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=== THE ORIGINにおける戦闘の推移 ===
 
=== THE ORIGINにおける戦闘の推移 ===
ルウム戦役の発生が宇宙世紀0079年1月23日へと変更されており、ジオン軍の目的も連邦宇宙艦隊の弱体化に、反ジオン感情の高まるルウムに対する制裁が加わっている。ここでは、主にアニメ版での描写を解説する。
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ルウム戦役の発生が宇宙世紀0079年1月23日へと変更されており、ジオン軍の目的も連邦宇宙艦隊の弱体化に、反ジオン感情の高まるルウムに対する制裁が加わっている。
 
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=== ジオン軍の動き ===
   
;戦闘発生前
 
;戦闘発生前
 
:第二次ブリティッシュ作戦を察知した連邦軍は、ジャブローから打ち上げられた第三連合艦隊とレビル麾下の第一連合艦隊が合流後、第一第三連合艦隊を編成し、ティアンムの第二連合艦隊と合わせてはジオン総軍の4倍近い戦力を編成。対する公国軍はドズル中将が御前会議の場で「ティアンム艦隊との総力戦」を表向きの作戦として決定。これをギレンが連邦軍側へリークした事で、連邦軍はコロニーへの攻撃は無いと判断し、守備にあたっていたティアンム艦隊を全軍、艦隊戦へと差し向ける。
 
:第二次ブリティッシュ作戦を察知した連邦軍は、ジャブローから打ち上げられた第三連合艦隊とレビル麾下の第一連合艦隊が合流後、第一第三連合艦隊を編成し、ティアンムの第二連合艦隊と合わせてはジオン総軍の4倍近い戦力を編成。対する公国軍はドズル中将が御前会議の場で「ティアンム艦隊との総力戦」を表向きの作戦として決定。これをギレンが連邦軍側へリークした事で、連邦軍はコロニーへの攻撃は無いと判断し、守備にあたっていたティアンム艦隊を全軍、艦隊戦へと差し向ける。
 
;ジオン軍の陽動作戦
 
;ジオン軍の陽動作戦
 
:公国軍はまず陽動のためシャアの部隊に首都ミランダなどのコロニーベイを攻撃させる。これにより、連邦軍の駐留艦隊を封じ込める。これに対して連邦の主力であったレビル艦隊は、カニンガムとワッケインの艦隊を向かわせる。そのためレビル艦隊の艦隊戦力は1/3までに減少した<ref>尚、漫画版ではワッケインの艦隊はシャアの部隊によって壊滅している。</ref>。
 
:公国軍はまず陽動のためシャアの部隊に首都ミランダなどのコロニーベイを攻撃させる。これにより、連邦軍の駐留艦隊を封じ込める。これに対して連邦の主力であったレビル艦隊は、カニンガムとワッケインの艦隊を向かわせる。そのためレビル艦隊の艦隊戦力は1/3までに減少した<ref>尚、漫画版ではワッケインの艦隊はシャアの部隊によって壊滅している。</ref>。
   
;ティアンム艦隊との交戦
 
;ティアンム艦隊との交戦
:ドズル艦隊がティアンム艦隊との艦隊戦を開始。ドズル艦隊は、後の作戦を成功させるために遠距離からの攻撃を開始。(ほとんど射程 外からの攻撃だった模様)先手を取るも、火力で優位である連邦軍のマゼラン級などにより戦闘発生直後にレトヴィザンや、キーウなどが被弾、損傷または大破している。この戦闘でドズル艦隊は甚大な被害を被るが、ティアンム艦隊の損害は軽微であった。
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:ドズル艦隊がティアンム艦隊との艦隊戦を開始。ドズル艦隊は、後の作戦を成功させるために遠距離からの攻撃を開始。(ほとんど射程外からの攻撃だった模様)先手を取るも、火力で優位である連邦軍のマゼラン級などにより戦闘発生直後にレトヴィザンや、キーウなどが被弾、損傷または大破している。この戦闘でドズル艦隊は甚大な被害を被るが、ティアンム艦隊の損害は軽微であった。
 
;ドズルの奇策
 
;ドズルの奇策
 
:ティアンム艦隊との交戦で甚大な被害を被るドズル艦隊は、ティアンム艦隊の正面で別れて転針し、撤退に見せかけて慣性航行でティアンム艦隊の後方で合流、そのままレビル艦隊に奇襲を仕掛けるといった作戦を行い、成功している。ティアンム艦隊は撤退するドズル艦隊を追撃するも、見失っている。これは、あらかじめジオン軍が散布していたミノフスキー粒子が有効に働いたためである。
 
:ティアンム艦隊との交戦で甚大な被害を被るドズル艦隊は、ティアンム艦隊の正面で別れて転針し、撤退に見せかけて慣性航行でティアンム艦隊の後方で合流、そのままレビル艦隊に奇襲を仕掛けるといった作戦を行い、成功している。ティアンム艦隊は撤退するドズル艦隊を追撃するも、見失っている。これは、あらかじめジオン軍が散布していたミノフスキー粒子が有効に働いたためである。
 
