知ったことで精神的に不安定になってしまう。
| + | ;[[獅子の帰還]] |
− | :所属するネェル・アーガマがラプラスの箱を巡る戦いに関わり、戦いを終わらせる為にミネバと共にマーセナス家の力を借りようと地球に降りて父を頼るも「ラプラスの箱」の真実や箱の中身を隠す為やビスト一族とマーセナス家が深くかかわっていた事を知り、絶望し罪悪感の救いをオードリーに求めたが、彼女はこれを拒否。また、常に彼女の傍で付き従い、ニュータイプとして覚醒しはじめたバナージを恋敵として、またマーセナス家の人間として強く憎悪する。
| + | :主人公として登場。 |
− | :その後はユニコーンガンダムに対抗するために、同系機であるバンシィに搭乗。UC計画の体現者として、ジオニズムの象徴たるニュータイプのバナージ・リンクスを、そして地球連邦の暗部であるラプラスの箱を破壊し、ビスト一族の血を継ぐバナージとマーセナス家の血を継ぐ自分を殺す事で箱に関わる全てを終わらせて、箱の呪いから世界を解放する為に戦場へと赴いた。
| |
− | :バナージもそうであったように「システムに取り込まれている」リディには説得が通じず、やむなくマリーダ・クルスがクシャトリヤで出撃し、サイコフレームの共振によって誤解を解こうとするも、直前で失敗。逆に憎悪を倍加させたリディはビームマグナムでクシャトリヤのコクピットを打ち抜いてしまう。
| |
− | :死の瞬間のマリーダと通じ合ったことで凄まじい罪悪感と、彼女を失った人々の悲しみを共感してしまい、塗炭の苦しみを味わうも、ロンド・ベルのクルー達の暖かい言葉に本来の自己を取り戻す。
| |
− | :バナージ・リンクスの駆るユニコーンガンダムと、フル・フロンタルの搭乗するネオ・ジオングによるラプラスの箱をめぐる激闘に割って入り、さらにはラプラスの箱ごとすべてを闇に葬ろうとした地球連邦のコロニーレーザーをバナージとともにサイコ・フィールドを展開し、身を挺してこれを守った。
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− | :光の奔流の中で、複翼機の幻影を見た彼の心の変化を感じ取ったかのように、バンシィのサイコフレームは黄金の光から、ユニコーンガンダムと同じエメラルドグリーンの輝きへと変化している。 | |
− | :嫉妬や憎悪といった「分かり合えない人類」の塊のような描かれ方をしているため、またマリーダ・クルスの命を奪ったことから大変に嫌われている損なキャラクターであるが、犯した罪の大きさと、それを悔い、償おうとすることで、彼もまた「誤解なく分かり合える人」としての革新を遂げた。これは「誰でもニュータイプになれる」ということを示唆しており、ガンダムUCの「可能性」というキーワードの体現者として非常に大きな役割を、ある意味ではバナージ以上に担ってると言えよう。
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− | :なお、この戦いが終わった後、初のニュータイプとして地球連邦政府へ閣僚として参画したことが公式に語られている。100年の長い長い時間を経て、宇宙世紀憲章に込められた「願い」が実現したことになる。 | |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| + | === 家族 === |
| ;[[ローナン・マーセナス]] | | ;[[ローナン・マーセナス]] |
| :父。折り合いが悪かったが、ローナンの方からは父親として深い愛情を向けられていた。 | | :父。折り合いが悪かったが、ローナンの方からは父親として深い愛情を向けられていた。 |
| ;[[シンシア・マーセナス]] | | ;[[シンシア・マーセナス]] |
| :姉。 | | :姉。 |
| + | |
| + | === 主要人物 === |
| ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] |
| :[[デルタプラス]]で共に地上に降りるも、自宅で軟禁生活を強いる事になってしまう。更に父から明かされた箱の秘密に苦しみながらも彼女を守ろうとするが……… | | :[[デルタプラス]]で共に地上に降りるも、自宅で軟禁生活を強いる事になってしまう。更に父から明かされた箱の秘密に苦しみながらも彼女を守ろうとするが……… |
| ;[[バナージ・リンクス]] | | ;[[バナージ・リンクス]] |
| :インダストリアル7で合流した[[ユニコーンガンダム]]のパイロット。当初は「男」と見込まれた事もあって一目置いていたが、ラプラスの箱の秘密を知ってからはビスト家の嫡子でもあった彼に敵愾心を抱くようになる。 | | :インダストリアル7で合流した[[ユニコーンガンダム]]のパイロット。当初は「男」と見込まれた事もあって一目置いていたが、ラプラスの箱の秘密を知ってからはビスト家の嫡子でもあった彼に敵愾心を抱くようになる。 |
| + | |
| + | === [[ネェル・アーガマ]]組 === |
| + | ;[[ミヒロ・オイワッケン]] |
| + | :ネェル・アーガマのオペレーター。原作小説では出撃の際に冗談半分でデートに誘った。 |
| + | ;[[オットー・ミタス]] |
| + | :ネェル・アーガマの艦長 |
| + | ;[[ノーム・バシリコック]] |
| + | :ネェル・アーガマのMS隊隊長。 |
| + | |
| + | === [[ラー・カイラム]]組 === |
| ;[[ナイジェル・ギャレット]] | | ;[[ナイジェル・ギャレット]] |
| : | | : |
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| ;[[ダリル・マッギネス]] | | ;[[ダリル・マッギネス]] |
