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*[[機動戦士ガンダム0083 REBELLION]]
 
*[[機動戦士ガンダム0083 REBELLION]]
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
| デザイナー = 出渕裕 (機体)<br/>柳瀬敬之 (対艦ライフル)
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| デザイナー = 出渕裕 (機体)<br/>柳瀬敬之 (EMS-04 / 対艦ライフル)
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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| 装甲材質 = [[超硬スチール合金]]
 
| 装甲材質 = [[超硬スチール合金]]
 
| センサー有効半径 =  
 
| センサー有効半径 =  
| 開発組織 = [[ツィマッド社]]
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| 開発組織 = [[ツィマット社]]
 
| 所属 =
 
| 所属 =
 
| 所属組織 = [[ジオン公国軍]]
 
| 所属組織 = [[ジオン公国軍]]
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ツィマッド社]]が開発した[[ジオン軍|ジオン公国軍]]の試作[[モビルスーツ]]。[[一年戦争]]以前、かつて[[ジオニック社]]の[[ザクI]]との正式採用トライアルで不採用となった「EMS-04 ヅダ」の再設計機である。
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[[ツィマット社]]が開発した[[ジオン軍|ジオン公国軍]]の試作[[モビルスーツ]]。[[一年戦争]]以前、かつて[[ジオニック社]]の[[ザクI]]との正式採用トライアルで不採用となった「EMS-04 ヅダ」の再設計機である。
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ヅダの特徴は圧倒的な加速性能にある。これは通常の宇宙機器に使用されている推進機よりも重い元素を使用する「土星エンジン」によるものであり、土星エンジンはツィマッドの得意分野であるスラスター技術の粋でもあった。エンジンは構造的に背部に露出しており、ガスの噴射角度を自在に変化させる事で失速せずに急激な方向転換が可能である。秒単位のパルス噴射ならより高出力での加速も可能だが、通常の加速なら60秒前後噴射を維持でき、短時間で毎秒200m以上の加減速が可能。最大稼働時の加速能力は[[ジム]]どころか[[ガンダム]]をも上回り<ref>ガンダムのスラスター総推力は55,500kg。</ref>、[[一年戦争]]時の標準的な機体による迎撃は事実上不可能だったとさえ言われている。
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ヅダの特徴は圧倒的な加速性能にある。これは通常の宇宙機器に使用されている推進機よりも重い元素を使用する「土星エンジン」によるものであり、土星エンジンはツィマットの得意分野であるスラスター技術の粋でもあった。エンジンは構造的に背部に露出しており、ガスの噴射角度を自在に変化させる事で失速せずに急激な方向転換が可能である。秒単位のパルス噴射ならより高出力での加速も可能だが、通常の加速なら60秒前後噴射を維持でき、短時間で毎秒200m以上の加減速が可能。最大稼働時の加速能力は[[ジム]]どころか[[ガンダム]]をも上回り<ref>ガンダムのスラスター総推力は55,500kg。</ref>、[[一年戦争]]時の標準的な機体による迎撃は事実上不可能だったとさえ言われている。
    
腕部には油圧ジャッキによる伸縮機構が盛り込まれ、脚部にマウントされた武器を素早く持ち替える事が可能。シールドには白兵戦用のピックが設けられ、裏面にシュツルム・ファウストなどをマウント出来た。これらの経緯や武装から、ヅダは当初より対MS戦闘を考えて設計されている事が伺える。[[モビルスーツ]]そのものが産まれて間もないカテゴリーの工業製品であった事と、機体各部の構造限界などのノウハウも存在していなかった事を考えればその先進性は画期的な物であった。
 
腕部には油圧ジャッキによる伸縮機構が盛り込まれ、脚部にマウントされた武器を素早く持ち替える事が可能。シールドには白兵戦用のピックが設けられ、裏面にシュツルム・ファウストなどをマウント出来た。これらの経緯や武装から、ヅダは当初より対MS戦闘を考えて設計されている事が伺える。[[モビルスーツ]]そのものが産まれて間もないカテゴリーの工業製品であった事と、機体各部の構造限界などのノウハウも存在していなかった事を考えればその先進性は画期的な物であった。
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しかし、コンセプトの先進性に対して基礎技術が追いついておらず、特に土星エンジンの性能に機体の強度が追いついていない。その為、高速移動時に方向転換を行った場合に機体が負荷に耐えきれずに空中分解するという致命的な欠点を抱えていた<ref>ザクIとのトライアルで敗北したのも、ザクIの1.8倍にも及ぶ高コストもさる事ながら、この空中分解事故が原因とされている。</ref>。
 
しかし、コンセプトの先進性に対して基礎技術が追いついておらず、特に土星エンジンの性能に機体の強度が追いついていない。その為、高速移動時に方向転換を行った場合に機体が負荷に耐えきれずに空中分解するという致命的な欠点を抱えていた<ref>ザクIとのトライアルで敗北したのも、ザクIの1.8倍にも及ぶ高コストもさる事ながら、この空中分解事故が原因とされている。</ref>。
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その後、ツィマッド社が[[ドム]]の開発に成功し、その改修機である[[リック・ドム]]が(ザクとゲルググの中継ぎではあるが)公国軍の宇宙戦力の中核として正式採用された事により、ヅダは事実上の「塩漬け」とされていた。しかし、総帥部によってプロパガンダの主役として抜擢され、仮初めの新鋭機「EMS-10 ヅダ」として[[第603技術試験隊]]へ4機が配備された。
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その後、ツィマット社が[[ドム]]の開発に成功し、その改修機である[[リック・ドム]]が(ザクとゲルググの中継ぎではあるが)公国軍の宇宙戦力の中核として正式採用された事により、ヅダは事実上の「塩漬け」とされていた。しかし、総帥部によってプロパガンダの主役として抜擢され、仮初めの新鋭機「EMS-10 ヅダ」として[[第603技術試験隊]]へ4機が配備された。
    
EMS-10 ヅダはEMS-04をベースにエンジンの交換を始めとして改良を施した機体と謳われているが、外観が若干変更された程度で基本的には同じ物であった。当然、機体の加速曲線、限界点その他スペックはEMS-04と全く同じ物であり、その欠点も引き継がれている。ただし、逆説的に言えば性能限界を超える運用さえしなければ優秀な機体であった事もまた事実であり、機体強度の許す限りの機動性については[[ザクII]]をも上回る。
 
EMS-10 ヅダはEMS-04をベースにエンジンの交換を始めとして改良を施した機体と謳われているが、外観が若干変更された程度で基本的には同じ物であった。当然、機体の加速曲線、限界点その他スペックはEMS-04と全く同じ物であり、その欠点も引き継がれている。ただし、逆説的に言えば性能限界を超える運用さえしなければ優秀な機体であった事もまた事実であり、機体強度の許す限りの機動性については[[ザクII]]をも上回る。
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:開発当初の競合機。
 
:開発当初の競合機。
 
;[[ドム]] / [[リック・ドム]] / [[ギャン]]
 
;[[ドム]] / [[リック・ドム]] / [[ギャン]]
:同じツィマッド社の開発したMS。特にギャンについては「MG 1/100 ギャン」説明書内の解説で本機が原型機であろう事を示唆する記述が見られる。
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:同じツィマット社の開発したMS。特にギャンについては「MG 1/100 ギャン」説明書内の解説で本機が原型機であろう事を示唆する記述が見られる。
 
;[[レプス]]
 
;[[レプス]]
 
:ヅダをベースに[[統合整備計画]]の一環で開発されたワンオフ機。
 
:ヅダをベースに[[統合整備計画]]の一環で開発されたワンオフ機。
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