差分

1,302 バイト追加 、 2021年7月4日 (日) 20:04
編集の要約なし
12行目: 12行目:  
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = 地上用量産型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 地上用量産型[[モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 量産機
 
| 型式番号 = MS-14G
 
| 型式番号 = MS-14G
 
| 頭頂高 = 19.2m
 
| 頭頂高 = 19.2m
| 本体重量 = 42.12t(45.1tとも)
+
| 本体重量 = 42.1t (45.1tとも)
 
| 全備重量 =  
 
| 全備重量 =  
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| ジェネレーター出力 = 1,440kW
 
| ジェネレーター出力 = 1,440kW
| スラスター総推力 = 61,500kg(79,900kgとも)
+
| スラスター総推力 = 61,500kg (79,900kgとも)
 
| 装甲材質 = [[超硬スチール合金]]
 
| 装甲材質 = [[超硬スチール合金]]
 
| 開発組織 = [[ジオン公国軍]]
 
| 開発組織 = [[ジオン公国軍]]
 +
| 開発拠点 = [[キャリフォルニアベース]]
 
| 所属 = [[ジオン公国軍]]
 
| 所属 = [[ジオン公国軍]]
 
| 主なパイロット =  
 
| 主なパイロット =  
31行目: 33行目:  
[[ゲルググ]]を地上用に改修した機体。G型とも呼ばれる機体である。
 
[[ゲルググ]]を地上用に改修した機体。G型とも呼ばれる機体である。
   −
スラスターが地上用に調整されており、機体各部には防塵処理が行われている。背部には地上用の高機動パックが装備されており、両腕部にはジェットエンジン補助推進システムではなく予備ジェネレーターが搭載されている。その他の部分としては各種機体制御システムが改修されているため、パイロットの生存率が上昇している。本機の生産数は少なく活躍の機会もあまりなかったため、下記の2機のみしか確認されていない。
+
ビーム兵器を有するゲルググの有用性を確信していた[[ジオン軍]]は地上戦への投入を検討し、エンジンなどゲルググの基本パーツを[[キャリフォルニアベース]]へ搬送。そこで陸戦型ゲルググの開発が指示され、一ヶ月ほどで完成しすぐさま生産が決定された。
   −
[[ケン・ビーダーシュタット]]の機体は基本的には通常の陸戦型ゲルググと同じだが、両腕部の予備ジェネレーターは取り外されており、代わりにグレネード・ランチャーを装備している。ブレードアンテナは媒体によって装備していたりしていなかったりする。機体カラーはサンドカラー。
+
機体の外観は通常のゲルググと変わらないが、各部スラスターが地上用に調整され、関節やインテークには防塵処理が施されている。前腕部には予備ジェネレーターが搭載されており、背部には[[高機動型ゲルググ|B型]]の物に似た重力下用の高機動ランドセルが装備されている。
   −
[[ヴィッシュ・ドナヒュー]]の機体は予備ジェネレーターが外されており、右腕部にはガトリング砲、左腕部にはグレネード・ランチャーを内蔵している。背部の高機動パックは装備されておらず、頭部にはブレードアンテナが装備されている。バックパックを装備していないのは、格闘時の機動力と格闘兵装の出力を重視しているためとされる。機体カラーは濃い緑色の単色迷彩で、左肩部とシールドにドナヒューのパーソナルマークである骸骨のマークが描かれている。この機体は初期試作機もしくはパーツ取り用の予備機ではないかと言われている。
+
G型の生産体制は整っていたが、部品の供給だけでなく、新型機故の機体の構造や整備面などの問題は常に付き纏っていたようである。また、すぐに地上の基地から撤退することになり、本機の生産数は少数に留まっている。そのためか明確にG型と呼ばれているのは下記の2機のみしか確認されていない。
 +
 
 +
[[ケン・ビーダーシュタット]]の機体は基本的には通常の陸戦型ゲルググと同じだが、両腕部の予備ジェネレーターは取り外されており、代わりにグレネード・ランチャーを装備している。ブレードアンテナは媒体によって装備していたりしていなかったりする。ジェネレーター出力は再調整により格闘兵装の最大出力が強化されており、各種機体制御システムの改修でパイロットの生存率も向上している。機体カラーはサンドカラー。
 +
 