| : | | : |
| + | ;[[ブライト・ノア]] |
| + | :ラー・カイラムの艦長。着任の時に無意識化で自分を特別扱いしていると言う事を看破する。 |
| + | |
| + | === [[ビスト財団]] === |
| ;[[アルベルト・ビスト]] | | ;[[アルベルト・ビスト]] |
| : | | : |
− | ;[[ブライト・ノア]]
| + | |
− | :ラーカイラムの艦長。着任の時に無意識化で自分を特別扱いしていると言う事を看破する。
| + | === [[袖付き]] === |
| ;[[マリーダ・クルス]] | | ;[[マリーダ・クルス]] |
| : | | : |
− | ;[[ミヒロ・オイワッケン]]
| + | |
− | :ネェル・アーガマのオペレーター。原作小説では出撃の際に冗談半分でデートに誘った。
| |
− | ;[[オットー・ミタス]]
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− | :ネェル・アーガマの艦長
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− | ;[[ノーム・バシリコック]]
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− | :ネェル・アーガマのMS隊隊長。
| |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| <!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。代表的な台詞のみにしてください。 --> | | <!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。代表的な台詞のみにしてください。 --> |
| <!-- :セリフ:説明 --> | | <!-- :セリフ:説明 --> |
| <!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 --> | | <!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 --> |
| + | === 機動戦士ガンダムUC === |
| ;「君の顔、どこかで見た覚えが……」/「そうだ!女優のナツメ・スワンソン!似てるって言われない?」 | | ;「君の顔、どこかで見た覚えが……」/「そうだ!女優のナツメ・スワンソン!似てるって言われない?」 |
| :ネェル・アーガマ艦内で、保護したオードリーを訝しげに見つめながら。オードリー(ミネバ)は自分の正体を悟られたと思い、俯いてごまかそうとするが……。後半はパッと明るい笑顔になって。彼一流のジョーク(あるいは女の子の口説き方)なのだろうが、相手とタイミングが悪かった。オードリーからは「芸能界のことは疎いから……」とかわされてしまい、残念そうに「あ、そう……」と呟いた。 | | :ネェル・アーガマ艦内で、保護したオードリーを訝しげに見つめながら。オードリー(ミネバ)は自分の正体を悟られたと思い、俯いてごまかそうとするが……。後半はパッと明るい笑顔になって。彼一流のジョーク(あるいは女の子の口説き方)なのだろうが、相手とタイミングが悪かった。オードリーからは「芸能界のことは疎いから……」とかわされてしまい、残念そうに「あ、そう……」と呟いた。 |
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| :ネェル・アーガマに補充された時から搭乗。 | | :ネェル・アーガマに補充された時から搭乗。 |
| ;[[バンシィ]] | | ;[[バンシィ]] |
− | :[[マリーダ・クルス|マリーダ]]が降りた機体に搭乗。 | + | :原作小説版『UC』で[[マリーダ・クルス|マリーダ]]が降りた機体に搭乗。 |
| ;[[バンシィ・ノルン]] | | ;[[バンシィ・ノルン]] |
− | :OVA版では換装された本機に搭乗。 | + | :OVA版『UC』ではバンシィの代わりに換装形態であるこちらに搭乗。 |
| ;[[リゼル ディフェンサーbユニット]] | | ;[[リゼル ディフェンサーbユニット]] |
− | :『バンデシネ』において最初の搭乗機。 | + | :『バンデシネ』における最初の搭乗機。 |
| ;[[バイアラン・カスタム2号機 (バンデシネ版)]] | | ;[[バイアラン・カスタム2号機 (バンデシネ版)]] |
− | :『バンデシネ』においてデルタプラスの次の搭乗機。 | + | :『バンデシネ』におけるデルタプラスの次の搭乗機。 |
| ;[[リゼル (隊長機) ディフェンサーaユニット]] | | ;[[リゼル (隊長機) ディフェンサーaユニット]] |
| :『獅子の帰還』での搭乗機。 | | :『獅子の帰還』での搭乗機。 |
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157行目: |
| [[Category:登場人物ら行]] | | [[Category:登場人物ら行]] |
| [[Category:機動戦士ガンダムUC]] | | [[Category:機動戦士ガンダムUC]] |
| + | [[Category:機動戦士ガンダムUC バンデシネ]] |
| + | [[Category:獅子の帰還]] |
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