ガンダムレギルス

2013年8月13日 (火) 12:24時点におけるAaa (トーク | 投稿記録)による版

xvm-fzc ガンダムレギルス(Gundam Legilis)

ヴェイガン中央研究開発指導部が開発した戦闘用モビルスーツ。同組織では唯一のガンダムタイプである。
「現行のヴェイガンの技術力ではギラーガ以上のMSの開発が出来ない」という問題を改善すべく、EXA-DBのサブユニットから持ち寄った技術の一部と鹵獲したガンダムAGE-3 オービタルの機体解析データを掛け合わせて設計図を考案しており、これを元に高速成型機による短期間での製造が行われ、完成した。一方でAGEデバイスが生体認証でロックされていたせいでソフト面での解析が遅延していたものの、キオ・アスノとの取引で彼自身の生体データを入手した事により解析に成功している。
全体的なシルエットがギラーガ系のMSに酷似している事からも分かる通り、基本フレームや武装等はヴェイガンの保有している技術の産物。だが機体の基本色が白をベースとした赤・青・黄色のトリコロールで、武装にも実体式シールドが採用されているあたり、地球連邦軍のガンダムタイプからも多大な影響を受けている。また頭部・背部ユニットは機体から分離して飛行ユニットを展開する事で「レギルスコア」と呼ばれる飛竜のような形状の脱出装置として機能するようになっている。これもガンダムAGE-3で採用されたコアファイターシステムの影響である。
メインカメラはヴェイガンMS伝統のスリットタイプだが、パイロットが空間認識能力を覚醒させる事でバイザーが展開し、ガンダム特有のツインアイが現れる。これによりセンサーの有効範囲が通常よりも広くなる。
Xラウンダーとの相互感応性能が桁違いに高く、ギラーガでも仮面型の制御デバイスでXラウンダー能力を抑えていたゼハートがそれを外して全力を出しても対応出来る程Xラウンダーとの融和性が非常に高い。逆に言えば、乗りこなすには非常に高いレベルのXラウンダー能力が要求されるという事でもあり、当初はフェザール・イゼルカントの専用機となっていたが、後にイゼルカントの後継者となったゼハート・ガレットの専用機となる。

本機の完成後は火星圏の各所にある23の開発研究グループにも開発データが送られており、「プラン・アシミレイション」なる同型機の開発計画が立ち上げられている。

第三部のOPではシルエットで登場し、正式名称が公開される前は「ヴェイガンのガンダム」という事で「ヴェイガンダム」と呼ばれていた。


登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムAGE(第三部)
パイロットはフェザール・イゼルカント
ヴェイガンの本拠地から逃走したキオとアセムの前にイゼルカントが搭乗して現れた。
その戦闘でガンダムAGE-3ガンダムAGE-2 ダークハウンドを圧倒し、AGE-3を大破させている。
機動戦士ガンダムAGE(第四部)
パイロットはゼハート・ガレット
慣熟訓練も兼ねてEXA-DBが隠されていると思われる小惑星帯に向かい、そこでEXA-DBを守っていた大型無人MSシドと遭遇して交戦。同じくEXA-DBを探していたアセムのダークハウンドと共闘し、ゼハートはレギルスの性能を完全に使いこなしてシドを撃破した。その後、EXA-DBを発見するも、それを巡ってダークハウンドと激突。しかし、アセムに気を取られている間に宇宙海賊ビシディアンの母艦バロノークの砲撃で小惑星が破壊された為、戦闘を中止して撤退する。
ラ・グラミス攻防戦では、フラムフォーンファルシアと共にガンダムAGE-FXを圧倒するもザナルド・ベイハートの部隊の反乱によって邪魔され、撤退。その後、ディグマゼノン砲でのガンダム殲滅に失敗したゼハートが怒りで我を忘れて再出撃しているが、アセムのダークハウンドに完全敗北。アセムを巻き込むまいと最後の力でダークハウンドを蹴り飛ばした直後に爆散した。
機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
パイロットはゼハート・ガレット。MOEに置いてはゼハートのパーソナルカラーである赤で塗装されている。ラ・グラミス攻防戦に投入されガンダムAGE-FXと交戦する。一度は後退するも二度目の出撃に置いては圧倒的な戦闘能力を見せつけて連邦軍のMSや戦艦を多く撃破した。その後、アセムの駆るガンダムAGE-2 ダークハウンドと交戦し、激闘を繰り広げるも敗北した。また、バックパックを鳥類の羽根のように展開して機動力を高めるギミックも使用された。


