機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ(MOBILE SUIT GUNDAM BLAZING SHADOW)
概要
機動戦士ガンダムより4年後の時代を背景とする小説作品。
本作はお笑い芸人として有名な板倉俊之氏の著作であり、芸能人が初めて手がけた本格ガンダム小説でもある。
あらすじ
宇宙世紀0079年、V作戦の発動したサイド7のコロニーに住んでいた少年、カイン・ラグナードは、突如襲来した2機のザクによって両親を失い、戦災孤児として保護される。
それから4年後の宇宙世紀0083年、カインは戦災孤児が多くを占める連邦の特殊部隊『シャドウズ』の一員として、ジオン残党の摘発や殲滅に明け暮れていた。
そんなある日、カインはシャドウズの創始者にして孤児達の後見人を務めるルオンズ・ヤージ中将から中東に拠点を置くジオン残党のリーダーの暗殺を依頼され、同じチームのリネマ・サント、ザルフ・ワッケンと共に地球へと赴く。しかし、それが自分の運命を狂わせていくことにカインは気付く事は無かった………
登場人物
主要人物
- カイン・ラグナード
- 16歳にしてシャドウズの「チーム5」を率いる大尉。愛機はシャドウズの象徴であるダークグレーに彩られたジム・スナイパーII。
- リネマ・サント
- カイン、ザルフと同じチーム5の一員で紅一点。愛機はビームカービンを装備した、シャドウズカラーのジム改。
- ザルフ・ワッケン
- カイン、リネマと共にチーム5の一員を成す少年パイロット。カインが銃口を見せると、自機を使って「降参」のポーズを取らせるのが趣味。愛機はランドセルを各種爆薬を満載した特殊コンテナに換装したジム改。
地球連邦軍
- ルオンズ・ヤージ
- カインをはじめとしたシャドウズ構成員達の後見人にして部隊の創始者。階級は中将。
メカニック
地球連邦軍
- ジム・スナイパーII(シャドウズ仕様機)
- チーム5のリーダーであるカインの専用機。頭部バイザーや携行武装を特殊な仕様にカスタマイズされた機体で、狙撃、接近戦、射撃などあらゆる戦局に対応できる。
- ジム改(リネマ機)
- シャドウズカラーであるダークグレーに彩られたジム改。通常のマシンガンではなく、速射性と破壊力を併せ持つビームカービンを携行している。
- ジム改(ザルフ機)
- シャドウズカラーであるダークグレーに彩られたジム改。通常機と異なり、ランドセルを各種の爆薬を搭載した大型コンテナに換装しており、破壊活動や爆破などに特化した仕様となっている(但し、地上任務の際はランドセルの重量を支えるため、脚部を陸戦型ジムのものに変える必要がある)