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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ブッホ・コンツェルン]]総帥[[マイッツァー・ロナ]]の長男。宇宙世紀0110年、[[エンゲイスト・ロナ]]がコロニー公社副総裁に就任し、政界を引退すると、その政治基盤を受け継いでまたたく間に連邦安全保障会議の重鎮となる。地球からの例外なき強制移民の実行を訴え、同時に富裕層の過剰な延命措置を禁止すべきと主張し、[[スペースノイド]]からの熱狂的な支持を集めた。[[宇宙世紀]]0116年、「地球保全法案」を上程し、政府幕僚や官僚が「不法滞在者」であると喧伝した事で彼らの怒りを買い、[[宇宙世紀]]0118年に事務所のあるホテル前で狙撃され、命を落とした。 | + | [[ブッホ・コンツェルン]]総帥[[マイッツァー・ロナ]]の長男。勘がよく、父の言葉の隅々から彼の真の目的を洞察していた。 |
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− | 幼少期に[[アクシズ・ショック]]を目撃して以来[[アムロ・レイ]]をヒーローとして信奉しており、[[ニュータイプ]]の可能性を信じていた。[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]内に[[ファステスト・フォーミュラ]]を設立するよう働きかけ、同時にブッホ社の開発していた[[デナン・ゾン]]の開発データを[[サナリィ]]と[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]へとリークするなど、独自の思惑を以て行動していた。
| + | 宇宙世紀0110年、伯父の[[エンゲイスト・ロナ]]がコロニー公社副総裁に就任し、政界を引退すると、その政治基盤を受け継いでまたたく間に連邦安全保障会議の重鎮となる。 |
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| + | 地球からの例外なき強制移民の実行を訴えた「地球保全法案」や、富裕層の過剰な延命措置を禁止する「過当医療禁止法」を上程し、また[[サイド4|フロンティア・サイド]]の再建設計画において、「豊かで懐かしい街造り」を提唱した事で[[スペースノイド]]からの熱狂的な支持を集めた。[[宇宙世紀]]0113年、彼の提出したこれらの法案は否決されるが、0116年に「地球保全法案」を再び上程。その際に政府幕僚や官僚が「不法滞在者」であると喧伝した事で彼らの怒りを買い、[[宇宙世紀]]0118年に事務所のあるホテル前で狙撃され、命を落とした。 |
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| + | ハウゼリーの思想は、[[シャア・アズナブル]]や[[マフティー]]のそれを議会政治において実践しようとしたものであり、地球の浄化と再生を主張していた。一方で、彼の提唱した地球保全法案は、移住を拒否する不法居住者を衛星軌道上からビーム攻撃を行うという過激さも孕んでいた。 |
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| + | また、安全保障会議の一員として小型[[モビルスーツ]]開発を推進しており、特に[[サナリィ]]の[[フォーミュラ計画]]の後ろ盾としても知られている。その一環として[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]内に[[ファステスト・フォーミュラ]]を設立するよう働きかけた他、ブッホ社の開発していた[[デナン・ゾン]]の開発データをサナリィと[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]へとリークし技術革新を促している。 |
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| + | 彼の死後、彼の思想はその信奉者によって先鋭化され、「地球圏の人口統制と地球再生」というテーゼを強める事になる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :第8話でカロッゾとマイッツァーの会話の中で言及される。[[ナディア・ロナ|ナディア]]の出奔を容認する代わりに、カロッゾが彼を家に戻すようマイッツァーに上申したが、その直後、彼は凶弾に倒れる事になった。 | | :第8話でカロッゾとマイッツァーの会話の中で言及される。[[ナディア・ロナ|ナディア]]の出奔を容認する代わりに、カロッゾが彼を家に戻すようマイッツァーに上申したが、その直後、彼は凶弾に倒れる事になった。 |
| ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | | ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] |
− | :第24話より在りし日の本人が登場。本作の黒幕の一人であり、[[サナリィ]]、[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]、[[ファステスト・フォーミュラ]]など様々な組織に根回しを行い、[[木星帝国|木星]]にもパイプを持つなど、強い存在感を示している。 | + | :第24話より在りし日の本人が登場。本作の黒幕の一人であり、[[サナリィ]]、[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]、[[ファステスト・フォーミュラ]]など様々な組織に根回しを行い、[[木星帝国|木星]]にもパイプを持つなど、強い存在感を示している。[[ユーリー・ミノフスキー|サイファー]]やカロッゾを通じて[[レガシィ]]を巧みに操り、逢えて自らを襲撃させ、[[トリムールティ]]による対地攻撃を演出した。事件の最中、[[リヴ・アンゲリカ|ディル・ライダー]]に自らの間違いを論破されると共に未来を託されるも、宇宙世紀0118年に暗殺され、命を落とした。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| :[[ファステスト・フォーミュラ]]の隊員。彼の「一番のファン」と称し、便宜を図っている。 | | :[[ファステスト・フォーミュラ]]の隊員。彼の「一番のファン」と称し、便宜を図っている。 |
