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| 体重 = 65kg(SEED) ⇒ 58kg(SEED DESTINY)
 
| 体重 = 65kg(SEED) ⇒ 58kg(SEED DESTINY)
 
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;【C.E.71時】
 
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;【C.E.73~74時】
 
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:民間人 ⇒ [[アークエンジェル]] ⇒ [[オーブ軍]] ⇒ [[ザフト軍]]
 
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;【C.E.75時】
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| 所属組織 =  
 
| 所属組織 =  
 
| 所属部隊 =  
 
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| 称号 =  
 
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| 階級 = 少尉([[地球連合軍]])⇒ 准将([[オーブ軍]])⇒ 白服([[ザフト軍]]
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| 階級 = 少尉([[地球連合軍]])⇒ 准将([[オーブ軍]] / [[コンパス]])
 
| 主な搭乗機 =  
 
| 主な搭乗機 =  
 
*[[ストライクガンダム]]
 
*[[ストライクガンダム]]
 
*[[フリーダムガンダム]]
 
*[[フリーダムガンダム]]
 
*[[ストライクフリーダムガンダム]]
 
*[[ストライクフリーダムガンダム]]
*その他
+
*[[ライジングフリーダムガンダム]]
 +
*[[マイティーストライクフリーダムガンダム]]
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[機動戦士ガンダムSEED]]』および続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の主人公。
+
[[オーブ連合首長国]]保有の[[スペースコロニー]]「[[ヘリオポリス]]」にある工業カレッジの学生として友人らとともに平和に過ごしていた[[コーディネイター]]の少年。
   −
=== 機動戦士ガンダムSEED ===
+
[[ザフト軍]]による[[GAT-Xシリーズ]]強奪作戦に巻き込まれ、図らずもその内の1機である[[ストライクガンダム|ストライク]]のパイロットとなり、[[地球連合軍]]の一員として親友[[アスラン・ザラ]]との望まぬ戦いに身を投じる事になった。
[[オーブ連合首長国]]の所有する[[スペースコロニー]][[ヘリオポリス]]にある工業カレッジの学生として、友人らとともに平和に過ごしていた。
     −
そんなある日、ヘリオポリスに[[ザフト軍]]の特務部隊が襲来。偶然居合わせていた少女[[カガリ・ユラ・アスハ]]とともにシェルターへ避難しようとする途中で、偶然にも[[地球連合軍]]の最新鋭機[[ストライクガンダム|ストライク]]を発見してしまう。満員寸前のシェルターにカガリを一人で避難させると自身は別のシェルターへ向かおうとしたが、ストライクの護衛についていた技術士官[[マリュー・ラミアス]]から既に別のシェルターは破壊されている事を聞かされ、やむなくマリューとともにストライクに同乗することとなる。ストライクへと乗り込もうとした寸前に、幼少期に別れザフトに入隊していたキラの親友、[[アスラン・ザラ]]と再会するが、この時は工廠が崩れかけていたためお互いに会話する余裕はなかった。
