1行目: |
1行目: |
| == 強化人間(Artificial Newtype) == | | == 強化人間(Artificial Newtype) == |
− | [[ニュータイプ研究所]]が開発した人工ニュータイプ。機械的・薬物的な処置によって後天的に[[ニュータイプ]]能力を得た人間。[[一年戦争]]時から連邦・ジオン双方で研究が行われていたが、戦後に連邦側のニュータイプ研究所によって技術が確立され、[[グリプス戦役]]を皮切りに[[ティターンズ]]の戦力として実戦投入された。しかし、人間を兵器として扱う為、人道的な面からも批判的な意見は多く、情勢が[[エゥーゴ]]有利に傾くとニュータイプ研究所の多くは閉鎖に追い込まれ、実戦投入された強化人間もそのほとんどが悲劇的な最期を遂げている。しかし、その後強化人間技術は[[ネオ・ジオン]]にも渡り、それ以降も様々な組織で研究が続けられた。 | + | [[ニュータイプ研究所]]が開発した人工ニュータイプ。機械的・薬物的な処置によって後天的に、または遺伝子操作やクローン技術などにより先天的に[[ニュータイプ]]能力を得た人間。[[一年戦争]]時から連邦・ジオン双方で研究が行われていたが、戦後に連邦側のニュータイプ研究所によって技術が確立され、[[グリプス戦役]]を皮切りに[[ティターンズ]]の戦力として実戦投入された。しかし、人間を兵器として扱う為、人道的な面からも批判的な意見は多く、情勢が[[エゥーゴ]]有利に傾くとニュータイプ研究所の多くは閉鎖に追い込まれ、実戦投入された強化人間もそのほとんどが悲劇的な最期を遂げている。しかし、それらの強化人間技術は後に[[ネオ・ジオン]]にも渡り、それ以降も様々な組織で研究が続けられた。 |
| | | |
| ニュータイプ同様に感応波によって[[サイコミュシステム|サイコミュ]]を使う事が出来る為、強化人間専用機やファンネル・ビット等を遠隔操作する事も可能。肉体にも手が加えられており、耐G能力など、常人よりも優れた身体機能を得ているが、施術時の精神操作の影響もあって全体的に精神が不安定。中には不要な記憶を消されたり、過去のトラウマに戦闘衝動を紐づけされた者も多い。 | | ニュータイプ同様に感応波によって[[サイコミュシステム|サイコミュ]]を使う事が出来る為、強化人間専用機やファンネル・ビット等を遠隔操作する事も可能。肉体にも手が加えられており、耐G能力など、常人よりも優れた身体機能を得ているが、施術時の精神操作の影響もあって全体的に精神が不安定。中には不要な記憶を消されたり、過去のトラウマに戦闘衝動を紐づけされた者も多い。 |
| | | |
− | 精神の安定の為にマインドコントロールが行われるケースが多々あり、中には「マスター」と呼ばれる人間が設定される場合がある。その場合マスターの命令には従順であるが、戦闘などでマスターが死亡した場合、やはり精神の安定を欠くケースがある。
| + | 精神の安定の為にマインドコントロールが行われるケースが多々あり、[[プルクローン]]に代表されるように刷り込みによって「マスター」と呼ばれる指示・統制役を務める人間が設定される場合がある。その場合、マスターの命令には従順であるが、戦闘などでマスターが死亡した場合、やはり精神の安定を欠くケースがある。中には[[エルピー・プル]]のように他のニュータイプなどと接触した事によって刷り込みに不調が発生し、敵に寝返ったケースも存在する。 |
| | | |
| == 関連作品と使われ方 == | | == 関連作品と使われ方 == |
13行目: |
13行目: |
| ;[[機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ]] | | ;[[機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ]] |
| :1作目『ギレンの野望』に[[ムラサメ研究所]]初の強化人間である[[ゼロ・ムラサメ]]、ゼロからもたらされた研究データを基に[[ジオン公国軍]]が開発した[[レイラ・レイモンド]]が登場している。 | | :1作目『ギレンの野望』に[[ムラサメ研究所]]初の強化人間である[[ゼロ・ムラサメ]]、ゼロからもたらされた研究データを基に[[ジオン公国軍]]が開発した[[レイラ・レイモンド]]が登場している。 |
