n i t r o
n_i_t_r_o
グリプス戦役時にχプランによってロック・ホーカーが開発した特殊なサイコミュシステム。名称は「NEWTYPE-INJECTION-TRACE-REFORMED-OLDTYPE」の略称。ロック・ホーカーはかつてEXAMシステムを開発したクルスト・モーゼスと同じくニュータイプ能力に恐れを抱いており、このシステムは常人にニュータイプと同様の力を付加するために開発された。
搭乗者の脳内を強制的に書き換えることによりニュータイプと同等の空間認識能力を得ることができ、ニュータイプ素養の低い一般パイロットでもサイコミュシステムを使用することを可能とするシステムで、強制的に強化人間に変化させることが可能。短期間でニュータイプへの覚醒を促すことも可能なシステムであるが、パイロットの性格が攻撃的で不安定な物に変化する危険性を有する。従来の強化人間と比べると人格崩壊等のリスクはあるものの、薬物による禁断症状の恐れがないという利点がある。なお、初期のシステムではパイロットが廃人になる欠点を有していた。
外見上の特徴としてシステムの起動時には機体各部の駆動部から青い炎のような光が噴き出す特徴があり、この光が出るたび脳内が書き換えられている。
本来はサイコガンダム等の機体を淀みなく動かすためにティターンズで開発されたシステムだが、ティターンズが壊滅したために計画も凍結されていた。だが、ユニコーンガンダム系列機のパイロットとなる強化人間の安定供給を図るという目的で再び日の目を見ることになった。
ちなみにこのシステムの原理は不明であるが、初期のサイコミュシステムの欠陥であったサイコミュの逆流現象を応用した物と推測されている。
登場作品
搭載機
- ザナドゥ
- 計画の最初機にプロトタイプサイコガンダムをベースに開発された機体。U.C.0096年に至るまで改良し続けられており、ナイトロユニット自体が別のモビルスーツとして成立するまでになっている。
- ガブスレイ / サイコガンダム / サイコガンダムMk-II
- 「デビルズ・ネスト」に保管されていた機体に初期のn_i_t_r_oが搭載されていた。
- ガンダムデルタカイ / ガンダムデルタカイ陸戦仕様
- 計画の再始動時に搭載された機体。
- プロトタイプΖΖガンダム (ナイトロ搭載型)
- デルタカイのデータを元にした新型を搭載している機体。バックパックが大型化している。
- 量産型サイコガンダム
- 同じく新型を搭載している。ナイトロ隊の機体として運用された。
- フェネクス
- 捕獲した本機に、新型のシステムを搭載したアームド・アーマーXCが装備された。なお、バンシィ・ノルンのアームド・アーマーXCはNT-D発動のサポート機能に限定された物である。