+
仲間を守るという重責とコーディネイターへの差別意識に苛まれながらも数々の強敵を退けるものの、オーブ近海での戦闘で[[ニコル・アマルフィ]][[トール・ケーニヒ]]の死を切っ掛けにアスランと激闘を繰り広げる事になり、その最中に戦闘中行方不明となる。重傷を負ったキラは[[マルキオ]]の下に預けられ、その後[[ラクス・クライン]]から[[フリーダムガンダム|フリーダム]]を託され、再びアークエンジェルの待つ戦場へと舞い戻った。その後はアークエンジェルと共に連合軍を離脱しオーブへ身を寄せるが、[[オーブ解放作戦]]を展開する連合軍と交戦。その最中にアスランとの和解を果たし、劣勢を強いられる中アークエンジェル、[[クサナギ]]とともに宇宙へ脱出。それと前後する形で[[プラント]]から脱走したラクスと合流し、以降は[[三隻同盟]]の中心的人物として活躍。その中で、自らが人工子宮を使い生み出された[[スーパーコーディネイター]]である事、そして[[カガリ・ユラ・アスハ]]と双子の姉弟である事を知り、その事実に困惑・苦悩しながらも[[第1次連合・プラント大戦]]を終戦に導いた。
   −
炎上する工廠から辛くも脱出した直後、[[ミゲル・アイマン]]の操縦するジンに発見され窮地に陥る。未完成のOSを見たキラはこのままではじきに撃墜されると感じマリューと操縦を交代、一瞬のうちにストライクのOSを最適な状態に書き換え、なんとかジンを撃退する。しかし軍の最重要機密であるストライクを見てしまったこと、機体のOSをナチュラルには扱えない物に書き換えてしまったこと、さらに戦闘の影響でヘリオポリスが崩壊したことから、やむなく友人たちとともに地球軍の戦艦[[アークエンジェル]]に乗艦、ストライクのパイロットとして戦火に身を投じることとなった。
+
終戦後、キラが戦いの中で負った心の傷は深く、半ば世界との関わりを断つようにオーブの片隅で隠棲する。しかし、オーブでのラクス暗殺未遂を切っ掛けに再び彼を戦場に立つ事を余儀なくされた。[[ギルバート・デュランダル]]がラクスの影武者として[[ミーア・キャンベル]]を担ぎ出した事でプラントに対する不信感を抱き、親連合派である[[ユウナ・ロマ・セイラン]]との政略結婚を迫られていたカガリを結婚式場から拉致した事で、連合・ザフト双方と敵対。その最中に[[ベルリン]]で無差別攻撃を行う[[デストロイガンダム|デストロイ]]を撃破するも、デストロイのパイロットであった[[ステラ・ルーシェ]]の命を奪った事で[[シン・アスカ]]の怒りを買い、彼の乗る[[インパルスガンダム|インパルス]]に撃墜される。シンに敗北しながらもオーブへ戻ったキラはラクスから[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]を託され、デュランダルの掲げる[[デスティニー・プラン]]を否定し、戦いに終止符を打った。
   −
戦場でふたたびアスランと再会したキラは、アスランから再三にわたってザフト、プラントに来るように説得される。アスランとは戦いたくないとしつつも、ヘリオポリスで共に過ごした友人らを見捨てることができなかったため、これを拒絶した。アークエンジェルが窮地に陥った際には初めて[[S.E.E.D.]]を発現している。
+
[[第2次連合・プラント大戦]]後はラクスがプラントへ帰還するのに合わせて彼女と共にプラントへ移住してザフトへ入隊。その後は[[コンパス]]の一員として[[ブルーコスモス]]残党や[[ファウンデーション王国]]と戦い、戦いを終えた後ラクスと共に歴史の表舞台から姿を消した。
 
