「ガンダムTR-1[ヘイズル改]」の版間の差分

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| 登場作品 =  
 
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*[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]
 
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*[[機動戦士Ζガンダム|劇場版 機動戦士Ζガンダム]]
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*[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]]
 
| デザイナー = 藤岡建機
 
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| タイトル = スペック
 
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| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 生産形態 = 改修機 / 試験機
 
| 型式番号 = RX-121-1
 
| 型式番号 = RX-121-1
 
| 頭頂高 = 18.1m
 
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*[[ルナ・チタニウム合金]](一部)
 
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| センサー有効半径 = 10,200m
 
| センサー有効半径 = 10,200m
| 開発組織 = [[ティターンズ]]
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| 開発拠点 = [[コンペイトウ]]
 
| 開発拠点 = [[コンペイトウ]]
 
| 所属組織 = [[ティターンズ]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ジオン残党軍との戦闘で損傷した[[ガンダムTR-1[ヘイズル]]][[アスワン]]に搭載されていた予備パーツと[[ジム・クゥエル]]のパーツで強化改修した機体。改修に伴い型式番号は[[ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]|ヘイズル2号機]]に合わせて「RX-121-1」に更新された。
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ジオン残党軍との戦闘で損傷した[[ガンダムTR-1[ヘイズル]]]を、[[コンペイトウ]]のMS工廠において[[アスワン]]に搭載されていた予備パーツと[[ジム・クゥエル]]のパーツを用いて強化改修した機体。改修に伴い型式番号は[[ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]|ヘイズル2号機]]に合わせて「RX-121-1」に更新された。
  
 
一部パーツを除き機体形状に変化は無いが、これまで蓄積された実戦データや開発ノウハウが反映されており、各パーツが専用に調整されたものにマッチングし直され、構成部材の変更を行った結果、機体バランスの改善と機体の軽量化を実現し、推力の強化と併せて機動性と運動性の向上に繋がった。
 
一部パーツを除き機体形状に変化は無いが、これまで蓄積された実戦データや開発ノウハウが反映されており、各パーツが専用に調整されたものにマッチングし直され、構成部材の変更を行った結果、機体バランスの改善と機体の軽量化を実現し、推力の強化と併せて機動性と運動性の向上に繋がった。
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コクピットは[[全天周囲モニター]]と[[リニアシート]]に変更され、OSのバージョンアップにより反応性や操作性も大幅に改善している。
 
コクピットは[[全天周囲モニター]]と[[リニアシート]]に変更され、OSのバージョンアップにより反応性や操作性も大幅に改善している。
  
胸部や股関節部に増設された多目的ラッチは、改修前より多くのオプション兵装を装備可能。本来、ヘイズルは改修前の段階で初期に設定されていた試験内容はほぼ完了していたが、この改修によってプランは大幅に見直され、追加開発された様々なオプションパーツの試験を行った。
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肩関節部や股関節部に増設された多目的ラッチは、改修前より多くのオプション兵装を装備可能。本来、ヘイズルは改修前の段階で初期に設定されていた試験内容はほぼ完了していたが、この改修によってプランは大幅に見直され、追加開発された様々なオプションパーツの試験を行った。
  
 
機体カラーは改修期間が僅か数日というペースであったため塗装されておらず、装甲の地色であるライトグレーとなっている。[[T3部隊]]が実戦部隊として再編成される事が決定した際には[[ジム・クゥエル]]や[[ガンダムMk-II]]と同様のティターンズカラーに塗装された。少数が生産されたと言われているが、生産数は[[バーザム]]の後塵を拝したとされる。
 
機体カラーは改修期間が僅か数日というペースであったため塗装されておらず、装甲の地色であるライトグレーとなっている。[[T3部隊]]が実戦部隊として再編成される事が決定した際には[[ジム・クゥエル]]や[[ガンダムMk-II]]と同様のティターンズカラーに塗装された。少数が生産されたと言われているが、生産数は[[バーザム]]の後塵を拝したとされる。
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== カラーバリエーション ==
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;T3部隊カラー
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:本機がT3部隊に再配備された当初のカラーリング。全身が白を基調としたカラーに塗装されており、非常にガンダム然とした外見となっている。その後、実戦配備に伴い、下記のカラーリングに再塗装された。
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;実戦配備カラー
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:[[グリプス戦役]]の勃発後、T3部隊がテスト部隊から実戦部隊へと編入されるのに伴い、施されたカラーリング。それまで白を基調としていたカラーリングから、ティターンズの正式カラーである濃紺に一新されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]
 
