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== 概要 ==
== 概要 ==
[[アリアンロッド]]に所属する女性[[モビルスーツ]]パイロットで、金髪のショートヘアと碧眼が特徴。もともとはセブンスターズのような家柄を持たない平民出身の孤児で、序盤では'''「指に止まった蝶を食べる」'''という一般常識の欠落（あるいは旺盛な好奇心）が垣間見える衝撃的なシーンもあった。
[[アリアンロッド]]に所属する女性[[モビルスーツ]]パイロット。元々は[[ギャラルホルン]]の運営する孤児院の出身であり、セブンスターズのような家柄を持たない平民出身の孤児<ref>そのため、序盤では'''「指に止まった蝶を食べる」'''という一般常識の欠落（あるいは旺盛な好奇心）が垣間見える衝撃的なシーンもあった。</ref>。
[[ギャラルホルン]]に在籍していた[[ガラン・モッサ]]を通じて[[ラスタル・エリオン]]に拾われ、高いMS操縦技術を見出された出自を持つ。それゆえ、ラスタルやガランを強く慕い「ラスタル様のために戦う」ことを公言する一方、ラスタル同様自身より上の身分である[[イオク・クジャン]]には口調こそ丁寧さを保っているものの見下したような言動が多い。またラスタルの下に身を寄せる[[ガエリオ・ボードウィン|ヴィダール]]に対しては正体・目的を明かしていなかったため当然不信感を持っていたが、彼の実力や人柄、そして正体を知るにつれ信頼を寄せるようになる。
訓練兵時代は自分の命を軽んじており、独断専行が目立つ問題児として扱われていたが、[[ガラン・モッサ]]に高い[[モビルスーツ]]の操縦技術を見出され、[[ラスタル・エリオン]]の配下に加えられた。それゆえ、ラスタルやガランを強く慕い「ラスタル様のために戦う」ことを公言する一方、ラスタル同様自身より上の身分である[[イオク・クジャン]]には口調こそ丁寧さを保っているものの見下したような言動が多い。またラスタルの下に身を寄せる[[ガエリオ・ボードウィン|ヴィダール]]に対しては正体・目的を明かしていなかったため当然不信感を持っていたが、彼の実力や人柄、そして正体を知るにつれ信頼を寄せるようになっていった。
ラスタルが手駒として育て手元に置いていることが示すように操縦技術が高く、近接戦闘に特化させた専用の[[レギンレイズ]]や更に高い機動性を持ち癖の強い機体である[[レギンレイズ・ジュリア]]を使いこなしている。しかしそれ故に[[鉄華団]]のエースである[[三日月・オーガス]]や[[タービンズ]]の[[アミダ・アルカ]]などと交戦することになり、思うように戦果を挙げられず歯がゆい思いをすることも多く、更なる力を求めて試作機であるレギンレイズ・ジュリアのパイロットに志願。更に[[阿頼耶識システム]]の力も得ようとするが阿頼耶識の[[アイン・ダルトン|悲劇]]を知るガエリオから止められ、やがて阿頼耶識の力は人が持つべきではない力だと気付き、人のまま強くなる事を決意。遂には鉄華団の象徴である[[ガンダム・バルバトスルプスレクス|バルバトス]]を討ち取った。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
:初登場作品。総司令[[ラスタル・エリオン]]に忠誠を誓う[[アリアンロッド]]所属の精鋭パイロットとして登場し、[[鉄華団]]や[[タービンズ]]、[[ハシュマル]]と交戦しているがいずれも敵を倒しきることができず、やられ役のような存在に終始していた。しかしアリアンロッドと革命軍の大規模会戦では事前にラスタルから[[ガンダム・バルバトスルプスレクス|バルバトス]]を止めるように指示を受けて、バルバトスの圧倒的な力に圧倒されながらも、機体の機動力を活かして決死の覚悟で喰らい付いてバルバトスに戦果を上げさせないように押さえ続けた。[[三日月・オーガス|三日月]]に機体を大破させられて重傷を負わされるものの[[ノルバ・シノ]]の[[ガンダム・フラウロス|フラウロス]]による旗艦である[[スキップジャック級戦艦]]への狙撃を防ぎ、辛うじて帰投中の[[ガエリオ・ボードウィン|ガエリオ]]に回収されて一命を取り留めた。その後の地上での最終決戦ではボロボロになっていた三日月に引導を渡し、[[マクギリス・ファリド]]を倒した[[ガエリオ・ボードウィン]]とともにマクギリス事件終結の立役者となった。その後は一パイロットとしてだけでなくラスタルの側近として活動しており、髪を伸ばしている。
