29行目: |
29行目: |
| | 所属部隊 = | | | 所属部隊 = |
| | 母艦 = | | | 母艦 = |
− | *デルフォイ | + | *[[デルフォイ]] |
− | *アレイオーン | + | *[[アレイオーン]] |
− | | 主なパイロット = ヴァン・アシリアイノ | + | | 主なパイロット = [[ヴァン・アシリアイノ]] |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[エゥーゴ]]が[[オークランド研究所]]から鹵獲した<ref>正確にはオークランド研究所内の親エゥーゴ派による鹵獲に見せかけた譲渡。移譲に伴い、研究所の開発データは破棄されている。</ref>ORX-008 [[ガンダム[グリンブルスティ]]]を、[[ジム改[ワグテイル]]]のデータを元にした新規パーツを使い改修した[[モビルスーツ]]。 | + | [[エゥーゴ]]が[[オークランド研究所]]から鹵獲した<ref>正確にはオークランド研究所内の親エゥーゴ派による鹵獲に見せかけた譲渡。移譲に伴い、研究所の開発データは破棄されている。</ref>ORX-008 [[ガンダム[グリンブルスティ]]]を、[[ジム改[ワグテイル]]]のデータを元にした新規パーツを使い改修した[[モビルスーツ]]。カラーリングもワグテイルの整備を手掛けた[[ロープス・スグル・アキヤマ]]の希望でその塗装パターンを元にリペイントされている。 |
| | | |
| 元々グリンブルスティは[[強化人間]]兵士である[[ロスヴァイセ]]専用の高機動型モビルスーツとして開発されており、胸部と脚部に三基のジェネレーターを搭載し、そこに直結されたスラスターによる大出力によって非可変機でありながら破格の機動性と運動性を獲得している。が、それ故に運用時の加速Gは一般パイロットにとって耐えられるものではなく、複数のテストパイロットが搭乗したものの誰ひとりとして乗りこなす事が出来ず<ref>グリンブルスティからの改修も、テストパイロットの一人が起こした事故による損傷の修復を兼ねた物。同時にオークランド研究所製の機体である事を偽装する目的もあった。</ref>、先天的な耐G能力を持つ[[ヴァン・アシリアイノ]]が搭乗した事でその性能を発揮出来るようになった為、宇宙世紀0087年8月に実戦配備された。 | | 元々グリンブルスティは[[強化人間]]兵士である[[ロスヴァイセ]]専用の高機動型モビルスーツとして開発されており、胸部と脚部に三基のジェネレーターを搭載し、そこに直結されたスラスターによる大出力によって非可変機でありながら破格の機動性と運動性を獲得している。が、それ故に運用時の加速Gは一般パイロットにとって耐えられるものではなく、複数のテストパイロットが搭乗したものの誰ひとりとして乗りこなす事が出来ず<ref>グリンブルスティからの改修も、テストパイロットの一人が起こした事故による損傷の修復を兼ねた物。同時にオークランド研究所製の機体である事を偽装する目的もあった。</ref>、先天的な耐G能力を持つ[[ヴァン・アシリアイノ]]が搭乗した事でその性能を発揮出来るようになった為、宇宙世紀0087年8月に実戦配備された。 |
48行目: |
48行目: |
| :宇宙編(エゥーゴの蒼翼)から登場。宇宙に上がったヴァンの搭乗機として改修を続けながら[[グリプス戦役]]終盤まで運用された。最後は[[アーネスト・マクガイア|アーネスト]]の[[ガンダム[スコル]]]との戦闘で大破。スコルと共に大気圏で燃え尽き、機体は失われた。 | | :宇宙編(エゥーゴの蒼翼)から登場。宇宙に上がったヴァンの搭乗機として改修を続けながら[[グリプス戦役]]終盤まで運用された。最後は[[アーネスト・マクガイア|アーネスト]]の[[ガンダム[スコル]]]との戦闘で大破。スコルと共に大気圏で燃え尽き、機体は失われた。 |