  −
物資補給のため廃棄コロニー[[ユニウスセブン]]に立ち寄った際、緊急避難ポッドに乗り漂流していたプラントの歌姫[[ラクス・クライン]]と出会い、友人たちを守るためかつての親友と戦う不安や辛さを吐露した。その後は独断でラクスを解放、ザフトに引き渡した。この際にアスランから最後の説得を受けるがキラは再び拒否。アスランと戦うことを誓った。連合軍第八艦隊との合流後キラはアークエンジェルを降りる機会を与えられたが、友人たちはアークエンジェルを降りなかったためキラも残留した。しかし、密かに想いを寄せていた友人[[フレイ・アルスター]]から、彼女の父親を守れなかったことを激しく罵られ、さらにはキラに感謝の言葉をかけて避難シャトルに乗っていった少女を目の前で失う悲劇が重なり、キラは次第に精神をすり減らしてゆく。
  −
 
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当初の降下地点が大幅に狂い、ザフト勢力圏であるアフリカ砂漠に降下したアークエンジェルは現地のレジスタンス「明けの砂漠」の協力を得ながら襲い来る敵部隊に対抗していったが、ストライクを操縦できる人間が自分しかいないという重圧、さらに自身の不安を理解できない周囲へのストレスに付け込まれたキラは、フレイの陰謀によって彼女と肉体関係を結んでしまう。フレイの元婚約者であった[[サイ・アーガイル]]に理由を問い詰められた際には腕力でねじ伏せるなど、かつてのキラからは想像もできない粗暴な言動も見せ始め、戦闘に没入するあまりストライクのコクピット内で寝泊まりするほどに追い詰められていった。一方で同時期にザフトのパイロット[[アンドリュー・バルトフェルド]]と出会い、戦場で敵を討ち続けることに疑問も覚えるようになっていく。
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アフリカ砂漠では、かつてヘリオポリスで出会った少女[[カガリ・ユラ・アスハ]]と再会。ナチュラルともコーディネイターとも別け隔てなく接する彼女の存在がキラの支えとなった。砂漠地帯を抜けたアークエンジェルはアスラン達の追撃を受けつつも、なんとか[[オーブ連合首長国|オーブ]]に入港ししばしの休息を得た。この際アークエンジェルの動向確認のため潜入したアスランと偶然再会し、かつての友情を忘れていないことを伝えた。オーブでは両親と出会うこともできたが、「なぜ自分をコーディネイターにしたのか」と辛く当たってしまう事を恐れ、出港直前にガラス越しでお互いの姿を確認したのみで、直接会話することはなかった。この頃からサイを裏切った自責の念等からフレイとは一定の距離を置くようになり、最終的には破局することになった。
  −
 
  −
オーブを出港したアークエンジェルは、待ち伏せしていたザラ隊の急襲を受ける。ストライクの性能を駆使しアスランを追い詰め撤退を求めるが、そこにアスランの同僚である[[ニコル・アマルフィ]]の乗る[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]が割り込んだため、キラはとっさにこれを撃墜してしまう。この一件でアスランとの対立は決定的なものとなった。アスランの友人を手にかけたことと、ブリッツの撃破を喜ぶアークエンジェルクルーの板挟みになったキラは再び心を閉ざしていく。ニコルの仇討ちに燃えるアスランと対峙したキラだが、キラの援護に駆けつけた[[トール・ケーニヒ]]の[[スカイグラスパー]]が目の前でアスランに撃墜されたことでついに怒りを爆発させる。オーブ近海の小島で互いに[[S.E.E.D.]]を発現させた死闘は、ストライクに組み付いたイージスの自爆によって終結。アスランは脱出に成功したが、キラはMIA(戦闘中行方不明)とされ消息を絶った。出撃の直前に今までの行いを謝罪しようとしていたフレイに呼び止められたが、「後で帰ってから」と言い残し出撃し行方不明となった。フレイもその後ザフトの捕虜を経て[[ドミニオン]]のクルーとなったため、結果的にこれがフレイと最後の会話となってしまった。
  −
 
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しかしキラは偶然付近にいた[[ロウ・ギュール]]によって救出され、同じ島で孤児院を営んでいた[[マルキオ|マルキオ導師]]の計らいでプラントに運ばれていた。クライン邸で目覚めたキラは「自分が本当は何と戦わなくてはならなかったのか」と考えるようになり、さらにラクスやマルキオ導師の言葉を受け、これまでのような受動的な戦いではなく「戦争を止めるため」戦うことを決意。ラクスの手引きによりザフトの最新鋭機[[フリーダムガンダム|フリーダム]]を受け取ると、事前にザフトのオペレーション・スピットブレイクの目標がアークエンジェルの入港している[[アラスカ基地]]になったことを知らされていたため、単身アラスカへ直行。撃沈寸前だったアークエンジェルの窮地を救い、その後は地球連合にもザフトにも属さない第三勢力として戦い抜くことを決意した。この頃からキラは「コクピットを極力避け、武装やエンジンだけを狙い戦闘力を奪う」戦い方を行うようになる。
  −
 
