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| 職業 = [[MS]]パイロット
 
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| 所属 =  
 
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| 所属組織 = 民間人 ⇒ [[ザフト軍]]
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| 所属部隊 = [[ミネルバ]](後に特務隊[[FAITH]]
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*[[ザフト軍]]
| 称号 = ザフトレッド
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*[[コンパス]]
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| 所属部隊 = [[ミネルバ隊]] [[FAITH]] → [[ヤマト隊]]
| 主な搭乗機 = [[インパルスガンダム]] [[デスティニーガンダム]]
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*ザフトレッド
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*フリーダムキラー
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| 階級 = 大尉 (コンパス所属時)
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| 主な搭乗機 =  
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*[[インパルスガンダム]]
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*[[デスティニーガンダム]]
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*[[イモータルジャスティスガンダム]]
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*[[デスティニーガンダムSpecII]]
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の主人公。[[キラ・ヤマト]][[アスラン・ザラ]]に続く「[[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズ」における「第3の主人公」に位置する。
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[[オーブ解放作戦]]で家族を亡くし、[[プラント]]に移住した[[コーディネイター]]の少年。家族を失った絶望と悲しみから戦争の諸悪への激しい怒りを抱く「怒りの人」でもり、守りたい者を守れなかったという想いから力を欲する一面が強い。そのため、時として感情が先に立った言動が目立つ。
   −
人種は[[コーディネイター]]であり、人種を問わず、法さえ守れれば国民となれる[[オーブ連合首長国]]で平和に暮らしていた。両親と妹の4人家族。
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戦争を憎む執念を原動力に[[ザフト軍]]に入隊し、パイロットとしての才能を開花させ、エリート集団である「赤服」の一人としてアカデミーを卒業。その資質を見出した最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]の後押しもあり、新型[[モビルスーツ]]「[[インパルスガンダム|インパルス]]」のパイロットとなった。
彼自身述懐しているように、当時は「遠い世界の戦争の話より、テレビゲームの発売日が気になるような」普通の少年だった。コーディネーターの意識としてはあくまでも「病気などに悩まされるよりは生まれる前から耐性があればいい」というレベルでしか考えておらず、ナチュラルへの特権意識や敵愾心は持っていなかったようだ。
     −
しかし[[C.E.]]71年の[[地球連合軍]]による[[オーブ解放作戦|オーブ侵攻]]で、家族と共に避難艇に向かっている最中、妹[[マユ・アスカ|マユ]]の落とした携帯を拾おうと家族から離れた瞬間に[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[カラミティガンダム|カラミティ]]の戦闘に巻き込まれて家族を失う。(但し、映像的にはフリーダムとカラミティが互いに砲撃を行った直後に起きた爆風で家族は死んでいるだけで、両機の戦闘が直接原因かどうかは不明)。その時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが、彼の行動の機軸となる。
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[[第2次連合・プラント大戦]]の最中[[S.E.E.D.]]に覚醒し、インパルスのシステムを利用した戦法で多大な戦果を挙げるなどエースとしての頭角を表す一方で、祖国である[[オーブ連合首長国]]との敵対、そして[[ステラー・ルーシェ]]との邂逅と死別が彼から「守る者」「守りたい者」を奪うことになり、その渦中に居た[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[キラ・ヤマト]]を憎悪し、これを撃破する。
   −
家族を失った後は、[[トダカ]]の勧めで[[プラント]]へ移住した。家族を失い、戦争を憎む執念が原動力となり、優秀な成績でアカデミーを卒業。晴れて[[ザフト軍]]に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型[[モビルスーツ]][[インパルスガンダム|インパルス]]を駆り、活躍する事になる。
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フリーダムを撃墜したシンはデュランダルから高く評価され、[[デスティニーガンダム|デスティニー]]を与えられる。一方、上官であった[[アスラン・ザラ]]との溝は深まり、ザフトを脱走した彼を討った事実がシンを追い詰め、デュランダルが掲げる戦争根絶の大義を心の拠り所に求めていった。[[ヘブンズベース]]攻撃作戦の後、[[FAITH]]に任命されたが、続くオーブ侵攻でアスランと対峙し、己の正義に迷いを抱くことになる。それでもシンはデュランダルが[[ミーア・キャンベル]][[ラクス・クライン]]の影武者に仕立てていた事実からも目を背け、[[デスティニー・プラン]]の発動を宣言した彼に従って反抗勢力と戦った。だが、[[メサイア攻防戦]]で再びアスランと対峙したシンは、アスランの言葉に心を乱し、彼に撃墜され、その戦いの行く末を見守ることになった。
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パイロットとしての技量は、エリートとはいえまだ新米ということもあり、アスランやキラ、イザークなど前作から引き続き登場するキャラと比べると劣り、劇中序盤はさしたる戦果を挙げられなかった。しかし中盤に[[S.E.E.D.]]能力が覚醒して以降は目覚ましい成長を遂げる。特に大きな戦果としては、無敵を誇っていたフリーダムをインパルスのドッキングシステムを利用して撃破した事や、[[デストロイガンダム|デストロイ]]との戦闘で素早く反応して格闘戦に持ち込み、単独で3機、レイやルナマリアと協力して1機の計4機を撃破した事などが挙げられる。射撃よりは格闘を好み、万能機である[[デスティニーガンダム|デスティニー]]でも積極的に格闘戦を仕掛けていた。拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、最終的に銃口を向ける相手が居なかったので生かされなかった。
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戦後はキラ、アスランと和解し、[[ルナマリア・ホーク]][[アグネス・ギーベンラート]]と共に[[コンパス]]へ出向。戦いのない世界を目指すべくキラと共に戦った。
 