| :しかし、大気圏で燃え尽きる以前にコア・スクァードはヴァンと和解したアーネストに譲渡されており、彼がロスヴァイセと逃避行を行う為に用いられた。コア・スクァードは居住ユニットを組み込んだコンテナと大量の水を積み込み簡易惑星間航行船として改修された上で[[火星]]まで二人を送り届けた後、その大地に秘匿された。 | | :しかし、大気圏で燃え尽きる以前にコア・スクァードはヴァンと和解したアーネストに譲渡されており、彼がロスヴァイセと逃避行を行う為に用いられた。コア・スクァードは居住ユニットを組み込んだコンテナと大量の水を積み込み簡易惑星間航行船として改修された上で[[火星]]まで二人を送り届けた後、その大地に秘匿された。 |
− |
| |
| ;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] | | ;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] |
| :改修前のグリンブルスティの2号機が登場。また漫画版では模擬戦の仮想データとしてマニューバ・エクステリアを装備したケストレルがグリンブルスティとの兄弟機対決を演じている。 | | :改修前のグリンブルスティの2号機が登場。また漫画版では模擬戦の仮想データとしてマニューバ・エクステリアを装備したケストレルがグリンブルスティとの兄弟機対決を演じている。 |
57行目: |
56行目: |
| :コア・スクァードにはレーザーロケットも搭載されている為、搭乗者のバイタルの問題を解決すれば小型の惑星間航行船にする事も出来る。 | | :コア・スクァードにはレーザーロケットも搭載されている為、搭乗者のバイタルの問題を解決すれば小型の惑星間航行船にする事も出来る。 |
| :この時代のコア・ファイターとしては珍しく、上下半身を分離しない方式。 | | :この時代のコア・ファイターとしては珍しく、上下半身を分離しない方式。 |
− |
| |
| ;[[レーザーロケット|レーザーロケットエンジン]] | | ;[[レーザーロケット|レーザーロケットエンジン]] |
| :内惑星航行用のレーザーロケットエンジンをモビルスーツ用にダウンサイジングした内蔵式レーザーロケットを搭載。 | | :内惑星航行用のレーザーロケットエンジンをモビルスーツ用にダウンサイジングした内蔵式レーザーロケットを搭載。 |
63行目: |
61行目: |
| :初期の設計では脚部スラスターもレーザーロケットにする予定だったが、信頼性を重視して熱核ロケットエンジンに変更され、増加したプロペラントの分だけ脚部が延長されたという経緯がある。 | | :初期の設計では脚部スラスターもレーザーロケットにする予定だったが、信頼性を重視して熱核ロケットエンジンに変更され、増加したプロペラントの分だけ脚部が延長されたという経緯がある。 |
| :レーザーロケットに用いられる推進剤は水を使用しており、被弾による誘爆の心配が無く推進剤を燃焼させる為の酸化剤を必要としないといったメリットがある。 | | :レーザーロケットに用いられる推進剤は水を使用しており、被弾による誘爆の心配が無く推進剤を燃焼させる為の酸化剤を必要としないといったメリットがある。 |
− |
| |
| ;[[シャーマン・フレーム]] | | ;[[シャーマン・フレーム]] |
| :電子義肢や強化外骨格といった旧世紀から培われた技術を発展させた準サイコミュシステム。 | | :電子義肢や強化外骨格といった旧世紀から培われた技術を発展させた準サイコミュシステム。 |
76行目: |
73行目: |
| ;バルカン砲 | | ;バルカン砲 |
| :頭部に2門搭載。口径などについては明記されていない。 | | :頭部に2門搭載。口径などについては明記されていない。 |
− |
| |
| ;[[ビーム・サーベル]] | | ;[[ビーム・サーベル]] |
| :バックパックに2本装備。膨大なジェネレーター出力によって全身のビーム・ブレイドと同時に起動させる事が出来る。 | | :バックパックに2本装備。膨大なジェネレーター出力によって全身のビーム・ブレイドと同時に起動させる事が出来る。 |
| :グリンブルスティのウィングバインダーの過剰な機動性を抑える目的で変更された。コア・スクァード分離時には搭載されない。 | | :グリンブルスティのウィングバインダーの過剰な機動性を抑える目的で変更された。コア・スクァード分離時には搭載されない。 |