装備・機能

特殊機能

分離
MS本体から分離してレギルスコアになる。
ストーリーでの都合上、残念ながら作中では使われなかった。
Xトランスミッター
脳波コントロールシステム。
ビームバリア
レギルスビットを自機の周囲に大量に展開し、旋回させる事で展開が可能。

武装・必殺攻撃

ビームバルカン
従来のヴェイガン製MSと同様、掌に1門ずつ、計2門内蔵されている。また頭部にも2門内蔵。こちらは掌に内蔵されている物よりも小型になっている。
ビームサーベル
接近戦用の武装。両手のビームバルカンから発生させる。
レギルスライフル
本機の携行武装で、ゼイドラのゼイドラガンの発展形と思われる。より大型になり威力も増しているが、ビームサーベルを形成出来るかは不明。
レギルスシールド
左腕に装備。ガンダムからの影響とされる。ドラドのシールドと同じく腕に直接固定する方式が採られており、ビームバルカン及びビームサーベルの使用が妨げられる事はない。また、前方をスライド展開する事で、中腹部からレギルスビットを展開する散布口が露出する。
レギルスキャノン
背部に1門装備されている尻尾状のビーム砲。従来の尻尾状の砲身と比較すると短く、背部中央の推進器の下側から伸びている為、前方へは腋の間か股下から向けられる。
作中では股の下や背後の敵機に対して不意を突く等の使われ方がされていた。レギルスコアの際のほぼ唯一の武装でもある為、本来はそちらの形態としての武装なのかもしれない。
ビームバスター
胸部に1門内蔵されている高出力ビーム砲。
レギルスビット
無線式の誘導兵器で、シールドの散布口から多数射出する事が可能。ギラーガビットと同様に小型の球状ビームをビットとしてコントロールする。ガンダムAGE-3の装甲を易々と破壊しており、ギラーガビットよりも威力は向上していると思われる。
ゼハートが操作した際には、ビームバリアを形成できる程の大量のビットを自機の周囲に展開させるというフォーメーションを多用していた。
格闘
MOEにてダークハウンドとの戦闘にてレギルスライフルや片腕を失ったため、緊急的に使われた。その際にただ殴るだけではなくダークハウンドを踏みつけるなどゼハートの感情が暴走していた事がうかがえた。

対決・名場面

シド
ゼハートがレギルスの慣熟訓練も兼ねてEXA-DBの確保に向かった時に交戦する。シドの圧倒的な火力やステルスシステム「見えざる傘」に苦戦するも、EXA-DBを破壊する為にやって来たアセムのガンダムAGE-2 ダークハウンドと共闘してこれを破壊した。
ガンダムAGE-FX
ラ・グラミス攻防戦にて。発射直後のディグマゼノン砲の射線上から侵攻してくる事を想定してゼハート自ら防衛に回り、互いに誘導兵器を用いたビームバリアを展開して激しくぶつかりあう。後にフォーンファルシアからの援護で優勢に立つが、ザナルドの部隊の反乱でAGE-FXを倒す事は出来なかった。
ガンダムAGE-2 ダークハウンド
ラ・グラミス攻防戦にて怒りに身を任せたゼハートがAGE-FXを狙った時に交戦した。その時のゼハートは正気を失った状態であった為、ダークハウンドに一方的に敗北。最後はダークハウンドを巻き添えにしないように足で蹴って離れさせ、その直後に爆散した。
小説版では、一人の男と男の対決として描かれ、ダークハウンドを中破させる一方でドッズランサーに貫かれている。
PSP版では人間同士の戦いとしてフリットを静止してアセムと一対一で戦い敗北している。
MOEでは激闘を繰り広げてダークハウンドのドッズランサーや装甲の一部を破壊している。まるでゼハートの感情が暴走しているかのようにダークハウンドを殴りつけたり踏みつけたりしていたが、最後はダークハウンドの拳の一撃にて敗北した。

関連機体

ガンダムレギルスR
レギルスのバリエーションの一つでゼハート専用機として開発されていた。
ギラーガ
基本設定の流用。
ガンダムAGE-3 オービタル
解析データを使用されている。

商品情報

話題まとめ

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