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ガンダムシリーズではOVAを除けば最初から軍人である唯一の主人公である。しかし終盤においては、軍人であり続けた事が悲劇に繋がったと言える。また歴代のガンダム主人公達が戦いの中で多くの人間に出会って成長していった事に比べると、彼自身は最初から同世代の軍人に囲まれ歴代主人公と比べ安定していた反面、良き大人との出会いに恵まれず、人間的な成長の描写が乏しかったことが挙げられる。
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彼の「主人公」としての扱いは各メディアによって大きく違い、TV版、漫画版、小説版のいずれの作品も最後は敗北という結末を迎えるものの、そこに至るまでの描写や表現が異なっている。
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ボンボン版(執筆した作家の高山瑞穂から高山版とも言われる)の評価は特に高く、シン・アスカを最後の最後まで主人公として描いた本作は高山氏が、「作家生命を賭けてでも描き切る」とまで発言したという逸話があるほど。かつての自分を投影し、戦いをやめさせようとするアスランに対し、それを理解しながらも自分自身の信念を持って対峙する。激闘の末敗れたシンは、それでも生きている限りは前に進み続けるという、敗北の苦味と未来へ歩み行く希望を含ませて終わる。
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久織ちまき氏の『THE EDGE』版も高山版に匹敵するほどの人気を誇る。「アスランからの視点で物語を見る」というコンセプトではあるが、アスランがシンに対して抱く感情とシンの感情の衝突を通じてシンというキャラクターを伝える、という描かれ方をされている。絶望の感情に満ちて力に傾倒し、アスランと一進一退の攻防を繰り広げるも敗北。月面に墜落した後の顔に明るさは無かったものの、力の呪縛から一時的に解き放たれて、必死に希望を掴もうとする表情のシンが立ち上がった所で彼のパートは終了となる。後にアスラン以外の様々な主要メンバーの視点で補完したオムニバス『THE EDGE Desire』も追加され、そこでは士官学校時代のシンも描かれている。
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小説版では、ステラを助ける為に連合へ送った事で起きたデストロイの被害(ステラを返さなかったとしても、スティングが搭乗したであろうが)、アスランを撃墜した後の精神の不安定さ、そして最後のレイとの会話等、様々な部分が書き足されている。
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TV版では、序盤ではカガリ関連を除けば口や態度がちょっと悪いが仲間思いな少年として描かれていたものの、中盤以降になって過激で物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。これは彼の人間的未熟さに起因するものではあるが、こういった描き方が本作においてキラ・アスランとは違った等身大の少年兵の視点として後に評価されている。
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『平成のファーストガンダム』を標榜するSEEDの2作目、つまり機動戦士Zガンダムの主人公カミーユ・ビダンを意識して「非常に感受性が高く繊細な内面」と「他者に内面を見られることを極度に嫌う」という二面性を持ち、優しく複雑な内面と、それを弱みと捉えた未熟さ、弱さを隠すために他者に攻撃的な態度を取ってしまう自己防衛本能といったかたちで踏襲している。それゆえに放映当時では視聴者の共感は多くは得られず、誤解されやすいというキャラクター性をある意味では発揮したといえるかもしれない。もちろん、そのうえでシン・アスカを愛して止まないというファンは数多いことは付記しておく。
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シンの声優を担当した鈴村氏は、キラやアスランなどのシンが反目するキャラクターを好きな視聴者から「キラと対立するから嫌い」「アスランの言う事を聞かないから嫌い」等の批判の手紙が送られてきたということもあってか「シンの人格を理解したうえで彼を嫌ってくれるなら嫌いでいいですし、役者冥利に尽きます。しかし、折角各キャラクターを多面的に見られるアニメという媒体で、デュランダル議長に与するから、キラやアスランの敵だからという'''記号的な理由でシンを嫌う'''のはどうなのでしょうか?(意訳)」との感想を小説版第4巻のあとがきに綴っており、シン自体は嫌われてもしょうがないキャラクターである事は理解しながらも、その嫌われる理由に対しては演じた鈴村氏なりの見解を示した。
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のちに劇場版公開の際のインタビューにおいて、シンの扱いに対しての不満は演じた鈴村健一としてではなく作中におけるシン=アスカの立場・視点で気持ちを代弁してものであること、監督への尊敬ともっと認めてもらいたかったという気持ちを語り一部で悪意的に語られた監督との確執や自身の言葉を引用した作品・脚本批判を全否定した。最後に[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|ガンダムSEED DESTINY]]への愛を叫んで締めくくった。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
<!-- :作品名:解説 -->
   
