「ガンプラ」を編集中
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== 主なガンプラのグレード == | == 主なガンプラのグレード == | ||
ブーム全盛期には多種多様なガンプラが開発・発売されていたが、2020年現在は | ブーム全盛期には多種多様なガンプラが開発・発売されていたが、2020年現在は | ||
− | * | + | *入門層向けの「HG」 |
*中~上級者向けの「MG」 | *中~上級者向けの「MG」 | ||
*「究極」を目指した「PG」 | *「究極」を目指した「PG」 | ||
*「リアル」を追求した「RG」 | *「リアル」を追求した「RG」 | ||
− | |||
*低年齢層向けの「BB戦士」 | *低年齢層向けの「BB戦士」 | ||
− | + | の5種類をメインに展開している。 | |
=== 旧シリーズ === | === 旧シリーズ === | ||
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ガンプラ10周年記念企画として1990年に登場。1/100スケールや1/550スケールのHGモデルが過去に発売されていたが、現在は1/144スケール<ref>大抵のモビルスーツの基本サイズである18mを国際スケールに基づきインチ(約709インチ)に置き換えてから144で割ると、約5インチと分かりやすい値となる</ref>、カトキハジメ氏による監修等共通のフォーマットを備えている「[[HGUC]]」と、「[[機動戦士ガンダムSEED]]」以降の作品のプラモデルで採用された「HG ○○」(○○の中にはSEED、00等各作品の英語タイトルまたは副題が入る)が主流。多色成形のパーツとシールにより「塗装をしなくても完成する」手軽さが売りになっている。 | ガンプラ10周年記念企画として1990年に登場。1/100スケールや1/550スケールのHGモデルが過去に発売されていたが、現在は1/144スケール<ref>大抵のモビルスーツの基本サイズである18mを国際スケールに基づきインチ(約709インチ)に置き換えてから144で割ると、約5インチと分かりやすい値となる</ref>、カトキハジメ氏による監修等共通のフォーマットを備えている「[[HGUC]]」と、「[[機動戦士ガンダムSEED]]」以降の作品のプラモデルで採用された「HG ○○」(○○の中にはSEED、00等各作品の英語タイトルまたは副題が入る)が主流。多色成形のパーツとシールにより「塗装をしなくても完成する」手軽さが売りになっている。 | ||
− | 通常の20m級MSの他にも、[[サイコガンダム]]や[[フリーダムガンダム (ミーティア)|ミーティア]]、[[ネオ・ジオング]]のような大型の機体もモデル化されており、[[ガンダム試作3号機]] | + | 通常の20m級MSの他にも、[[サイコガンダム]]や[[フリーダムガンダム (ミーティア)|ミーティア]]、[[ネオ・ジオング]]のような大型の機体もモデル化されており、[[ガンダム試作3号機]]のキットに至っては全長1メートル、お値段28,000円(税抜き)という超ド級モデルである。 |
また、差し替えで変形機構を再現した[[可変モビルスーツ]]も数多くモデル化されており、完全変形にこだわらなければ手を出しても損はないだろう<ref>中には完全変形が可能なモデルも存在する。</ref>。 | また、差し替えで変形機構を再現した[[可変モビルスーツ]]も数多くモデル化されており、完全変形にこだわらなければ手を出しても損はないだろう<ref>中には完全変形が可能なモデルも存在する。</ref>。 | ||
− | 「Figma (フィグマ)」「武装神姫 (ぶそうしんき)」等の他社製可動フィギュアと大きさがほぼ同じであるため、これらの改造用パーツとして用いられる事も多い。 | + | 「Figma(フィグマ)」「武装神姫(ぶそうしんき)」等の他社製可動フィギュアと大きさがほぼ同じであるため、これらの改造用パーツとして用いられる事も多い。 |
;ハイグレード種別 | ;ハイグレード種別 | ||
*HGUC:[[宇宙世紀]]作品(1st~V。THE ORIGINやサンダーボルト等の[[アナザー宇宙世紀]]作品は除く) | *HGUC:[[宇宙世紀]]作品(1st~V。THE ORIGINやサンダーボルト等の[[アナザー宇宙世紀]]作品は除く) | ||
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*HG GUNDAM ○○またはHG ○○:SEED、00、AGE、THE ORIGIN、鉄血、ビルドシリーズなど多数 | *HG GUNDAM ○○またはHG ○○:SEED、00、AGE、THE ORIGIN、鉄血、ビルドシリーズなど多数 | ||
− | === [[MG]] (マスターグレード) === | + | === [[MG]](マスターグレード) === |