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どの軍にも属さず孤立したアークエンジェルは再びオーブに身を寄せ支援を受けるが、マスドライバーの譲渡を求め地球軍が侵攻を開始し、オーブを守るためキラはフリーダムで出撃。地球軍の新型モビルスーツ[[カラミティガンダム|カラミティ]]、[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]、[[レイダーガンダム|レイダー]]の猛攻により一時は撃墜寸前まで追い詰められるが、アスランが新型機[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]に乗って救援したことで難を逃れる。3機のガンダムを撃退した後、話し合いの末にキラはアスランとついに和解する。
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オーブの理念を託され宇宙に上がったキラは[[アークエンジェル]]、[[クサナギ]]、さらにラクスやバルトフェルドの乗せザフトを脱走した戦艦[[エターナル]]で構成された第三勢力[[三隻同盟]]の中心を担うこととなった。オーブの脱出時にウズミから自身とカガリがきょうだい(どちらが兄か弟、姉か妹かは不明だがカガリは自身が姉と主張している)である事を知らされる。さらにかつてコーディネイターの研究が行われていたコロニー・[[メンデル]]において[[ラウ・ル・クルーゼ]]から、自身が人工子宮を使って生まれた「[[スーパーコーディネイター]]」であり、多くの兄弟の犠牲や[[カナード・パルス|失敗]]の果てに生まれた唯一の成功体であるという事実を知らされる。
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地球連合とプラントとの最終決戦において、これまでの戦いを仕組んでいた黒幕が[[ラウ・ル・クルーゼ]]であることを知る。クルーゼの乗る[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の放ったビームによって、戦場で再び会えたフレイを目の前で失うが、「守りたい世界」のため、世界への憎しみに囚われたクルーゼと戦い、ついに討ち果たす。フリーダムは半壊したものの、キラ自身はアスランやカガリに救出され、無事に生還した。
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終戦後はラクスと共にオーブに渡り、マルキオ導師の営む孤児院でラクスや子供達とともに生活していた。
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=== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ===
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終戦から2年間、彼自身があまりにも多くの戦いに身を置きすぎたことと、戦争によって身寄りのない子どもたちのためになりたいという思いから、マルキオ導師の孤児院で子供達とひっそりと暮らしていた。
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しかしある日、[[アッシュ|ザフトの水陸両用MS]]に搭乗した特殊部隊にラクスが狙われたこと、さらにプラントでラクスの偽物[[ミーア・キャンベル]]を利用したプロパガンダ放送が行われている事を知り、[[パトリック・ザラ]]に代わりプラント最高評議会議長となった[[ギルバート・デュランダル]]が裏でラクス暗殺を企てていたのではという疑念を持ち始め、さらにオーブが大西洋連邦との同盟を結んだことで不穏な動きを見せ始めたことから、ラクスを守るため、オーブとザフトの戦闘を止めるために再びフリーダムに乗り戦場に出ることを決意した。
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ザフトの新造艦[[ミネルバ]]がオーブに寄港した際、オノゴロ島の慰霊碑にて[[シン・アスカ]]と初めて出会っているが、この時はお互いの名前や正体を知ることはなかった。
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ザフトに復隊していたアスランとは再び対立し、介入行動を止めてオーブに戻るように説得されるが、デュランダルへの不信が拭えないこと、さらにアスランがカガリを置いてザフトに戻ったことに対して憤りを感じ、最終的にアスランの乗っていた[[セイバーガンダム|セイバー]]を戦闘不能になるまで破壊する。
  −
 
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地球連合軍がベルリンに侵攻、[[デストロイガンダム|デストロイ]]を使用し無差別虐殺を行った際にはザフトと協力してこれを迎撃。この際にデストロイの護衛として出撃していた[[ネオ・ロアノーク]]に違和感を覚え、コクピットを避けて撃墜しアークエンジェルに回収させている。一時は[[シン・アスカ]]がデストロイのパイロット[[ステラ・ルーシェ]]への説得に成功し攻撃が止まるが、ネオを撃墜したフリーダムがステラの視界に入ったことで再び暴走。市民への被害を食い止めるためにやむを得ずデストロイを撃破するが、シンの想い人であったステラを殺したパイロットとしてシンの怒りを買うこととなった。
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その後、アークエンジェルとフリーダムはデュランダル議長によってプラントに対する危険因子と判断され、アークエンジェル撃沈を目標としたエンジェルダウン作戦が発動、ミネルバが討伐にあたった。アークエンジェルの護衛のため出撃するが、「コクピットを狙わない」というフリーダムの戦法を研究しシミュレーションしていたシンの[[フォースインパルスガンダム|インパルス]]の猛攻を受ける。やむを得ずコクピットを狙った攻撃を行うもこれも回避され、最終的にはシールドごとインパルスの対艦刀に機体を貫かれフリーダムは大破した。
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しかし撃墜寸前に核エンジンの原子炉を閉鎖していたため核爆発は免れ、機体は戦闘不能となったもののキラ自身は軽症で済んでいた。フリーダムという力を失い、守りたいものを守れない事に意気消沈するが、宇宙に上がっていたラクスがザフトの攻撃を受けてることを知りカガリの[[ストライクルージュ]]を借用し、自身も再び宇宙へ上がる。
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[[エターナル]]と合流したキラはストライクルージュに被弾を受けながら辛くも収容されラクスと再会。新たな機体[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]を受け取り、エターナルを襲撃した25機のモビルスーツ、および複数のナスカ級戦艦を一瞬のうちに戦闘不能とした。直後ザフトが[[ロゴス]]の代表[[ロード・ジブリール]]を匿っていたオーブに侵攻したため、オーブ市街への被害を食い止めるべくラクスと共に地球へ降下。ラクスから[[インフィニットジャスティスガンダム|インフィニットジャスティス]]を受け取ったアスランと協力し、シンの[[デスティニーガンダム|デスティニー]]、[[レイ・ザ・バレル]]の[[レジェンドガンダム|レジェンド]]を退けた。
  −
しばらくしてデュランダルが[[デスティニー・プラン]]を発表するが、遺伝子によって全てを統制しようとする思想、さらにデュランダルがプランに反対する国家を武力によって弾圧したため、キラやオーブはこのプランに真っ向から反対する。
  −
最終的には二度目となる地球連合とプラントの戦いに介入し、議長とプランを守るために出撃した[[レイ・ザ・バレル]]を撃破。最後は[[メサイア]]に突入してデュランダルと対峙、デスティニー・プランに対して「苦しんででも自分の手で選びとる未来」を主張した。
  −
 