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:本作の主人公。だが作中での出番が少ない為、本当の主人公ではないのではないか?という声もある(余談だが、「シン・キラ・アスランの三者の視点から物語を書きたかった」と発言していることから、「三人の主人公の一人」とするのがより正確だろうか)。<br />前大戦でオーブが攻められた時に両親と妹を喪う。その後プラントに移住し軍属となりデュランダル議長に素質を見出され新造艦ミネルバの所属となり、インパルスガンダムに乗る。後にデスティニーに乗り換える(が、それ以降は三隻同盟を中心とした視点になった事から活躍描写が減った)。作中では死んだ妹を偲ぶかのように、形見である携帯電話を持ち歩いていた。
+
:初登場作品。キラ、アスランに続く第3の主人公として登場し、ガンダムのTVシリーズとしては初の正規軍人からスタートする主人公となった。オーブでは「戦争の行方よりもゲームの発売日が気になる」と極普通の少年であったが、[[カラミティガンダム]]と[[フリーダムガンダム]]の砲撃戦の中で家族を喪ったことで戦争を憎むようになった。TV放送版では主人公が三人という作劇から他の二人に出番を取られることも多く、最終的にアスランに敗北することもあって扱いが悪いと見られることもあった。その後、スペシャルエディションでキラと和解するラストが追加され、「最終回でマイナスから立ち直る主人公」という役どころに落ち着いている。
:
   