ガンプラ15周年記念企画として1995年に登場。スケールは1/100。HGが普及品の位置づけとすれば、MGは「こだわった高級品」というコンセプトのシリーズであり、内部フレームの再現、合わせ目の出にくい構造等、HGに比べ高い完成度を持っている。 | ガンプラ15周年記念企画として1995年に登場。スケールは1/100。HGが普及品の位置づけとすれば、MGは「こだわった高級品」というコンセプトのシリーズであり、内部フレームの再現、合わせ目の出にくい構造等、HGに比べ高い完成度を持っている。 | ||
当初は「究極のガンプラを作る!」というコンセプトの元、「最高グレードのガンプラ」という位置づけだったが、後にPGの登場により変更され、多くの機種がラインナップされる事となった。 | 当初は「究極のガンプラを作る!」というコンセプトの元、「最高グレードのガンプラ」という位置づけだったが、後にPGの登場により変更され、多くの機種がラインナップされる事となった。 | ||
− | === PG (パーフェクトグレード) === | + | === PG(パーフェクトグレード) === |
ガンプラ20周年記念企画として2000年に登場。スケールは1/60。 | ガンプラ20周年記念企画として2000年に登場。スケールは1/60。 | ||
ディテールや可動性にこだわった「究極のガンプラ」を目指したシリーズで、特に人気の高い主役機中心の展開になっている。一方で大型キットでパーツ数も多いことから、値段も2万円前後の高級モデルといった趣が強く、中には[[フェネクス|PS4の新品本体より高額のキット]]も存在する。 | ディテールや可動性にこだわった「究極のガンプラ」を目指したシリーズで、特に人気の高い主役機中心の展開になっている。一方で大型キットでパーツ数も多いことから、値段も2万円前後の高級モデルといった趣が強く、中には[[フェネクス|PS4の新品本体より高額のキット]]も存在する。 | ||
− | === RG (リアルグレード) === | + | === RG(リアルグレード) === |
ガンプラ30周年記念企画として2010年に登場。スケールは1/144。MGやPGで培われた様々な技術の集大成として、各部にシリーズコンセプトである「リアル」を求める工夫が施されている。 | ガンプラ30周年記念企画として2010年に登場。スケールは1/144。MGやPGで培われた様々な技術の集大成として、各部にシリーズコンセプトである「リアル」を求める工夫が施されている。 | ||
組立においては多色形成技術を活用した「アドバンスドMSジョイント」を使い内部のフレームに装甲をはめていく実際の構造設定に近い設計がされており、各関節はガンプラの中でも最大級の可動域を実現している。 | 組立においては多色形成技術を活用した「アドバンスドMSジョイント」を使い内部のフレームに装甲をはめていく実際の構造設定に近い設計がされており、各関節はガンプラの中でも最大級の可動域を実現している。 | ||
− | === | + | === BB戦士(びーびーせんし) === |
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いわゆる「[[SDガンダム]]」を対象としたノンスケールのガンプラシリーズ。名称は当初スプリングを利用してBB弾を発射するギミックが存在していた事に由来する。 | いわゆる「[[SDガンダム]]」を対象としたノンスケールのガンプラシリーズ。名称は当初スプリングを利用してBB弾を発射するギミックが存在していた事に由来する。 | ||
72行目: | 68行目: | ||
;AG(アドバンスドグレード) | ;AG(アドバンスドグレード) | ||
:2011年~2012年に発売された『AGE』のガンプラシリーズ。所謂AGE版FGであるが、一番の特徴としては当時おもちゃ売り場などで稼動していたアーケードゲーム「機動戦士ガンダムAGE ゲイジング」と連動している事であり、組み立ての際に付属する専用ICチップ「ゲイジングチップ」を組み込む事で、ゲーム筐体がICチップを認識し、プレイヤー機体として使う事が出来るようになる。 | :2011年~2012年に発売された『AGE』のガンプラシリーズ。所謂AGE版FGであるが、一番の特徴としては当時おもちゃ売り場などで稼動していたアーケードゲーム「機動戦士ガンダムAGE ゲイジング」と連動している事であり、組み立ての際に付属する専用ICチップ「ゲイジングチップ」を組み込む事で、ゲーム筐体がICチップを認識し、プレイヤー機体として使う事が出来るようになる。 | ||
− | ; | + | ;EG(エントリーグレード) |