;[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]
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:出典元。連載小説版のEPISODE 3.3において初登場し、改修に伴いT3部隊へと再配備。[[ガブリエル・ゾラ]]率いる[[ジオン残党]]軍との決戦に投入された。その後、グリプス戦役が勃発しT3部隊が実戦部隊に編入されるのに伴い、実戦カラーへと再塗装された。
;[[機動戦士Ζガンダム]]III A New Translation 星の鼓動は愛
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;[[機動戦士Ζガンダム A New Translation|機動戦士ΖガンダムIII A New Translation 星の鼓動は愛]]
:ティターンズカラーの本機が[[ゼダンの門]]の1シーンに後姿で登場している。
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:DVD版の追加シーン([[ゼダンの門]]のゲートが映るシーン)にティターンズカラーの本機が後姿で登場している。このヘイズルについては原画マンの城前龍治氏が「ヘイズルはすごく格好いいから描くしかない!」と描いたとの事<ref>[https://mantan-web.jp/article/20230222dog00m200056000c.html 機動戦士Zガンダム:劇場版制作の裏側 メカ作監・仲盛文が富野監督に直訴 TR-1[ヘイズル]登場の経緯も]</ref>。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
=== 特殊機能 ===
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=== 各種機能・特殊機能 ===
 
;換装
 
;換装
 
:万能化換装システムによって機体各所のパーツを換装可能。
 
:万能化換装システムによって機体各所のパーツを換装可能。
;フレキシブル・ビーム・ライフル・ユニット
+
;頭部センサー・ユニット
:腰部ラッチに装備されるオプションパーツ。ビーム・ライフルを保持することが可能なターミナルユニット。高機動形態時に両手がふさがった状態であってもビーム・ライフルを携行・発砲する事が可能。
+
:頭部に設けられているトサカ状のセンサー・ユニット。メインカメラを始めとした各種センサー類が内蔵されている。前方から上部・後方に至るまで広い範囲をカバーしており、本機に高い索敵機能をもたらしている。
;姿勢制御ユニット
+
;補助アクチュエーター・ユニット
:腰部ラッチに装備されるオプションパーツ。複数搭載された小型のアポジモーターにより、繊細な姿勢制御が可能となる。
+
:両肩に搭載されている、肩関節用の補助アクチュエーターが内蔵されているユニット。高機動形態時の腕部固定用のホールディング・グリップや多目的ランチャーが装備可能。
;サブ・アーム・ユニット
+
;強化バックパック
:腰部ラッチに装備されるオプションパーツ。一見するとスカートアーマー用の増加装甲に見えるが、展開する事でサブアームとして使用される。高機動形態などで両腕がふさがっている状態でも武器の運用が可能になるが、メインアームとの操作を切り替える必要がある為、同時使用は不可能。また、火器管制も複雑化しパイロットの負担も増大するという欠点もある。
+
:可動式ブースター・ポッド用の接続アーム、センサー類や姿勢制御バーニアなど、様々な機能を搭載している大型バックパック。
 +
:;可動式ブースター・ポッド
 +
::強化バックパックの上部に装備されている可動式のブースター・ポッド。ブースター自体が可動するため推力方向を変える事が可能なベクタード・スラスターとして機能し、ヘイズルに高い運動性を与えている。また最新型の熱核融合エンジンを搭載しており、高効率の熱核ジェット/ロケット・エンジンとして推進用動力の役割の他、ジェネレーターとしての発電能力も有する。次世代を見据えたハイブリッドエンジンの試作モデルであるが、設定資料ではトップシークレット扱いとなっている。
 +
;フィンガー・センサー
 +
:ヘイズルを始めとするT3部隊の運用機体に採用されているセンサー内蔵型の指先。運用データ収集用の各種センサーが内蔵されており、通常の指パーツと区別するため赤く塗装されている。そのため整備兵たちはこのパーツを「マニキュア」と呼称していたとされる。
 +
;マルチ・ウェポン・ラッチ
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:腰部センターアーマーに搭載されている大型オプション装備装着用の多目的ラッチ。前面のカバーがせり出す事でラッチが露出し、ここにオプション装備を装着する事が可能。
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:;フレキシブル・ビーム・ライフル・ユニット
 +
::腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。ビーム・ライフルを保持することが可能なターミナルユニット。ユニットは自由に可動するため、高機動形態時に両手がふさがった状態であってもビーム・ライフルを携行・発砲する事が可能。
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:;姿勢制御ユニット
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::腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。複数搭載された小型のアポジモーターにより、繊細な姿勢制御が可能となる。
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:;サブ・アーム・ユニット
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::腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。一見するとスカートアーマー用の増加装甲に見えるが、展開する事でサブアームとして使用される。ビーム・ライフルを保持させマニピュレーターでバレルの換装を行うといった作業用途の他、高機動形態などで両腕がふさがっている状態でも武器の運用が可能になるが、メインアームとの操作を切り替える必要がある為、同時使用は不可能。また、火器管制も複雑化しパイロットの負担も増大するという欠点もある。
 +
;ニー・スラスター
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:膝部に装備されているスラスターユニット。主に逆噴射などの制御用に用いられ、ヘイズルの大推力を抑えるため大型となっている。
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;脚部スラスター
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:脹脛部に設置されている推進用のスラスターユニット。ヘイズルの総推力の内、約1/3が脚部に集中している。
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;アンクル・ジョイント・アーマー
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:足首の関節保護用の追加装甲。足首関節用アクチュエーターが内蔵されており、ヘイズルの物は強い衝撃に対応できるよう、強力な物が使用されている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ビーム・サーベル
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;[[ビーム・サーベル]]
:バックパック右側にマウントされている近接格闘武装。ジム・クゥエルと同様の物。
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:バックパック右側にマウントされている近接格闘武装。ベース機であるジム・クゥエルと同等のデュアルサプライ・エネルギー・デバイスが採用された標準仕様である。
;ビーム・ライフル
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;XBR-M84a [[ビーム・ライフル]]
:試験的に採用されたEパック方式のライフル。連射モードでの使用は消費が激しいためEパックは2つ繋げたものになっている。ショートバレルタイプやロングバレルタイプなど様々な仕様がテスト運用され、後に改良されたものが[[ガンダムMk-II]]に採用されている。Eパックはホルダーを介して腰部や前腕部のラッチに接続され、ホルダーはEパック使用後も一種の増加装甲として機能する。
+
:試験的に採用されたEパック方式のライフル。連射モードでの使用は消費が激しいためEパックは2つ繋げた特殊仕様のダブルEパックとなっている。ショートバレルタイプやロングバレルタイプなど様々な仕様がテスト運用され、後に改良されたものが[[ガンダムMk-II]]に採用されている。Eパックはホルダーを介して腰部や前腕部のラッチに接続され、ホルダーはEパック使用後も一種の増加装甲として機能する。
 