  −
その後は再び地球に戻り、アスランの立ち会いのもと[[シン・アスカ]]と和解し、共に戦っていくことを誓う。キラはその後ラクスを守るためザフトに入隊したが、停戦後はザフトにも階級制が導入されたことから、キラにはオーブ時代から引き続き准将の階級が与えられ、ザフトの軍人として新たに白服が与えられている。
  −
 
  −
「DESTINY」では前作に続いて極めて多くのファンがついている。
  −
「DESTINY」の「三人の主人公」という構成から、キラは他者との対比として「周囲の思惑と関係なく、自分が思うように生きればいい」というポジションにある。対してアスランは自分が正しいことをしようと思いつつも周囲に悩み、シンは自分の考えをデュランダル議長に依存してしまっている。これは善悪ではなく、三者の違いを明確にしただけに過ぎない。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:[[ザフト軍]]のヘリオポリス襲撃の際に友達を守る為、やむなく[[ストライクガンダム|ストライク]]に搭乗。なし崩し的にパイロットとなり、[[地球連合軍]]に属する事に。そのせいでコーディネイターであるにもかかわらず同胞達のいるザフト軍と戦わなければならない苦悩を抱える。
+
:初登場作品。[[ザフト軍]]のヘリオポリス襲撃の際に友達を守る為、やむなく[[ストライクガンダム|ストライク]]に搭乗。なし崩し的にパイロットとなり、[[地球連合軍]]に属するが、コーディネイターとして友軍から差別意識を向けられながら、アスランとその同胞であるザフトと戦わなければならない苦悩を抱えていた。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:序盤は登場しなかったが、再登場後は主人公の一人として活躍し、中盤以降は主に彼を中心として物語が進行していった。
+
:当初はオーブで隠棲生活を送っていたが、その後主人公の一人として活躍。中盤以降は主に彼を軸として物語が進行していった。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]
:
+
:再びメインの主人公として据えられた。『DESTINY』ではやや達観した様子を見せていたが、本作ではラクスとの関係が明確化され、自分から弱さを吐露するなど、人間味のある一面が強調されている。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 主要人物 ===
 
=== 主要人物 ===
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:幼馴染の親友だったが、ヘリオポリスでの再会後は敵として戦う羽目になる。しかし[[オーブ解放作戦]]以降は味方として共闘する。SEEDシリーズ屈指の苦労人。
+
:幼馴染の親友だったが、ヘリオポリスでの再会後は敵として戦う羽目になる。しかし[[オーブ解放作戦]]以降は和解し、共に戦う仲間となる。
 