− | :2011年にタイなどのアジア圏向けに発売された1/144スケールガンプラシリーズ。「ガンダム」「ストライクガンダム」「ガンダムエクシア」「ダブルオーガンダム」の4体が発売されており、パッケージの説明書きは日本語、ハングル語、中国語など多数の言語で表記されている。所謂海外版FGで、ストライクとエクシアは三色成形になった事以外はFG版とほぼ同一。<br/> | + | :2011年にタイなどのアジア圏向けに発売された1/144スケールガンプラシリーズ。「ガンダム」「ストライクガンダム」「ガンダムエクシア」「ダブルオーガンダム」の4体が発売されており、パッケージの説明書きは日本語、ハングル語、中国語など多数の言語で表記されている。所謂海外版FGで、ストライクとエクシアは三色成形になった事以外はFG版とほぼ同一。<br/>その後、2020年3月には国内においても初心者向けプラモデルのブランド名として用いられるようになった。さらに同年には同シリーズでのガンダムの発売が決定。シリーズの特徴である「ニッパー不要」「接着剤不要」「塗装不要」「シール不要」という4点がありながら造形・組立構造はHG並みであり、かつ価格は700円(税抜)と、破格の低価格となっている。 |
;[[RE/100]](リボーンワンハンドレッド) | ;[[RE/100]](リボーンワンハンドレッド) | ||
:1/100スケールで展開される、廉価版MG、あるいは1/100スケール版HGと呼べるシリーズ。MGとして展開するには商品価値の低い脇役・マイナー機体を中心に立体化されており、フレーム構造を廃し組み立てやすさと色分けの両立を行っている。 | :1/100スケールで展開される、廉価版MG、あるいは1/100スケール版HGと呼べるシリーズ。MGとして展開するには商品価値の低い脇役・マイナー機体を中心に立体化されており、フレーム構造を廃し組み立てやすさと色分けの両立を行っている。 | ||
;エコプラ | ;エコプラ | ||
:主にバンダイホビーセンターやガンダムEXPOなどのイベント会場で販売されている限定キット。ガンプラを製造する際に発生するプラスチック原料の未使用部分(スプルー)を再利用して製造されたエコロジーなキットで、パーツの成形色にムラが出ないよう黒い顔料が混ぜられているため、パーツが全て黒一色となっているのが特徴。HGとBB戦士の2種類が販売されており、パッケージは通常キットの物からモノクロ化されている。 | :主にバンダイホビーセンターやガンダムEXPOなどのイベント会場で販売されている限定キット。ガンプラを製造する際に発生するプラスチック原料の未使用部分(スプルー)を再利用して製造されたエコロジーなキットで、パーツの成形色にムラが出ないよう黒い顔料が混ぜられているため、パーツが全て黒一色となっているのが特徴。HGとBB戦士の2種類が販売されており、パッケージは通常キットの物からモノクロ化されている。 | ||
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== 関連作品と使われ方 == | == 関連作品と使われ方 == | ||
;[[プラモ狂四郎]] | ;[[プラモ狂四郎]] | ||
− | :クラフト団とやまと虹一によるプラモデルバトル漫画で、ガンプラを語る上では外せない作品。<br />この作品で登場した「[[パーフェクトガンダム]]」「[[ | + | :クラフト団とやまと虹一によるプラモデルバトル漫画で、ガンプラを語る上では外せない作品。<br />この作品で登場した「[[パーフェクトガンダム]]」「[[パーフェクトジオング]]」、「[[レッドウォーリア]]」は後にプラモ化され、ゲーム作品にも登場する。 |
;[[プラモウォーズ]] | ;[[プラモウォーズ]] | ||
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:2022年放送の深夜ドラマ。プラモデル女子をテーマにした作品であり、第1話では「ベストメカコレクション 1/144 量産型ザク」の制作・塗装が行われた。 | :2022年放送の深夜ドラマ。プラモデル女子をテーマにした作品であり、第1話では「ベストメカコレクション 1/144 量産型ザク」の制作・塗装が行われた。 | ||
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== 関連商品 == | == 関連商品 == | ||
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*[[ガンプラ開発真話]] | *[[ガンプラ開発真話]] | ||
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== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
*[https://p-bandai.jp/gundambase/ ガンダムベースオンラインショップ| プレミアムバンダイ公式通販] | *[https://p-bandai.jp/gundambase/ ガンダムベースオンラインショップ| プレミアムバンダイ公式通販] | ||
*[https://p-bandai.jp/hobby/ ホビーオンラインショップ| プレミアムバンダイ公式通販] | *[https://p-bandai.jp/hobby/ ホビーオンラインショップ| プレミアムバンダイ公式通販] | ||
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