;シールド・ブースター
 
;シールド・ブースター
:22,000kgの出力を有するスラスターとプロペラントタンクが搭載されているシールド。強襲時にはブースターとして使用し、戦闘時にはシールドとして使用することで重量面での無駄を減らしている。
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:22,000kgの出力を有するスラスターとプロペラントタンクが内蔵されている複合型シールド。強襲時にはブースターとして使用し、戦闘時や推進剤を消費した後にはシールドとして使用することで重量面での無駄を減らしている。シールド表面の中心部にはTRシリーズと共通規格のマルチ・ジョイントが設けられており、オプションパーツの増設口や推進剤の給入口などとして多目的な利用が可能となっている。
 
;多目的ランチャー
 
;多目的ランチャー
 
:胸部の補助アクチュエーター・ユニットの多目的スペースに装着可能なオプション装備。 発射時に折れることで2連装のランチャーとなる。作戦によってグレネード弾やスモーク弾を選択可能。また多目的スペースに何も装備していない状態であればバルカン・ポッドも装備することができる。
 
:胸部の補助アクチュエーター・ユニットの多目的スペースに装着可能なオプション装備。 発射時に折れることで2連装のランチャーとなる。作戦によってグレネード弾やスモーク弾を選択可能。また多目的スペースに何も装備していない状態であればバルカン・ポッドも装備することができる。
 
;シールド([[ジム・クゥエル]]用)
 
;シールド([[ジム・クゥエル]]用)
 
:ジム・クゥエルが装備しているシールド。シールド・ブースターを喪失していた際の代替装備だが、シールド・ブースターが再配備された後も作戦内容によって装備される。
 
:ジム・クゥエルが装備しているシールド。シールド・ブースターを喪失していた際の代替装備だが、シールド・ブースターが再配備された後も作戦内容によって装備される。
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;シールド([[ガルバルディβ]]用)
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:ガルバルディβが装備しているシールド。HGUC「RX-121-1 ガンダムTR-1[ヘイズル改]」[限定版]に付属していた「アドバンス・オブ・Ζガイドブック」に掲載されている挿絵(テスト風景の撮影画像)の内、0086年10月の画像で装備しているのが確認できる。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 換装形態 ===
 