;[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]
:ルナマリアと共に[[コンパス]]へ参加する。スペシャル版のフィナーレとなるキラとの和解を経たことで性格的にも丸くなった。常に単独行動を執るキラに信頼されていないのではないか、という疑念を持ちつつも信念に従って戦い続けた。DESTINY期と比べると負の感情を表に出すことがほとんどなくなり、人格的にも大きく成長。パイロットとしては愛機[[デスティニーガンダムSpecII|デスティニー]]を駆り、作中でも群を抜いた戦闘力で4体のブラックナイツを圧倒。最も成長したとの評価も。しかし実際はマユやステラ、レイとの死別が深刻なPTSDとして残っており、ブラックナイツとの戦闘では精神干渉を仕掛けたアコード側がシンの内面の『地獄』を垣間見て逆に恐慌状態に陥るほどの深い深い闇が未だに渦巻いている。
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:ルナマリアと共に[[コンパス]]へ参加する。キラとの和解を経たことで性格的にも丸くなり、人間的にも大きく成長している。常に単独行動を執るキラに信頼されていないのではないか、という疑念を持ちつつも信念に従って戦い続けた。パイロットとしては愛機[[デスティニーガンダムSpecII|デスティニー]]を駆り、作中でも群を抜いた戦闘力で4体のブラックナイツを圧倒。最も成長したとの評価も。しかし実際はマユやステラ、レイとの死別が深刻なPTSDとして残っており、ブラックナイツとの戦闘では精神干渉を仕掛けたアコード側がシンの内面の『地獄』を垣間見て逆に恐慌状態に陥るほどの深い深い闇が未だに渦巻いている。
;HGに恋するふたり
+
;[[HGに恋するふたり]]
:主人公の一人であるOLの神崎さやか(1988年生まれ)が、放映当時同い年だったシンを「全てを受け止められるほど大人でもなく、全てを委ねられるほど子供でもない」と評し、「目を背けたくなるほど自分とそっくりだった」と述懐している。作者の工藤マコト先生曰く「(シンが子供っぽいという声もあったけど)あれが等身大の16歳だった」とのこと。<br/>作中では「主人公取られたやつ」「(乗機のデスティニーは)悪役の機体」と酷評されている。実際、当時の視聴者からはそのような扱いをされることも少なくなかった。
+
:主人公の一人であるOLの神崎さやか(1988年生まれ)が、放映当時同い年だったシンを「全てを受け止められるほど大人でもなく、全てを委ねられるほど子供でもない」と評し、「目を背けたくなるほど自分とそっくりだった」と述懐している。作者の工藤マコト先生曰く「(シンが子供っぽいという声もあったけど)あれが等身大の16歳だった」とのこと。<br/>作中では「主人公取られたやつ」「(乗機のデスティニーは)悪役の機体」と酷評されており、神埼はそのことに心を痛めていた。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 
;[[マユ・アスカ]]
 
;[[マユ・アスカ]]
:実妹。シンにとって可愛い妹であったが、オーブで戦闘が行われた際、フリーダムかカラミティの砲撃に巻き込まれて死亡。シンはマユの落とした携帯電話を拾いに行ったために砲撃に巻き込まれずに済んだ。シンは彼女の遺品である携帯電話を大切に保管しており、留守録に吹き込まれたマユの肉声を聞いている描写があった。また『THE EDGE Desire』においては、士官学校の同期にその携帯を見つけられただけでシンがヒステリックな反応を示すシーンがあり、心の傷の深さを改めて読者に訴えかけている。ちなみにマユの担当声優は後にシンと恋仲になるルナマリアと同じ坂本真綾氏。声が似ているというのは付き合ったことには直接は関係ないと思われるが、福田監督のインタビューで「シンが心を開ける存在であることを視聴者に意識させるためにヒロインと妹に同じキャストを当てた」と語っている。
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:実妹。シンにとって可愛い妹であったが、戦闘に巻き込まれて死亡。シンは彼女の遺品である携帯電話を大切に保管しており、留守録に吹き込まれたマユの肉声を聞いて過去にふけることが多い。
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;両親
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:共にオーブ解放戦線の際に死亡。シンをコーディネイターとした理由についても「病気などに悩まされるよりは生まれる前から耐性があればいい」という程度の意識であった。
    
=== ザフト ===
 
=== ザフト ===
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:士官学校からの友人。のちにシンに自分の過去を打ち明ける。アニメではシンを利用する悪役のような面が目立ったが、小説版ではシンを親友と思いつつも利用しなければならないレイの心の葛藤が描かれ、メサイア陥落後に自分を助けるためにインパルスで駆けつけたシンとルナマリアに遺言を託した。
 