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:健在だったティアンム艦隊はグレート・デギンが展開する最終防衛ラインに接近するも、政治的影響(公王の死亡・本土侵攻)と、未知の本土防衛戦力に対する無補給での攻撃などの理由を考慮し、艦隊を転進。敗走するレビル艦隊の救援に向かった。
==== 特別強襲大隊の攻撃 ====
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:艦隊戦に勝利した公国軍はガルマ率いる空挺部隊をサイド5内部へ侵攻させ、[[テキサス・コロニー]]以外のコロニーを壊滅。作戦の主目的を完遂した。以後の南極条約締結までの流れについては概ね宇宙世紀正史と同様の展開となっている。
黒い三連星率いる、MS-06で構成された特別強襲大隊が、ドズル艦隊の奇襲後に、レビル艦隊の下から襲撃。MSの高い機動性をもって連           邦の艦艇は次々と撃破された。尚、シャアは特別強襲大隊には編入されていないため、独断でルウム奇襲部隊(陽動部隊)から戦場に向かって出撃している。(戦果は、戦艦3隻、巡洋艦1隻を撃沈)
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<!-- == 余談 == -->
 
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黒い三連星は、レビル艦隊の旗艦であるアナンケを襲撃し、撃沈している。さらにこのとき、脱出をこころみたレビルを拿捕し、捕虜にしている。
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最終的にドズル艦隊が反転して、残存艦の掃討を行ったために、レビル艦隊は壊滅した。
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=== 地球連邦軍の動き ===
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==== 戦闘発生前 ====
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ジャブローから打ち上げられた[[ティアンム]]指令率いる第二艦隊のティアンム艦隊と名将[[レビル将軍]]率いるレビル艦隊で構成された連合艦隊でジオン軍を一気に殲滅し、ジオン公国を陥落させるべく出撃した。戦力はティアンム艦隊がマゼラン級戦艦15隻、サラミス級巡洋艦45隻、レパント級ミサイルフリゲート22隻、コロンブス級輸送艦6隻、戦闘機は16飛行隊224機とされ、ジオン軍の全軍に匹敵する。主力のレビル艦隊は、その3倍とされ、圧倒的戦力差であった。(レビル艦隊にはジオンへの上陸部隊も編入されていた)それぞれの単艦性能もジオンより上であった。
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==== 陽動作戦 ====
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前述の、ジオンのミランダなどを攻撃する陽動作戦により、連邦軍は駐留艦隊を封じられ、さらにレビル艦隊はワッケイン、カニンガムの艦隊を救援に向かわせたために戦力が1/3にまで減少した。(漫画版では、救援に向かった部隊はシャアの部隊によって壊滅させられた。
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==== ティアンム艦隊が交戦開始 ====
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ドズル艦隊がティアンム艦隊との交戦を開始した。ティアンム艦隊はマゼラン級などでの一斉攻撃やサラミス級のミサイルでの飽和攻撃によって圧倒的優勢に戦闘を経過。ドズル艦隊の転針を撤退行動と判断し、レパント級やサラミス級での追撃戦に移行する。しかし、エンジン出力を最小まで落として慣性航行を行うドズル艦隊を見失う。(レーダーなどの電子機器はミノフスキー粒子で使用不可であった)
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==== レビル艦隊が奇襲を受ける ====
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戦闘優位の報を受けて戦闘宙域に向けて加速していたレビル艦隊は、一気にドズル艦隊に距離を詰められてしまう。それまでに、偵察機から艦影補足などの報告があったものの、ティアンム艦隊の全面にはジオンの全軍が展開しているためありえないとして無視しており、最終的に目視で確認できる距離まで気づくことができなかった。この際、単独で出撃したシャアの攻撃によって第5戦艦戦隊2番艦「フォレスタル」が撃沈された。さらに、ティアンム艦隊から「ドズル艦隊の艦影をロスト」との暗号通信を受け取る。これを受け、対空防御や防空隊の配備を行うも、ドズル艦隊はこの時点でかなり接近していた。ドズルの座上艦であるワルキューレの近接攻撃によって旗艦アナンケは大きな損害を受ける。
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==== 特別強襲大隊の襲撃 ====
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ドズル艦隊の襲撃後、すぐにジオンのMS部隊が襲撃。バズーカを装備したMS部隊に一挙に大損害を負う。連邦艦に装備されている対空火器はミノフスキー粒子によって本来の性能を発揮できなかった。MSは高い機動力でVSLや主砲を攻撃する誘爆を狙った攻撃や、ブリッジを直接攻撃するなどして連邦艦を圧倒した。
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黒い三連星により旗艦アナンケは撃沈される。その際、搭乗していた高官などがランチ3機で脱出を試みたものの、2機撃墜され、1機はレビルが登場していたために拿捕された。
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シャアも特別強襲大隊と共に、大きな戦果を上げている。
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==== ティアンム艦隊の反転 ====
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以前健在であったティアンム艦隊は、そのまま進軍するも、ジオンの最終防衛ラインに到達した際に、ムサイ級2隻に護衛された[[デギン・ザビ]]の座上艦である、グワジン級のグレートデギンに遭遇する。ここティアンム司令は、「我々の急務は、敗走するレビル艦隊の救援と撤退の支援である」として艦隊を反転させる。これは、ティアンム艦隊には上陸部隊が編入されていないため、突破したところでジオン公国を艦砲射撃で制圧するしかないことと、本土防衛の戦力が不明であったための判断であるとされる。
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これにより、ルウム戦役は、事実上のジオン軍の勝利で戦闘が終了した。<!-- == 余談 == -->
   
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
  
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