;[[ガンダムTR-1[ヘイズル改] (イカロス・ユニット)]]
 
;[[ガンダムTR-1[ヘイズル改] (イカロス・ユニット)]]
 
:イカロス・ユニットを装備した形態。
 
:イカロス・ユニットを装備した形態。
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;[[ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII]]]
 
;[[ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII]]]
 
:[[フルドドII]]を装着した形態。
 
:[[フルドドII]]を装着した形態。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ガンダムTR-1[ヘイズル]]]
 
;[[ガンダムTR-1[ヘイズル]]]
 
:原型機。
 
:原型機。
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;高機動型ヘイズル
 
;高機動型ヘイズル
 
:模型誌「電撃ホビーマガジン」でHGUC「ヘイズル改」「アドバンスド・ヘイズル」の発売を記念して開催された公募企画「ヘイズル強化計画コンペ」において、2007年1月号の結果発表でシニア部門1位&藤岡建機賞(藤岡氏による作例のイラスト化)を受賞した寺澤克樹氏の改造作例。「[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]が木星から持ち込んだ[[メッサーラ]]の技術を基にヘイズルを高機動型に改修した機体」という設定になっており、ヘイズル改をベースにメッサーラのブースターや腕部クロー、脚部にアドバンスド・ヘイズルの補助スラスター・ユニットを装備させた外見となっている。
 
:模型誌「電撃ホビーマガジン」でHGUC「ヘイズル改」「アドバンスド・ヘイズル」の発売を記念して開催された公募企画「ヘイズル強化計画コンペ」において、2007年1月号の結果発表でシニア部門1位&藤岡建機賞(藤岡氏による作例のイラスト化)を受賞した寺澤克樹氏の改造作例。「[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]が木星から持ち込んだ[[メッサーラ]]の技術を基にヘイズルを高機動型に改修した機体」という設定になっており、ヘイズル改をベースにメッサーラのブースターや腕部クロー、脚部にアドバンスド・ヘイズルの補助スラスター・ユニットを装備させた外見となっている。
:後に発売された『A.O.Ζ Re-Boot』2巻においては、上記の作例をベースにしたと思われる「高機動型ブースター装備」の新規画稿と設定が掲載された。
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:後に発売された『A.O.Ζ Re-Boot』2巻においては、上記の作例をモチーフにしたと思われる「高機動型ブースター装備」の新規画稿と設定が掲載された。
 
:;[[ケルデルク・ホイスト]]
 
:;[[ケルデルク・ホイスト]]
 
::実験機[[ヘイズル・ケルデルク]]に[ヘイズル]強化計画のコンペティションで採用された、メッサーラの技術を流用した高機動ブースターを装備させた形態。
 
::実験機[[ヘイズル・ケルデルク]]に[ヘイズル]強化計画のコンペティションで採用された、メッサーラの技術を流用した高機動ブースターを装備させた形態。
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*[[登場メカ]]
 
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2024年10月14日 (月) 16:21時点における最新版

ガンダムTR-1[ヘイズル改]
外国語表記 Gundam TR-1 [Hazel Custom]
登場作品
デザイナー 藤岡建機
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 改修機 / 試験機
型式番号 RX-121-1
頭頂高 18.1m
本体重量 41.5t
全備重量 63.0t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,420kW+390kW
スラスター総推力 114,480kg
装甲材質
センサー有効半径 10,200m
原型機 ガンダムTR-1[ヘイズル]
開発拠点 コンペイトウ
改修 ティターンズ
所属組織 ティターンズ
所属部隊 T3部隊
主なパイロット
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概要編集

ジオン残党軍との戦闘で損傷したガンダムTR-1[ヘイズル]を、コンペイトウのMS工廠においてアスワンに搭載されていた予備パーツとジム・クゥエルのパーツを用いて強化改修した機体。改修に伴い型式番号はヘイズル2号機に合わせて「RX-121-1」に更新された。

一部パーツを除き機体形状に変化は無いが、これまで蓄積された実戦データや開発ノウハウが反映されており、各パーツが専用に調整されたものにマッチングし直され、構成部材の変更を行った結果、機体バランスの改善と機体の軽量化を実現し、推力の強化と併せて機動性と運動性の向上に繋がった。

