機動戦士ゼータガンダム1/2
機動戦士ゼータガンダム1/2 | |
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読み | きどうせんしぜーたがんだむ はーふ |
外国語表記 | MOBILE SUIT Ζ GUNDAM 1/2 |
作者 | 長谷川裕一 |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
発行所 | 角川書店 (現KADOKAWA) |
掲載誌 | 「月刊ガンダムエース」増刊「ゼータガンダムエース」No.001~003 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全4話 (内番外編1) |
概要編集
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の長谷川裕一による『機動戦士Ζガンダム』の外伝作品。当初は、劇場版Ζガンダムのダイジェスト漫画を依頼されていたが、それでは『Ζ』と自身の両方のファンが損をするだろうと断り、こちらの連載が決定した[1]。月刊ガンダムエースの増刊「ゼータガンダムエース」のNo.001~003に掲載され、その後単行本化。その際に描き下ろしエピソードとなる番外編が追加収録された。
本作は、宇宙世紀0137年に死去した女性詩人作家シシリア・マディンの書斎から0138年に発見された「エドガー・エドモンド・スミスの日記」に記されていたという設定で、主人公エドガー・エドモンド・スミスの活動の記録が描かれている。しかし、この記録自体がシシリアの創作であるという識者の意見もあり、研究者の間でも支持と否定が半々になっているとされている。
『クロスボーン』シリーズともリンクした設定になっており、前述の番外編の主人公としてウモン・サモンが登場する他、シシリアも『クロスボーン』の登場人物の血縁者である可能性が示唆されている。
ストーリー編集
まだ、誰もこの戦いを知らない――。
宇宙世紀0087、人類史上最悪の殺戮戦となった一年戦争から7年。時代は新たな刻をきざもうとしていた。
新たなる「刻」が新たなる戦乱のはじまりを意味するに過ぎないとしたら、古き戦いの最後の眷属はなぜ、新たなる者に挑むのか?
これは時代を生み出す為の宇宙の虚しき音か?
……刻は涙に変わるのか?
登場人物編集
- エドガー・エドモンド・スミス
- ジャブローでAAA級の腕前を持つと言われるMSパイロット。その腕前を買われてティターンズからグリプスへ召喚され、ガンダムMk-IIのテストパイロットを任せられるが、その後カラバへと転身し、ハーフゼータのパイロットとなる。
- シシリア・マディン
- エドガーの幼馴染で婚約者。エドガーは彼女の写真をロケットに入れて持ち歩いている。それを見た第三者はたいてい苦い顔をするが、その理由は番外編で明かされる事になる。
- カン・ウー
- ハーフガンダムのパイロット。一年戦争で妻子を喪い、その絶望から戦争を憎悪しており、次の戦争の引き金となるMk-IIの完成を遅らせるべく、身体的負担を度外視した操縦でエドガーを下し続けてきた。
- アムロ・レイ
- 一年戦争で活躍した伝説的エース。地上でティターンズの虜囚となっていた所をエドガーによる救出作戦が行われた。
- ラウレンティス / ライナス / タヤマ
- エゥーゴのMSパイロット。エドガーとともにティターンズに対する陽動部隊として活躍する。
- ウォルナック
- ティターンズの試作MAアモン・ドッグのパイロット。
- ウモン・サモン
- 番外編に登場。後の海賊軍の一員である「誤報のデパート」の異名を持つ男。仲間ぐるみで連邦軍の軍服を勝手に黒く染めてティターンズになりきっていた。バットマンから逃げている最中に出会ったシンシアを守るべく奮闘する。
- バットマン
- ウモン達を襲ったエゥーゴの略奪者(あるいはエゥーゴを騙る盗賊)。一年戦争の頃から常に勝つ勢力に衣替えしてきた伝説の傭兵であるが、ウモンのホラ吹きを真に受けて、彼らから毒ガスを奪い取ろうと目論む。
登場メカ編集
用語編集
- エドガー・エドモンド・スミスの日記
- 宇宙世紀0138年にシシリア・マディンの書斎から発見された遺稿。本作はこの日記の記述から抜粋された体裁で物語が進む。
各話リスト編集
話数 | サブタイトル | 備考 |
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1 | 機動戦士ガンダム1/2 VS ガンダムMK-II | |
2 | アムロとKiss! | |
3 | エドガー・エドモンド・スミスの日記 | |
番外編 | 宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~ | 単行本化の際に収録 |
関連作品編集
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 長谷川裕一によるシリーズ作品。本作の登場人物やその子孫と思われる人物が登場する他、『ゴースト』では研究対象としてハーフゼータの名前が挙がっている。
- 機動戦士Ζガンダム
- 同時間軸の作品。本作の第1話にも一部登場人物が出演している。
商品情報編集
漫画 編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集』153ページ。