死神三銃士 (Death Guns)
『機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』に登場する傭兵部隊。「死神三銃士」と書いて「デス・ガンズ」と読む。
木星師団に所属する傭兵部隊で、ガンマッド、イアン、ドドンガ・ドンの3名で構成されており、全員が西部劇のガンマンの様な出で立ちをしているのが特徴。いずれも射撃の腕に自信を持った優秀なモビルスーツパイロットであるが、「体のどこを撃って仕留められるか」を賭けの対象にしてゲーム感覚で捕虜にした連邦兵を射殺するなど、残忍な性格が目立つ。
コスモ・バビロニア建国戦争ではクロスボーン・バンガードに所属するが、その様子から友軍兵からも「味方にも銃を向ける死神」と辟易されていた。
宇宙世紀00123年3月31日にはフロンティアIの制圧作戦に参加し、防衛戦力を撃破した後、捕虜の射殺に興じていたが、その最中、敵に見つかりサナリィの施設から脱出したウォルフ・ライルと接触。相手の挑発に乗ったドドンガが撃ち合いの末に撃ち殺されてしまい、コア・ブースターでコロニーを脱出したウォルフをMS部隊を率いて追撃した。その際、暗礁宙域でクラスターガンダム本体と合体したウォルフと交戦するも、死闘の末にイアン、ガンマッドの順に撃墜され部隊は全滅。他の部隊は恐れをなして撤退した。
なお、宇宙世紀0120年の第一次オールズモビル戦役時には民間軍事企業ダンシネインに所属し、ブッホ・コンツェルンの火星支社の権益をジオン残党から守るという口実のもと、オールズモビルに強奪されたF90入手のために暗躍した。
登場作品
- 機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊
- 初登場作品。本作の敵役として登場。コロニーに潜入したウォルフ・ライルにドドンガを射殺され、残ったガンマッドとイアンはコア・ブースターに乗ったウォルフを追撃するが、コア・ブースターがドッキングしたクラスターガンダムの前に全滅する。MS戦では「トリプルシュート」と呼ばれる三位一体攻撃を得意としていたが、MS戦前にドドンガが死亡したため幻の技となり、二体同時攻撃の「ダブル・ガンズ・シュート (ダブルシュートとも)」を使用している。
- 機動戦士ガンダムF90クラスター
- 本作で木星出身という設定が新たに追加された。民間軍事企業ダンシネインに所属し、F80を運用して秘密裏にガンダムF90火星独立ジオン軍仕様の入手を目論み、イヴァル・ダーナと交戦した。
構成員
保有戦力
- F80
- 第一次オールズモビル戦役時の搭乗機。ステルスポンチョと呼ばれる試作装備とガンダムF90用ミッションパックを装備し、極秘行動を行っている。
- デナン・ゾン
- コスモ・バビロニアの主力MS。各自で若干のカスタマイズを施しており、ガンマッド機は頭部に指揮官機用アンテナが増設されている。
関連組織
- クロスボーン・バンガード
- コスモ・バビロニア独立戦争時のクライアント。
- ダンシネイン
- 第一次オールズモビル戦役時のクライアント。