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
 
:アスランの許嫁だったが、初対面の時にアスランを知る者同士でアスランと戦う事の苦悩を打ち明け慰められた。後にプラントで再会し相思相愛に発展。
 
:アスランの許嫁だったが、初対面の時にアスランを知る者同士でアスランと戦う事の苦悩を打ち明け慰められた。後にプラントで再会し相思相愛に発展。
108行目: 72行目:  
:[[ヘリオポリス]]以来、共に戦い続けている。キラにとっては最も付き合いの長い戦友の一人。後のユニウス戦役においても、[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]、[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]達と共にキラを支え続けた。
 
:[[ヘリオポリス]]以来、共に戦い続けている。キラにとっては最も付き合いの長い戦友の一人。後のユニウス戦役においても、[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]、[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]達と共にキラを支え続けた。
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
:兄貴分となる。DESTINYではムウとしての記憶を失っていたが、最終決戦において記憶を取り戻した。
+
:ヘリオポリスから共に戦う兄貴分。『DESTINY』ではムウとしての記憶を失っていたが、最終決戦において記憶を取り戻した。
    
=== 両親 ===
 
=== 両親 ===
;[[カリダ・ヤマト]]<br />[[ハルマ・ヤマト]]
+
;[[カリダ・ヤマト]] / [[ハルマ・ヤマト]]
 
:育ての親。
 
:育ての親。
;[[ユーレン・ヒビキ]]<br />[[ヴィア・ヒビキ]]
+
;[[ユーレン・ヒビキ]] / [[ヴィア・ヒビキ]]
 
:実の親。ブルーコスモスの襲撃で死亡したとされているが、詳細は不明。
 
:実の親。ブルーコスモスの襲撃で死亡したとされているが、詳細は不明。
    
=== 友人 ===
 
=== 友人 ===
 
;[[サイ・アーガイル]]
 
;[[サイ・アーガイル]]
:友人。フレイの一件でギクシャクするが後に和解する。
+
:友人。フレイの一件で不和が生じるが、後に和解する。
 
;[[フレイ・アルスター]]
 
;[[フレイ・アルスター]]
 
:当初から好意を持っていたが、サイの婚約者と言う事やコーディネイターが嫌いと言う事もあって、仲が発展するどころか彼女の感情的になった時の心無い言動に傷つく事も多かった。アークエンジェルが地球へ降下した頃、彼女の復讐の為に利用されて誘惑に負け肉体関係を持ってしまう。後に過ちに気が付き謝罪しようとしたが叶わなかった。
 
:当初から好意を持っていたが、サイの婚約者と言う事やコーディネイターが嫌いと言う事もあって、仲が発展するどころか彼女の感情的になった時の心無い言動に傷つく事も多かった。アークエンジェルが地球へ降下した頃、彼女の復讐の為に利用されて誘惑に負け肉体関係を持ってしまう。後に過ちに気が付き謝罪しようとしたが叶わなかった。
;[[ミリアリア・ハウ]]<br />[[トール・ケーニヒ]]<br />[[カズイ・バスカーク]]
+
;[[ミリアリア・ハウ]] / [[トール・ケーニヒ]] / [[カズイ・バスカーク]]
 
:ヘリオポリスで出来た友人。3人ともコーディネイターへの差別感情はなかったが、カズイは少なからず負い目、引け目を感じていた。
 
:ヘリオポリスで出来た友人。3人ともコーディネイターへの差別感情はなかったが、カズイは少なからず負い目、引け目を感じていた。
   142行目: 106行目:  
:アスランの親友でブリッツのパイロット。図らずも彼を手にかけてしまった事から、一度、アスランとの対立関係が決定的なものとなってしまう。
 
:アスランの親友でブリッツのパイロット。図らずも彼を手にかけてしまった事から、一度、アスランとの対立関係が決定的なものとなってしまう。
 
;[[アンドリュー・バルトフェルド]]
 
;[[アンドリュー・バルトフェルド]]
:敵ではあったが、キラに強い影響を与えた。後に共に戦う事になる。
+
:アフリカで出会ったザフト軍指揮官。敵でありながらその言動はキラに強い影響を与え、後に共に戦う事になる。
 
;[[シン・アスカ]]
 
;[[シン・アスカ]]
:一度はオーブで互いの事を知らずに会う事になる。後に敵対するが最後には和解する。
+
:一度はオーブで互いの事を知らずに会う事になる。後に敵対するが最後には和解。コンパスではキラの部下として活躍する。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
:ラウ・ル・クルーゼと同じクローンで、クルーゼとしてキラと対峙するが…。
 
:ラウ・ル・クルーゼと同じクローンで、クルーゼとしてキラと対峙するが…。
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
:ラクスの暗殺に関わっているかも知れないとして信用をする事はなく、後に敵対する。
+
:第2次大戦時のプラント評議会議長。ラクスの暗殺に関わっているかも知れないとして信用をする事はなく、後に敵対する。
 
;[[ミーア・キャンベル]]
 
;[[ミーア・キャンベル]]
 
:ラクスの替え玉としてデュランダルに利用された。後にラクスと和解するも、暗殺者からラクス達を庇って死亡する。
 
:ラクスの替え玉としてデュランダルに利用された。後にラクスと和解するも、暗殺者からラクス達を庇って死亡する。
210行目: 174行目:  
:ちなみにこの放送を見たシュラは脂汗をかいていた。
 
:ちなみにこの放送を見たシュラは脂汗をかいていた。
 
;「僕は自分の手で、未来を選ぶ!」
 
;「僕は自分の手で、未来を選ぶ!」
:最終決戦にて放った言葉公開記念予告でも使われている。
+
:最終決戦にて、オルフェに対して最後に放った言葉。
    
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
<!-- :[[機体名]]:説明 -->
  −
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
   
=== 搭乗機体 ===
 
=== 搭乗機体 ===
;[[ストライクガンダム]]<br />[[エールストライクガンダム]]<br />[[ソードストライクガンダム]]<br />[[ランチャーストライクガンダム]]
+
;[[ストライクガンダム]] / [[エールストライクガンダム]] / [[ソードストライクガンダム]] / [[ランチャーストライクガンダム]]
:最初の愛機。
+
:当初の搭乗機。初登場時に不完全なOSを修正した結果、キラ以外に乗れない機体となってしまい、専属パイロットとなる。キラがアスランに撃墜された後はオーブが改修し、ナチュラル用OSを搭載してムウの機体として運用された。
 
;[[フリーダムガンダム]]
 
;[[フリーダムガンダム]]
:2番目の愛機。
+
:ザフトが開発した[[核エンジン]]搭載機。ラクスに託され、以降愛機となる。第1次大戦で一度は大破するが、その後修復を受けて第2次大戦でも使用されたが、シンの手によって撃墜された。
 
;[[ストライクフリーダムガンダム]]
 
;[[ストライクフリーダムガンダム]]
:3番目の愛機。
+
:フリーダムを失った後、ラクスから託されたフリーダムの後継機。
 
;[[ストライクルージュ]] / [[ストライクルージュ オオトリ装備]]
 
;[[ストライクルージュ]] / [[ストライクルージュ オオトリ装備]]
 
:『DESTINY』で[[エターナル]]の救援へ向かう際に搭乗。HDリマスター版では後者に変更された。OSの設定等がかつてのストライクと同じように調整されている。
 
:『DESTINY』で[[エターナル]]の救援へ向かう際に搭乗。HDリマスター版では後者に変更された。OSの設定等がかつてのストライクと同じように調整されている。
;[[ライジングフリーダムガンダム]] / [[ストライクフリーダムガンダム弐式]] / [[マイティーストライクフリーダムガンダム|マイティストライクフリーダムガンダム]]
+
;[[ライジングフリーダムガンダム]] / [[ストライクフリーダムガンダム弐式]] / [[マイティーストライクフリーダムガンダム]]
 
:『SEED FREEDOM』での搭乗機。
 
:『SEED FREEDOM』での搭乗機。
   −
=== キラが関わった機体 ===
+
=== 関連機体 ===
 
;[[M1アストレイ]]
 
;[[M1アストレイ]]
 
:完成に程遠いナチュラル用OSを実用化レベルまで改良した。
 
:完成に程遠いナチュラル用OSを実用化レベルまで改良した。
238行目: 200行目:  
<amazon>B000BUMENK</amazon>
 
<amazon>B000BUMENK</amazon>
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== 資料リンク ==
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<!-- == 資料リンク == -->
 
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