:士官学校からの友人。のちにシンに自分の過去を打ち明ける。アニメではシンを利用する悪役のような面が目立ったが、小説版ではシンを親友と思いつつも利用しなければならないレイの心の葛藤が描かれ、メサイア陥落後に自分を助けるためにインパルスで駆けつけたシンとルナマリアに遺言を託した。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:直属の上官で作戦指揮官。常にそりが合わず衝突していて、後に引導を渡される形となってしまった。シンは本気で彼のことを尊敬しており、だからこそ毅然たる「ヒーロー」として振舞ってくれない彼に苛立ちをぶつけてしまっていたことも原因である。何かと挑発してみたり、突っかかってみたりしたのはそのため。後に彼と対峙する時の極端な怒りの感情の中にも逡巡が見え隠れする。これは、彼の故郷である[[オーブ連合首長国]]が「非戦争」を貫くとしながらも結局は戦いに巻き込まれ、結果、シンは家族を目の前で失うという「裏切り」にあったためである。シンがアスランを尊敬もし、信頼していたからこそ「裏切られた」と感じたことが(実際裏切りではあるが)反動となったことが理由といえる。シンがアスランを一人の人間として受け入れられるだけの度量を持っておらず、人間的に未熟だったこともあるが、アスランもまたシンを受け入れてやれるだけの大きさがなかった。本来ならば、その間を取り持つのが[[ハイネ・ヴェステンフルス]]であったのだろうか。
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:直属の上官で作戦指揮官。常にそりが合わず衝突していて、後に引導を渡される形となってしまった。シンは本気で彼のことを尊敬しており、だからこそ毅然たる「ヒーロー」として振舞ってくれない彼に苛立ちをぶつけてしまっていたことも原因である。何かと挑発してみたり、突っかかってみたりしたのはそのため。後に彼と対峙する時の極端な怒りの感情の中にも逡巡が見え隠れする。これは、彼の故郷である[[オーブ連合首長国]]が「非戦争」を貫くとしながらも結局は戦いに巻き込まれ、結果、シンは家族を目の前で失うという「裏切り」にあったためである。シンがアスランを尊敬もし、信頼していたからこそ「裏切られた」と感じたことが(実際裏切りではあるが)反動となったことが理由といえる。シンがアスランを一人の人間として受け入れられるだけの度量を持っておらず、人間的に未熟だったこともあるが、アスランもまたシンを受け入れてやれるだけの大きさがなかった。
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
:上官。ハイネの性格によりアスランと少しは打ち解けるきっかけとなるが、ダーダネルス海峡での戦闘で戦死している。
 
:上官。ハイネの性格によりアスランと少しは打ち解けるきっかけとなるが、ダーダネルス海峡での戦闘で戦死している。
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=== オーブ ===
 
=== オーブ ===
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のパイロットで、シンにとってはステラの仇。ただ、キラ本人が仇と知るのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS ~選ばれた未来~」の中で、アスランがキラをフリーダムのパイロットとして紹介した時である。キラが「一緒に戦おう」と語りかけると、シンは涙ながらに「はい」と答え、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は本当のエンディングを迎えるのであった。
+
:[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のパイロットで、シンにとってはステラの仇。ただ、キラ本人が仇と知るのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS ~選ばれた未来~』の中で、アスランがキラをフリーダムのパイロットとして紹介した時である。キラが「一緒に戦おう」と語りかけると、シンは涙ながらに「はい」と答え、その後はキラの部下として共に戦う選択をしている。
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
:現オーブの代表。シンからは家族を失った元凶の如く忌み嫌われており、2年を経た現在は彼女とオーブに対する憎悪はさらに増幅されている。
 
:現オーブの代表。シンからは家族を失った元凶の如く忌み嫌われており、2年を経た現在は彼女とオーブに対する憎悪はさらに増幅されている。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
<!-- :台詞:説明 -->
   
=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
 
;「何でこんな事…また戦争がしたいのか!アンタ達は!!」
 
;「何でこんな事…また戦争がしたいのか!アンタ達は!!」
183行目: 171行目:  
;[[デスティニーガンダムSpecII]]
 
;[[デスティニーガンダムSpecII]]
 
:『SEED FREEDOM』後半での搭乗機。
 
:『SEED FREEDOM』後半での搭乗機。
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*シンを演じた鈴村健一氏は2011年8月にルナマリア役の坂本真綾氏と結婚している。
 
*シンを演じた鈴村健一氏は2011年8月にルナマリア役の坂本真綾氏と結婚している。
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*2023年7月28日に発売された「機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター Complete Blu-ray BOX(特装限定版)」の描き下ろしボックスアートはシンとステラの2ショット、裏面は傷つきボロボロになったディスティニーガンダム。「3人の主人公」という「DESTINY」のコンセプトからすれば特段の扱い。
 
*2023年7月28日に発売された「機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター Complete Blu-ray BOX(特装限定版)」の描き下ろしボックスアートはシンとステラの2ショット、裏面は傷つきボロボロになったディスティニーガンダム。「3人の主人公」という「DESTINY」のコンセプトからすれば特段の扱い。
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== 商品情報 ==
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<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
 
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
   
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
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