AMX-009 ドライセン(Dreissen)
- 登場作品:機動戦士ガンダムΖΖ、機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- 分類:汎用量産型モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 全高:22.0m
- 本体重量:36.7t
- 全備重量:66.8t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:2380kw
- スラスター推進力:107800kg
- センサー有効半径:13100m
- 開発組織:アクシズ
- 主なパイロット:ラカン・ダカラン、オウギュスト・ギダン、テルス、ザミュ・サミュ、レッダー他
アクシズ(ネオ・ジオン軍)の量産型モビルスーツ。ジオン軍のドム系MSの最終発展型。重MSという、ドムの別名といってもよいカテゴリが、恐竜的進化を遂げた機体。そのため、「リック・ドムIII」と呼んでも差し支えない。
陸戦重視の機体ながらも汎用性を持たせた。第一次ネオ・ジオン抗争時においては間違いなく最良の量産型モビルスーツであり、後年のMSと比べても遜色ないほどの性能を所持している。試作機をラカン・ダカランに与えられ、地球侵攻作戦時には順次量産されている。
U.C.0096時でも「袖付き」の主力を担っている。「袖付き」が使用するMSは旧式が大多数を占めており、ほとんどのMSが大幅な改修を受けているのに対し、本機は基本性能が高いため、最小限の改造で終了している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 主なパイロットは、ラカン・ダカラン、オウギュスト・ギダン。
- 機動戦士ガンダムUC
- パラオを脱出しようとするユニコーンガンダムを追撃したが、撃墜されている。
- 機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- 主なパイロットはテルス、ザミュの両名。本来は第一次ネオ・ジオン抗争から使われてきた逸品だが、テルスの夫である機付長ジェトロの手で袖付きのエングレーブを与えられ、第一線で活躍している。このうちザミュ機はパラオの坑内でユニコーンガンダムと遭遇し、ビームガトリングの斉射で撃破されている。残されたテルス機も、彼女が第一線を退いたためパイロット不在となったが、その後は新人パイロットのレッダー少尉の機体となった。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 3連装ビーム・キャノン
- 前腕部に内蔵された、本体ジェネレーター直結式の固定火器。高出力のビームを高速で連射する、近距離では圧倒的な制圧力を誇る武装である。上腕外装部にパワーサプライヤーが露出している為、そこに被弾すると一切の使用が不可能になるという弱点があり、堅牢な装甲の本機にとって「弁慶の泣き所」といえる。ただし、U.C.0096年時には改良されており、内装式になっている。
- トライブレード
- 背中に3基装備された手裏剣。地上での使用は想定していない。実験的な意味合いが強く、他のMSには受け継がれなかった。
- ビームトマホーク/ビームランサー
- 斬撃・刺突用にそれぞれ用意された格闘用兵器。繋ぎ合わせる事で、ビーム刃の出力を倍加する事が出来る。
- ビームライフル(ビームキャノン)
- バウのビームライフルを携帯。原作ではグレミー所属のドライセンが所持していた。
- ジャイアント・バズ
- ドムの運用思想を取り戻す為に用意された、大口径の実体弾砲。元はシナンジュ用のものを改修、量産化したものであり、射程延長による戦闘可能範囲の拡大によって他MSとの連携が容易になった。命中すれば一撃で敵を沈める。
- ヒート・サーベル
- U.C.0096年代には珍しくなった実体剣。刀身部分を白熱化させ、敵の装甲を斬撃によって溶断する。その性質ゆえに基本的に使い捨ての装備だが、シンプルな構造ゆえに、MSの武器のなかでは生産費が安い。ドムの代名詞。
対決・名場面
- 対ΖΖガンダム
- 地球降下前の戦闘でラカン搭乗のドライセンと対峙。いきなりΖΖのダブルビームライフルを破壊してジュドーを苦戦させるが、最期は機体を両断されて撃墜された。
- 対ガンダムチーム
- オウギュスト搭乗のドライセンはビーチャのΖΖガンダムを沈黙させ、エルのガンダムMk-IIの右腕を破壊、ルーのΖガンダムを戦闘不能に追い込んだ。その後百式に乗り込んだジュドーとの一対一の勝負に負け、最期は両腕を切断され撃墜させられた。
- 対ユニコーンガンダム
- パラオから脱出しようとするユニコーンガンダムを発見、追撃する。奪取したビームガトリングガンがマッチングの途中で反撃できないユニコーンを圧倒するものの、マッチング終了と同時にビームガトリングガンの斉射(威嚇射撃?)をモロに受け、あっさり撃墜される。