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直径6.4km、全長40kmクラスのコロニーを落下させた際の破壊力は熱核兵器をも凌駕する。史上初のコロニー落としとなった[[ブリティッシュ作戦]]では、[[ジオン軍]]によってサイド2・8バンチコロニー「[[アイランド・イフィッシュ]]」が地球へ落とされ、TNT火薬換算で6万メガトン(広島型原爆300万発相当)のエネルギーが解放され、地球の自転速度も毎時12秒加速されたと言われている。
 
直径6.4km、全長40kmクラスのコロニーを落下させた際の破壊力は熱核兵器をも凌駕する。史上初のコロニー落としとなった[[ブリティッシュ作戦]]では、[[ジオン軍]]によってサイド2・8バンチコロニー「[[アイランド・イフィッシュ]]」が地球へ落とされ、TNT火薬換算で6万メガトン(広島型原爆300万発相当)のエネルギーが解放され、地球の自転速度も毎時12秒加速されたと言われている。
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コロニー落としのプロセスとして、まずは質量弾とするスペースコロニーの確保と加工(ブースター、核パルスエンジンなどの増設)を行い、増設された推進機関でコロニーの軌道を変更させ、月の引力を利用してスイングバイによる加速を行い、地球への大気圏突入コースを取る。この際、地球圏近傍の阻止限界点に到達するまでの間にコロニーの軌道変更を阻止出来れば、地球への落着を防ぐ事は可能だが、阻止限界点を突破した場合、地球への落着は不可避となる。
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コロニー落としのプロセスとして、まずは質量弾とするスペースコロニーの確保と加工(ブースター、核パルスエンジンなどの増設)を行い、増設された推進機関でコロニーの軌道を変更させ、月の引力を利用してスイングバイによる加速を行い、地球への大気圏突入コースを取る。この際、地球圏近傍の阻止限界点に到達するまでの間にコロニーを軌道変更、あるいは破壊出来れば地球への落着を防ぐ事は可能だが、阻止限界点を突破した場合、地球への落着は不可避となる。
    
一方で、落着までのシークエンスが長い為に阻止される機会も多く、またコロニーの落着によって軍民問わず多くの人命が失われる事もあり、[[アースノイド]]、[[スペースノイド]]からの政治的な批判の対象となるなど、様々な欠点や問題点を孕んでいる。また、[[宇宙世紀]]史上、隕石落としを含む同様の作戦は幾度となく行われているが、目標地点に落着したのはわずか3件、更に落着こそしたものの目標以外の場所に落着した例は2件であるなど、多くの戦力と時間を費やすにも関わらず、その成功率は高くはない。加えて、コロニー落としを実施した組織は作戦の成否に関わらず短期間で敗北しており、戦術面のみならず、政治的にも有効なオプションではないと考えられ、「敗者の戦術」とも揶揄されている。
 
一方で、落着までのシークエンスが長い為に阻止される機会も多く、またコロニーの落着によって軍民問わず多くの人命が失われる事もあり、[[アースノイド]]、[[スペースノイド]]からの政治的な批判の対象となるなど、様々な欠点や問題点を孕んでいる。また、[[宇宙世紀]]史上、隕石落としを含む同様の作戦は幾度となく行われているが、目標地点に落着したのはわずか3件、更に落着こそしたものの目標以外の場所に落着した例は2件であるなど、多くの戦力と時間を費やすにも関わらず、その成功率は高くはない。加えて、コロニー落としを実施した組織は作戦の成否に関わらず短期間で敗北しており、戦術面のみならず、政治的にも有効なオプションではないと考えられ、「敗者の戦術」とも揶揄されている。
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