コクピットは全天周囲モニターリニアシートに変更され、OSのバージョンアップにより反応性や操作性も大幅に改善している。

肩関節部や股関節部に増設された多目的ラッチは、改修前より多くのオプション兵装を装備可能。本来、ヘイズルは改修前の段階で初期に設定されていた試験内容はほぼ完了していたが、この改修によってプランは大幅に見直され、追加開発された様々なオプションパーツの試験を行った。

機体カラーは改修期間が僅か数日というペースであったため塗装されておらず、装甲の地色であるライトグレーとなっている。T3部隊が実戦部隊として再編成される事が決定した際にはジム・クゥエルガンダムMk-IIと同様のティターンズカラーに塗装された。少数が生産されたと言われているが、生産数はバーザムの後塵を拝したとされる。

カラーバリエーション 編集

T3部隊カラー
本機がT3部隊に再配備された当初のカラーリング。全身が白を基調としたカラーに塗装されており、非常にガンダム然とした外見となっている。その後、実戦配備に伴い、下記のカラーリングに再塗装された。
実戦配備カラー
グリプス戦役の勃発後、T3部隊がテスト部隊から実戦部隊へと編入されるのに伴い、施されたカラーリング。それまで白を基調としていたカラーリングから、ティターンズの正式カラーである濃紺に一新されている。

登場作品と操縦者編集

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
出典元。連載小説版のEPISODE 3.3において初登場し、改修に伴いT3部隊へと再配備。ガブリエル・ゾラ率いるジオン残党軍との決戦に投入された。その後、グリプス戦役が勃発しT3部隊が実戦部隊に編入されるのに伴い、実戦カラーへと再塗装された。
機動戦士ΖガンダムIII A New Translation 星の鼓動は愛
DVD版の追加シーン(ゼダンの門のゲートが映るシーン)にティターンズカラーの本機が後姿で登場している。このヘイズルについては原画マンの城前龍治氏が「ヘイズルはすごく格好いいから描くしかない!」と描いたとの事[1]

装備・機能編集

各種機能・特殊機能編集

換装
万能化換装システムによって機体各所のパーツを換装可能。
頭部センサー・ユニット
頭部に設けられているトサカ状のセンサー・ユニット。メインカメラを始めとした各種センサー類が内蔵されている。前方から上部・後方に至るまで広い範囲をカバーしており、本機に高い索敵機能をもたらしている。
補助アクチュエーター・ユニット
両肩に搭載されている、肩関節用の補助アクチュエーターが内蔵されているユニット。高機動形態時の腕部固定用のホールディング・グリップや多目的ランチャーが装備可能。
強化バックパック
可動式ブースター・ポッド用の接続アーム、センサー類や姿勢制御バーニアなど、様々な機能を搭載している大型バックパック。
可動式ブースター・ポッド
強化バックパックの上部に装備されている可動式のブースター・ポッド。ブースター自体が可動するため推力方向を変える事が可能なベクタード・スラスターとして機能し、ヘイズルに高い運動性を与えている。また最新型の熱核融合エンジンを搭載しており、高効率の熱核ジェット/ロケット・エンジンとして推進用動力の役割の他、ジェネレーターとしての発電能力も有する。次世代を見据えたハイブリッドエンジンの試作モデルであるが、設定資料ではトップシークレット扱いとなっている。
フィンガー・センサー
ヘイズルを始めとするT3部隊の運用機体に採用されているセンサー内蔵型の指先。運用データ収集用の各種センサーが内蔵されており、通常の指パーツと区別するため赤く塗装されている。そのため整備兵たちはこのパーツを「マニキュア」と呼称していたとされる。
マルチ・ウェポン・ラッチ
腰部センターアーマーに搭載されている大型オプション装備装着用の多目的ラッチ。前面のカバーがせり出す事でラッチが露出し、ここにオプション装備を装着する事が可能。
フレキシブル・ビーム・ライフル・ユニット
腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。ビーム・ライフルを保持することが可能なターミナルユニット。ユニットは自由に可動するため、高機動形態時に両手がふさがった状態であってもビーム・ライフルを携行・発砲する事が可能。
姿勢制御ユニット
腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。複数搭載された小型のアポジモーターにより、繊細な姿勢制御が可能となる。
サブ・アーム・ユニット
腰部ラッチに装備されるオプションパーツの1つ。一見するとスカートアーマー用の増加装甲に見えるが、展開する事でサブアームとして使用される。ビーム・ライフルを保持させマニピュレーターでバレルの換装を行うといった作業用途の他、高機動形態などで両腕がふさがっている状態でも武器の運用が可能になるが、メインアームとの操作を切り替える必要がある為、同時使用は不可能。また、火器管制も複雑化しパイロットの負担も増大するという欠点もある。
ニー・スラスター
膝部に装備されているスラスターユニット。主に逆噴射などの制御用に用いられ、ヘイズルの大推力を抑えるため大型となっている。
脚部スラスター
脹脛部に設置されている推進用のスラスターユニット。ヘイズルの総推力の内、約1/3が脚部に集中している。
アンクル・ジョイント・アーマー
足首の関節保護用の追加装甲。足首関節用アクチュエーターが内蔵されており、ヘイズルの物は強い衝撃に対応できるよう、強力な物が使用されている。