:初登場作品。第2期より[[ラスタル・エリオン]]に忠誠を誓う[[アリアンロッド]]所属の精鋭パイロットとして登場し、[[鉄華団]]や[[タービンズ]]、[[ハシュマル]]と交戦しているがいずれも敵を倒しきることができず、やられ役のような存在に終始していた。しかしアリアンロッドと革命軍の大規模会戦では事前にラスタルから[[ガンダム・バルバトスルプスレクス|バルバトス]]を止めるように指示を受け、その力に圧倒されながらも、機体の機動力を活かして決死の覚悟で喰らい付いてバルバトスに戦果を上げさせないように押さえ続けた。[[三日月・オーガス|三日月]]に機体を大破させられて重傷を負わされるものの[[ノルバ・シノ]]の[[ガンダム・フラウロス|フラウロス]]による旗艦である[[スキップジャック級戦艦]]への狙撃を防ぎ、辛うじて帰投中の[[ガエリオ・ボードウィン|ガエリオ]]に回収されて一命を取り留めた。その後の地上での最終決戦では満身創痍の三日月に引導を渡し、[[マクギリス・ファリド]]を倒した[[ガエリオ・ボードウィン]]とともにマクギリス事件終結の立役者となった。その後は一パイロットとしてだけでなくラスタルの側近として活動し、次代のギャラルホルンの担い手と目されるようになった。
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG]]
:期間限定イベント「ひげのおじさま」の主役として登場。訓練兵時代にガランと出会い、彼を慕うまでに至った様子が描かれた。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
=== ギャラルホルン ===
=== ギャラルホルン ===
:アリアンロッド総司令。上官であると同時に自身を見出してくれた恩人で、強く慕っている。
:アリアンロッド総司令。上官であると同時に自身を見出してくれた恩人で、強く慕っている。
;[[ガラン・モッサ]]
;[[ガラン・モッサ]]
:ラスタルとともに自身を拾ってくれた恩人。「ヒゲのおじ様」と呼んでいる。訃報に接した時は肉親のように悲しんでいた。
:訓練兵時代にジュリエッタの才能を見出した恩人。出会う度に名前を変えるため、ジュリエッタは彼の事を「ヒゲのおじ様」と呼んでいる。実の親のように慕っており、訃報に接した時も肉親のように悲しんでいた。
;[[イオク・クジャン]]
;[[イオク・クジャン]]
:第二艦隊司令にして、直属の上官。ラスタルを敬愛していることは同じだが、お坊ちゃまなイオクを堂々と馬鹿にしており、犬猿の仲。ガランの死後は、イオクの愚か者ぶりに苛立ちを感じるようになり（八つ当たりだが）、[[ハシュマル]]事件以降は嫌悪感を抱く。レギンレイズ・ジュリアを試すための戦場目当てで彼の独断によるタービンズ壊滅に協力…というよりは利用したこともあった。
:第二艦隊司令にして、直属の上官。ラスタルを敬愛していることは同じだが、お坊ちゃまなイオクを堂々と馬鹿にしており、犬猿の仲。ガランの死後は、イオクの愚か者ぶりに苛立ちを感じるようになり（八つ当たりだが）、[[ハシュマル]]事件以降は嫌悪感を抱く。レギンレイズ・ジュリアを試すための戦場目当てで彼の独断によるタービンズ壊滅に協力…というよりは利用したこともあった。
;[[ヤマジン・トーカ]]
;[[ヤマジン・トーカ]]
:整備主任。[[ガンダム・ヴィダール]]にも関与するなどラスタルからの信頼が厚く、ジュリエッタのことも「ジュリー」と呼ぶなど親しく接している。
:整備主任。[[ガンダム・ヴィダール]]にも関与するなどラスタルからの信頼が厚く、ジュリエッタのことも「ジュリー」と呼ぶなど親しく接している。
;ヴィダール＝[[ガエリオ・ボードウィン]]
;[[ガエリオ・ボードウィン|ヴィダール]]
:当初こそ顔も本名も明かさないヴィダールに不信感を持っていたが、操縦技術や人柄、正体を知るにつれて信頼するようになる。エピローグでは彼の車いすを押しており、デートに誘われている。
:当初こそ顔も本名も明かさないヴィダールに不信感を持っていたが、操縦技術や人柄、正体を知るにつれて信頼するようになる。エピローグでは彼の車いすを押しており、デートに誘われている。
=== 鉄華団 ===
=== 鉄華団 ===
;[[三日月・オーガス]]
;[[三日月・オーガス]]
:ある意味、似た者同士。何度か交戦するが、三日月には一歩及ばず、最終的には、ラスタルの作戦で瀕死の重傷を負った三日月を討つも、自分が勝ったわけではないことや自身の愚かさを痛感する。
:鉄華団のエース。何度か交戦するが、三日月には一歩及ばず、最終的には、ラスタルの作戦で瀕死の重傷を負った三日月を討つも、自分が勝ったわけではないことや自身の愚かさを痛感する。
;[[昭弘・アルトランド]]
;[[昭弘・アルトランド]]
:ガランの仇ではあるのだが、ラスタルに論されたために昭弘を付け狙うことはなかった。
:ガランの仇。ただし、ラスタルに論されたために昭弘を付け狙うことはなかった。
;[[ノルバ・シノ]]
;[[ノルバ・シノ]]
:彼の一発逆転の攻撃から、ラスタルを間一髪救う。
:彼の一発逆転の攻撃から、ラスタルを間一髪救う。