| ;[[アムロ・レイ]] | | ;[[アムロ・レイ]] |
− | :元[[ロンド・ベル]]のエースパイロット。彼の見せた奇跡を目撃した事で、彼を信奉するようになる。 | + | :元[[ロンド・ベル]]のエースパイロット。幼少期に[[アクシズ・ショック]]を目撃して以来彼をヒーローとして信奉しており、[[ニュータイプ]]の可能性を信じていた。 |
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| + | === その他 === |
| + | ;[[フォンセ・カガチ]] |
| + | :ジュピター・サナリィの協力者。 |
| + | ;[[オイ・ニュング]] |
| + | :[[マン・ハンター]]の一員。ハウゼリー曰く「友人」。彼の元に[[ジオン残党]]をまとめたレポートを渡した。 |
| + | ;[[サイファー]] |
| + | :自らの計画の賛同者。ハウゼリーを兄のように慕い、その目的達成のために様々な組織を渡り歩き、暗躍していた。 |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === 機動戦士ガンダムF90FF === | | === 機動戦士ガンダムF90FF === |
− | ;サイファーがMSA-0120で仕掛けた映像は<br/>安全保障会議のF9量産プロジェクトを承認させるだけのショックがあった<br/>反連邦主義者たちがMSA-0120相当の――次世代小型MSを手に入れたら到底<ruby>RGM-109<rt>ヘビガン</rt></ruby>では対応できない…とね | + | ;「サイファーがMSA-0120で仕掛けた映像は<br/>安全保障会議のF9量産プロジェクトを承認させるだけのショックがあった」<br/>「反連邦主義者たちがMSA-0120相当の――次世代小型MSを手に入れたら到底<ruby>RGM-109<rt>ヘビガン</rt></ruby>では対応できない…とね」 |
| :『F90FF』第24話。安全保障会議に小型MS開発を活発化させるべく、「FF隊を襲撃する[[MSA-120|MSA-0120]]」を演出した事をカロッゾに打ち明ける。 | | :『F90FF』第24話。安全保障会議に小型MS開発を活発化させるべく、「FF隊を襲撃する[[MSA-120|MSA-0120]]」を演出した事をカロッゾに打ち明ける。 |
− | ;そして<ruby>可変速粒子砲<rt>ヴェスバー</rt></ruby>とビーム・シールドを備えたF9シリーズはそれに対抗するに足る<br/>…実戦はどんな愚昧にも理解できるアピールということだな… | + | ;「そして<ruby>可変速粒子砲<rt>ヴェスバー</rt></ruby>とビーム・シールドを備えたF9シリーズはそれに対抗するに足る」<br/>「…実戦はどんな愚昧にも理解できるアピールということだな…」 |
− | :同話。サイド2での[[ガンダムF90-Vタイプ]]の戦果を見て満足そうな笑みを浮かべる。 | + | :同話。サイド2での[[ガンダムF90-Vタイプ]]の戦果に、満足そうな笑みを浮かべる。 |
− | ;全高14m級 ビーム・シールド装備<br/>出力は25mガンダムをも超える4000kw超<br/>ブッホ・エアロダイナミクスの技術陣の到達目標を同社が共有してくれたことで<br/>私たちは労せずして彼らの試行錯誤を吸収できた<br/>F90にせよMSA-0120にせよジオン残党どもを相手にできる程度のマシーンでは困るのだ<br/>それでは真の技術革新は訪れない | + | ;「全高14m級 ビーム・シールド装備<br/>出力は25mガンダムをも超える4000kw超」<br/>「ブッホ・エアロダイナミクスの技術陣の到達目標を同社が共有してくれたことで」<br/>「私たちは労せずして彼らの試行錯誤を吸収できた」<br/>「F90にせよMSA-0120にせよジオン残党どもを相手にできる程度のマシーンでは困るのだ」<br/>「それでは真の技術革新は訪れない」 |
| :同話。軍のコンペティションに先駆けサナリィとアナハイムにデナン・タイプの開発データをリークした事を語る。そして、その情報のリークは自分たちの技術を押し上げる事になる事を見越しての事だった。 | | :同話。軍のコンペティションに先駆けサナリィとアナハイムにデナン・タイプの開発データをリークした事を語る。そして、その情報のリークは自分たちの技術を押し上げる事になる事を見越しての事だった。 |
− | ;地球の運営に不可欠な人口…西暦元年まで地球総人口を戻すことが我々の贖罪だとギレン・ザビはいった<br/>連邦軍とマン・ハンターを掌握できれば私は最小限の流血でそれを成せるだろう<br/>そうすれば父のクロスボーン・バンガードも世直しのために働く尖兵となる | + | ;「地球の運営に不可欠な人口…西暦元年まで地球総人口を戻すことが我々の贖罪だとギレン・ザビはいった」<br/>「連邦軍とマン・ハンターを掌握できれば私は最小限の流血でそれを成せるだろう」<br/>「そうすれば父のクロスボーン・バンガードも世直しのために働く尖兵となる」 |
| :同話。議会政治を通じて連邦軍と[[マン・ハンター]]を掌握する事で、ロナ家の理想実現を図ろうとするハウゼリーの考えが見て取れる。 | | :同話。議会政治を通じて連邦軍と[[マン・ハンター]]を掌握する事で、ロナ家の理想実現を図ろうとするハウゼリーの考えが見て取れる。 |
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