 +
[[ヴィッシュ・ドナヒュー]]の機体は予備ジェネレーターが外されており、右腕部にはガトリング砲、左腕部にはグレネード・ランチャーを内蔵している。背部の高機動ランドセルは装備されておらず、頭部にはブレードアンテナが装備されている。ランドセルを装備していないのは、友軍撤退のための殿として機動性や運動性の出力及び戦闘継続時間を重視した調整が行われているためとされる。機体カラーは濃い緑色の単色迷彩で、左肩部とシールドにドナヒューのパーソナルエンブレムである骸骨のマークが描かれている。この機体は初期試作機もしくはパーツ取り用の予備機ではないかと言われている。
    
現在姿が確認されている陸戦型ゲルググはこの2機のみで、ケンの機体が通常機と同じように扱われることが多い。また、媒体によってはそれぞれの機体が各パイロットの専用機として設定されている場合がある。
 
現在姿が確認されている陸戦型ゲルググはこの2機のみで、ケンの機体が通常機と同じように扱われることが多い。また、媒体によってはそれぞれの機体が各パイロットの専用機として設定されている場合がある。
48行目: 54行目:     
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 +
=== 特殊機能 ===
 +
;換装
 +
:前腕部の装備、ランドセルの換装が可能。
 +
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
==== 共通武装 ====
 
==== 共通武装 ====
;ビーム・ナギナタ
+
;[[ビーム・サーベル|ビーム・ナギナタ]]
:量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。柄の両端からS字にビーム刃が発生。ただし取り回しに難があり、振り回すと自身を斬ってしまいかねないので、ビーム刃を片側のみ発生させて使用するパイロットもいる。
+
:[[ゲルググ]]に採用されたジオン初の携行ビーム兵器。非使用時には腰背部にマウントされる。
    
==== ヴィッシュ機 ====
 
==== ヴィッシュ機 ====
;ビーム・ライフル
+
;[[ビーム・ライフル]]
:通常のゲルググと同様のライフル。
+
:通常のゲルググと同型のビーム・ライフル。大気圏内では威力が減衰するとはいえ、驚異であることに変わりない。
 
;シールド
 
;シールド
:これもゲルググと同様のシールド。骸骨のマークが描かれている。非使用時は背中にマウント可能。
+
:これもゲルググと同様のシールド。表面に骸骨のマークが描かれている。非使用時は背中にマウント可能。
;アームガトリング
+
;アーム・ガトリング
:右腕部に内蔵されているガトリング砲。
+
:右前腕部に内蔵されているガトリング砲。威力は低く牽制程度にしか機能しないため、主に対空及び対地兵器として使用される。
;アームランチャー
+
;アーム・ランチャー
:左腕部に内蔵されているグレネード・ランチャー。
+
:左前腕部に内蔵されているグレネード・ランチャー。装弾数は少ないが、威力は高い。
 
;大型ビーム・マシンガン
 
;大型ビーム・マシンガン
 
:小説版のイラストで装備している武装。[[ゲルググJ]]の物と同じ武装。
 
:小説版のイラストで装備している武装。[[ゲルググJ]]の物と同じ武装。
   −
==== ガンダム戦記版(ケン機) ====
+
==== ガンダム戦記版 (ケン機) ====
 
;大型ビーム・ライフル
 
;大型ビーム・ライフル
:ビーム兵器実用化後に少数が試作された強化型のビーム・ライフル。
+
:ビーム兵器実用化後に少数が試作された強化型のビーム・ライフル。放熱効果上昇などの改修が施されており、出力は低下したが射程が延長されている。
;MMP-80マシンガン
+
;[[MMP-80]]マシンガン
 
:[[ザクII改]]などが使用している口径90mmのマシンガン。原作ゲームでは上記ビーム・ライフルとの選択式になっている。
 
:[[ザクII改]]などが使用している口径90mmのマシンガン。原作ゲームでは上記ビーム・ライフルとの選択式になっている。
 
;MMP-78マシンガン
 
;MMP-78マシンガン
:[[ザクIIF2型]]などが使用しているザク・マシンガン。漫画版の最終話ではビーム・ライフルに代わってこちらを装備している。
+
:[[ザクIIF2型]]などが使用している[[ザク・マシンガン]]。漫画版の最終話ではビーム・ライフルに代わってこちらを装備している。
 
;グレネード・ランチャー
 
;グレネード・ランチャー
:両腕部に内蔵されている。
+
:両腕部に内蔵されているグレネード・ランチャー。
 
;ショート・シールド
 
;ショート・シールド
:左腕部に固定装備されている小型のシールド。構造が見直されており以前のシールドより強度が増している。
+
:左腕部に固定装備されている小型のシールド。構造が見直されており従来のシールドより強度が増している。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
4,339

回編集