| + | ;[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE]] |
| + | :「ビショップ計画」のテストパイロットを務める[[ペッシェ・モンターニュ]]が登場。ストーリーイベントでは当初ニュータイプとして扱われていたが、ストーリーが進む中で計画遂行のため作り出された人工ニュータイプである事が発覚した。 |
| ;[[ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者]] | | ;[[ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者]] |
| :未完成強化人間として[[ロスヴァイセ]]が登場。専用機として開発されていた[[ガンダム[ケストレル]]]等の加速Gの強さから、強化人間の身体能力の高さが伺い知れる。 | | :未完成強化人間として[[ロスヴァイセ]]が登場。専用機として開発されていた[[ガンダム[ケストレル]]]等の加速Gの強さから、強化人間の身体能力の高さが伺い知れる。 |
52行目: |
54行目: |
| ;NT-002、NT-003、NT-004 | | ;NT-002、NT-003、NT-004 |
| :名無しの強化人間。レイラ加入後、強化人間の研究を推し進めることで、自軍に加入する。 | | :名無しの強化人間。レイラ加入後、強化人間の研究を推し進めることで、自軍に加入する。 |
| + | |
| + | === 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE === |
| + | ;[[ペッシェ・モンターニュ]] |
| + | :フラナガン機関のテストパイロット。ニュータイプとして育成させられていたが、実際にはビショップ計画遂行のために作られた人工ニュータイプであり、機関によってニュータイプ能力を完全に覚醒させるための手段が密かに講じられた。 |
| | | |
| === 機動戦士ガンダム サンダーボルト === | | === 機動戦士ガンダム サンダーボルト === |
176行目: |
182行目: |
| ;[[n_i_t_r_o]] (ナイトロ) | | ;[[n_i_t_r_o]] (ナイトロ) |
| :[[ガンダムデルタカイ]]などに搭載されている準サイコミュシステム。当システム搭載機に搭乗したパイロットを強化人間化する。 | | :[[ガンダムデルタカイ]]などに搭載されている準サイコミュシステム。当システム搭載機に搭乗したパイロットを強化人間化する。 |
| + | ;[[フラナガン機関]] |
| + | :ジオン公国軍のニュータイプ研究機関。ニュータイプの研究・育成をする傍ら、『1st』以降の作品やゲームでは人体実験や強化人間の開発といった非人道的描写も描かれるケースがある。 |
| ;[[ムラサメ研究所]] | | ;[[ムラサメ研究所]] |
| :日本にあるニュータイプ研究所。 | | :日本にあるニュータイプ研究所。 |
− | ;[[オーガスタ研究所]]/[[オークランド研究所]] | + | ;[[オーガスタ研究所]] / [[オークランド研究所]] |
| :北米にあるニュータイプ研究所。 | | :北米にあるニュータイプ研究所。 |
| ;[[ライプチヒ研究所]] | | ;[[ライプチヒ研究所]] |
196行目: |
204行目: |
| ;[[阿頼耶識システム]] | | ;[[阿頼耶識システム]] |
| :P.D.世界に見られる非人道的な強化技術。精神や身体能力の強化ではなく空間認識能力の拡大や機械接続を目的にしている為、他のシリーズとは趣がやや異なる。 | | :P.D.世界に見られる非人道的な強化技術。精神や身体能力の強化ではなく空間認識能力の拡大や機械接続を目的にしている為、他のシリーズとは趣がやや異なる。 |
− | | + | <!-- == 余談 == --> |
− | == 余談 == | |
| | | |
| == 関連商品 == | | == 関連商品 == |