− |
| |
| ;[[ビーム・ライフル]] | | ;[[ビーム・ライフル]] |
| :ストック部分に独自規格のEパックを装備する長銃身型ビーム・ライフル。 | | :ストック部分に独自規格のEパックを装備する長銃身型ビーム・ライフル。 |
| :予備のEパックは左右のサイドスカートに計4基マウントされている。 | | :予備のEパックは左右のサイドスカートに計4基マウントされている。 |
| :非使用時にはバックパックにマウントされ、コア・スクァード状態でも機体下部にマウントして使用出来る。 | | :非使用時にはバックパックにマウントされ、コア・スクァード状態でも機体下部にマウントして使用出来る。 |
− |
| |
| ;ビーム・ブレイド | | ;ビーム・ブレイド |
| :肩、肘、膝、つま先のビーム・ユニットから発生されるビーム刃。ビーム・サーベルのような自由度の高い斬撃は出来ないが、高出力で幅広のビーム刃が展開出来る。全身のビーム・ブレイドを同時に使用する事も可能。 | | :肩、肘、膝、つま先のビーム・ユニットから発生されるビーム刃。ビーム・サーベルのような自由度の高い斬撃は出来ないが、高出力で幅広のビーム刃が展開出来る。全身のビーム・ブレイドを同時に使用する事も可能。 |
91行目: |
85行目: |
| :肩の物はアームで接続されており、ビームガンとしても使用可能。なお、両肩のビーム・ブレイドを展開した姿が蟷螂に似ている為、ティターンズ側から「カマキリ」のコードネームで呼ばれる所以となった。 | | :肩の物はアームで接続されており、ビームガンとしても使用可能。なお、両肩のビーム・ブレイドを展開した姿が蟷螂に似ている為、ティターンズ側から「カマキリ」のコードネームで呼ばれる所以となった。 |
| :グリンブルスティから改修される際に追加された武装でもある。 | | :グリンブルスティから改修される際に追加された武装でもある。 |
− |
| |
| ;ビーム・マドゥ | | ;ビーム・マドゥ |
| :ケストレル専用の小型シールド。表面積は前腕部を覆う程度だが、表面に可動式のビーム・サーベルが3基内蔵されており、敵のビーム・サーベルを受け止める際やシャーマン・フレームと連動させてビームを弾く際に使用される。 | | :ケストレル専用の小型シールド。表面積は前腕部を覆う程度だが、表面に可動式のビーム・サーベルが3基内蔵されており、敵のビーム・サーベルを受け止める際やシャーマン・フレームと連動させてビームを弾く際に使用される。 |
| :フレームを介して肘のビーム・ユニットに接続されており、正面に向けて格闘戦に用いる事も可能。 | | :フレームを介して肘のビーム・ユニットに接続されており、正面に向けて格闘戦に用いる事も可能。 |
− |
| |
| ;メガ・ビーム・ランチャー | | ;メガ・ビーム・ランチャー |
| :肘のビーム・ユニットからエネルギー供給を受けて使用する高出力ビーム砲。ケストレルの装備可能な火器の中では特に強力で、フルドライブ時には数秒間の継続掃射が可能。拡散ビームへの切り替え機能に加えて砲口部で射軸を15度前後変更出来る。 | | :肘のビーム・ユニットからエネルギー供給を受けて使用する高出力ビーム砲。ケストレルの装備可能な火器の中では特に強力で、フルドライブ時には数秒間の継続掃射が可能。拡散ビームへの切り替え機能に加えて砲口部で射軸を15度前後変更出来る。 |
| :ただし、高機動戦闘では長砲身によって重心が安定しない為、一撃離脱や高機動戦を得意とするケストレルの戦闘スタイルとは相性が悪い。 | | :ただし、高機動戦闘では長砲身によって重心が安定しない為、一撃離脱や高機動戦を得意とするケストレルの戦闘スタイルとは相性が悪い。 |
| + | ;シールド(ネモ用) |
| + | :[[ネモ]]が装備するシールド。ビーム・マドゥの調整が間に合わなかった際に代替装備として使用している。 |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |