「ペーネロペー」を編集中
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| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] | | 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] | ||
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| 型式番号 = RX-104FF | | 型式番号 = RX-104FF | ||
| 頭頂高 = 26.0m | | 頭頂高 = 26.0m | ||
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| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]] | | 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]] | ||
| センサー有効半径 = 32,000m | | センサー有効半径 = 32,000m | ||
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| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]] | | 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]] | ||
| 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | | 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[ガンダムタイプ|ガンダム]]開発20周年を記念して開発した[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[オデュッセウスガンダム]]にフィックスド・フライト・ユニットを追加した姿で、第5世代[[MS]] | + | [[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[ガンダムタイプ|ガンダム]]開発20周年を記念して開発した[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[オデュッセウスガンダム]]にフィックスド・フライト・ユニットを追加した姿で、第5世代[[MS]]に分類される。「ペーネロペー」はオデュッセウスの妻のペネロペから取られたものであり、フィックスド・フライト・ユニットのコードネームとして付けられたのだが、このユニットを装着した状態のオデュッセウスガンダムもこの名で呼ばれる。型式番号の「FF」は「'''F'''ixed '''F'''light unit」の意。 |
− | + | フィックスド・フライト・ユニットはオデュッセウスガンダムと合体していない状態でも単体での運用が可能とされ、[[ジオン軍|旧ジオン軍]]の[[モビルアーマー]]を想起させる外見となっている。合体時の機体サイズは30m級と標準的な機体より一回り大型化し、FFユニットの装備によって飛行能力が付与されるのみならず、バルカン砲やビーム・サーベル、ファンネル・ミサイル等の武装によって火力も増強される。 | |
− | これまで艦艇や[[モビルアーマー]]等といった大型機にしか採用できなかった[[ミノフスキークラフト]] | + | これまで艦艇や[[モビルアーマー]]等といった大型機にしか採用できなかった[[ミノフスキークラフト]]をMSでは初めて搭載した機体であり、肩部や背部、脚部の追加パーツに高出力の物を内蔵している。これにビーム・バリアを併用する事で音速飛行が可能となり、[[サブ・フライト・システム]]に頼る事無く空中戦を行える。ただし本機の場合は兄弟機である[[Ξガンダム]]と異なり、音速飛行時にはフライト・フォームへと変形する必要がある。この時、頭部の上方と胸部にある追加パーツが閉じる事で頭部が隠れ、メインカメラの機能が胸部パーツに内蔵されたモノアイへ移行する。また、頭部上方のパーツにはメインセンサーとマルチセンサーが搭載されている<ref>他にも[[サイコミュシステム]]も搭載されていると思われるが、こちらは本体部とフライト・ユニットのどちらにあるかは不明。</ref>。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] | + | ;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] |
− | :初登場作品。パイロットは[[レーン・エイム]]。連邦軍の[[キンバレー部隊]]([[キルケー部隊]])へと配備され、インドネシアで[[マフティー・ナビーユ・エリン]]の[[Ξガンダム]]と戦うものの敗北。その後[[アデレード]]で再戦し劣勢に立たされるも、[[ケネス・スレッグ]]の作戦で会議場の周辺に設置されていたビーム・バリアに相手をおびき寄せて擱座させる事に成功した。 | + | :初登場作品。パイロットは[[レーン・エイム]]。連邦軍の[[キンバレー部隊]]([[キルケー部隊]])へと配備され、インドネシアで[[マフティー・ナビーユ・エリン]]の[[Ξガンダム]]と戦うものの敗北。その後[[アデレード]]で再戦し劣勢に立たされるも、[[ケネス・スレッグ]]の作戦で会議場の周辺に設置されていたビーム・バリアに相手をおびき寄せて擱座させる事に成功した。 |
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ||
− | : | + | :『閃ハサ』が初参戦した『F』で初登場。上述の通り、森木氏によってゲーム用にリデザインされている。 |
;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR | ;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR | ||
− | : | + | :他のアナハイム製ガンダムと共に掲載されている。また、素体の機体の名称に「オデュッセウスガンダム」、FFユニット以外の追加装備にアルゴスユニット (文字設定のみ)が設定された。当初は「設計思想そのものに[[ガンダムタイプ]][[MS]]の名残を残している」という設定であり、ガンダムタイプに分類される機体かどうかは不明瞭であったが、その後『GジェネF』に『閃光のハサウェイ』が参戦した際、「オデュッセウスガンダムにフライト・ユニットを装着した状態」という設定でリデザインされた事で明確にガンダムタイプとなった(小説用デザイン、リデザイン共に森木氏が担当)。 |
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
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;ビーム・バリアー | ;ビーム・バリアー | ||
:ミサイルやビームなどを防ぐビームのバリアー。<br/>音速飛行時には進行方向に展開され、空気抵抗を減らす役割を持つが本機の物は完成度が低く、音速飛行するにはバリアーの展開に加え、機体をフライト・フォームへと変形させる必要がある。 | :ミサイルやビームなどを防ぐビームのバリアー。<br/>音速飛行時には進行方向に展開され、空気抵抗を減らす役割を持つが本機の物は完成度が低く、音速飛行するにはバリアーの展開に加え、機体をフライト・フォームへと変形させる必要がある。 | ||
;変形 | ;変形 | ||
− | : | + | :フライト・フォームに変形可能。音速飛行時に必須となる機構。 |
;分離 / 換装 | ;分離 / 換装 | ||
:フライトユニットを分離・換装する事が可能。<br/>装備を分離・換装する事が可能。オデュッセウスガンダムにはFFユニットの他、アルゴスユニットと呼ばれる装備も用意されている。 | :フライトユニットを分離・換装する事が可能。<br/>装備を分離・換装する事が可能。オデュッセウスガンダムにはFFユニットの他、アルゴスユニットと呼ばれる装備も用意されている。 | ||
− | |||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
==== 標準武装 ==== | ==== 標準武装 ==== | ||
− | ; | + | ;ビーム・ライフル |
− | : | + | :携行式のビーム砲。銃身の下部 (トリガー前方)と後端部に異なる形状のエネルギーパックが計2つ装着されている。 |
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;コンポジット・ウェポン・ユニット | ;コンポジット・ウェポン・ユニット | ||
:ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。 | :ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。 | ||
− | :; | + | :;ビーム・サーベル |
::両腕部にあるコンポジット・ウェポン・ユニットの前部に1基ずつ、計2基を内蔵している。 | ::両腕部にあるコンポジット・ウェポン・ユニットの前部に1基ずつ、計2基を内蔵している。 | ||
:;メガ粒子砲 | :;メガ粒子砲 | ||
72行目: | 63行目: | ||
::コンポジット・ウェポン・ユニットの両側面に4発ずつ、計32発を格納している。 | ::コンポジット・ウェポン・ユニットの両側面に4発ずつ、計32発を格納している。 | ||
;サンド・バレル | ;サンド・バレル | ||
− | : | + | :散弾を発射する武器。カレンダー「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」で設定され、一部ゲーム作品に登場している。 |
==== FFユニット側 ==== | ==== FFユニット側 ==== | ||
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;ビーム・サーベル | ;ビーム・サーベル | ||
:両肩部に1本ずつ装備。納刀時にはビーム・バルカンとして機能する。なお、小説版デザインではファンネルミサイルラックとして設定されている。 | :両肩部に1本ずつ装備。納刀時にはビーム・バルカンとして機能する。なお、小説版デザインではファンネルミサイルラックとして設定されている。 | ||
− | :; | + | :;ビーム・バルカン (メガ粒子砲) |
::両肩部のビーム・サーベルはビーム・バルカンとしても使用可能。砲身の可動範囲がかなり広く、様々な方向に発射可能。<br/>資料によっては「メガ粒子砲」とも表記されるが、森木氏のリデザイン後の設定画ではビーム・バルカンとされている。 | ::両肩部のビーム・サーベルはビーム・バルカンとしても使用可能。砲身の可動範囲がかなり広く、様々な方向に発射可能。<br/>資料によっては「メガ粒子砲」とも表記されるが、森木氏のリデザイン後の設定画ではビーム・バルカンとされている。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ファンネル・ミサイル]] |
:両肩部アーマーに各9発、腰部フロントスカートに16発の計34発を格納している。サイコミュによって無線誘導される特殊なミサイルであり、大気圏内でも問題なく使用可能。通常のファンネルと違ってビーム砲は内蔵されておらず、それ自体が相手に突撃して破壊する。 | :両肩部アーマーに各9発、腰部フロントスカートに16発の計34発を格納している。サイコミュによって無線誘導される特殊なミサイルであり、大気圏内でも問題なく使用可能。通常のファンネルと違ってビーム砲は内蔵されておらず、それ自体が相手に突撃して破壊する。 | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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;[[オデュッセウスガンダム]] | ;[[オデュッセウスガンダム]] | ||
:素体。FFユニットの装着に対応する為、足の付根と肩部が伸長する機構が存在する。 | :素体。FFユニットの装着に対応する為、足の付根と肩部が伸長する機構が存在する。 | ||
;[[Ξガンダム]] | ;[[Ξガンダム]] | ||
− | : | + | :同時期に開発が行われた兄弟機。完成はペーネロペーが先だが、第5世代MSとしての完成度はΞガンダムが勝っており、音速飛行時に機体を変形させる必要がなくなっている。 |
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;[[クシャトリヤ・リペアード]] | ;[[クシャトリヤ・リペアード]] | ||
:ファンネル・ミサイルと同じ原理の武器である「改造ファンネル」を装備している。こちらはシュツルム・ファウストの弾頭をファンネルに接合した物。 | :ファンネル・ミサイルと同じ原理の武器である「改造ファンネル」を装備している。こちらはシュツルム・ファウストの弾頭をファンネルに接合した物。 | ||
;[[νガンダムHWS装備型]] | ;[[νガンダムHWS装備型]] | ||
:ファンネル・ミサイルはこの機体に搭載しようとして断念された「サイコミュ・グレネード」の研究成果であると言われている。 | :ファンネル・ミサイルはこの機体に搭載しようとして断念された「サイコミュ・グレネード」の研究成果であると言われている。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *劇場版『閃光のハサウェイ』公開に先駆けて発売された[[HGUC]] | + | *劇場版『閃光のハサウェイ』公開に先駆けて発売された[[HGUC]]にはおまけとして小説版で存在した胸部ダクトのパーツが付属しており、ダクトの有無を選択可能となっている。 |
− | * | + | *劇場版『閃光のハサウェイ』の描き下ろしイメージビジュアルに本機の姿が大きく描かれているが、[[ガンプラ]]「HGUC 1/144 ペーネロペー」のモデリングをそのまま参考にしてしまったためか、FFユニットの胸部パーツ底部にプラモデルと同じ肉抜き穴が見られる。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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