武装・必殺攻撃編集

ビーム・サーベル
バックパック右側にマウントされている近接格闘武装。ベース機であるジム・クゥエルと同等のデュアルサプライ・エネルギー・デバイスが採用された標準仕様である。
XBR-M84a ビーム・ライフル
試験的に採用されたEパック方式のライフル。連射モードでの使用は消費が激しいためEパックは2つ繋げた特殊仕様のダブルEパックとなっている。ショートバレルタイプやロングバレルタイプなど様々な仕様がテスト運用され、後に改良されたものがガンダムMk-IIに採用されている。Eパックはホルダーを介して腰部や前腕部のラッチに接続され、ホルダーはEパック使用後も一種の増加装甲として機能する。
シールド・ブースター
22,000kgの出力を有するスラスターとプロペラントタンクが内蔵されている複合型シールド。強襲時にはブースターとして使用し、戦闘時や推進剤を消費した後にはシールドとして使用することで重量面での無駄を減らしている。シールド表面の中心部にはTRシリーズと共通規格のマルチ・ジョイントが設けられており、オプションパーツの増設口や推進剤の給入口などとして多目的な利用が可能となっている。
多目的ランチャー
胸部の補助アクチュエーター・ユニットの多目的スペースに装着可能なオプション装備。 発射時に折れることで2連装のランチャーとなる。作戦によってグレネード弾やスモーク弾を選択可能。また多目的スペースに何も装備していない状態であればバルカン・ポッドも装備することができる。
シールド(ジム・クゥエル用)
ジム・クゥエルが装備しているシールド。シールド・ブースターを喪失していた際の代替装備だが、シールド・ブースターが再配備された後も作戦内容によって装備される。
シールド(ガルバルディβ用)
ガルバルディβが装備しているシールド。HGUC「RX-121-1 ガンダムTR-1[ヘイズル改]」[限定版]に付属していた「アドバンス・オブ・Ζガイドブック」に掲載されている挿絵(テスト風景の撮影画像)の内、0086年10月の画像で装備しているのが確認できる。

対決・名場面編集

関連機体編集

換装形態 編集

ガンダムTR-1[ヘイズル改] (イカロス・ユニット)
イカロス・ユニットを装備した形態。
ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]
本機及びアドバンスド・ヘイズルがフルドドを装着した形態。
ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII]
フルドドIIを装着した形態。

系列機・派生機 編集

ガンダムTR-1[ヘイズル]
原型機。
ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]
ヘイズルの予備機。
ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]
2号機をヘイズル改と同等の装備へと換装した機体。
ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]
プリムローズを組み込んだ形態。
高機動型ヘイズル
模型誌「電撃ホビーマガジン」でHGUC「ヘイズル改」「アドバンスド・ヘイズル」の発売を記念して開催された公募企画「ヘイズル強化計画コンペ」において、2007年1月号の結果発表でシニア部門1位&藤岡建機賞(藤岡氏による作例のイラスト化)を受賞した寺澤克樹氏の改造作例。「シロッコが木星から持ち込んだメッサーラの技術を基にヘイズルを高機動型に改修した機体」という設定になっており、ヘイズル改をベースにメッサーラのブースターや腕部クロー、脚部にアドバンスド・ヘイズルの補助スラスター・ユニットを装備させた外見となっている。
後に発売された『A.O.Ζ Re-Boot』2巻においては、上記の作例をモチーフにしたと思われる「高機動型ブースター装備」の新規画稿と設定が掲載された。
ケルデルク・ホイスト
実験機ヘイズル・ケルデルクに[ヘイズル]強化計画のコンペティションで採用された、メッサーラの技術を流用した高機動ブースターを装備させた形態。

商品情報編集

ガンプラ編集

フィギュア 編集

資料リンク 編集

リンク編集

脚注編集